🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2020/2/3～9］

2020年2月10日 06:09

TOP画像はマックのごはんバーガーです。
確かに夜ごはん感が出て美味しいのですが、松屋のシュクメルリ鍋定食同様に、付け合わせというかサイドメニューがポテトorサラダですし、いつもの感じで飲み物をコーラ等にすると…やはり食べ慣れたバンズ🍔の方が一体感はありますね。

📰プレスリリース

📰クックパッド、食ビジネス専門メディア「FoodClip」を提供開始〜食品業界のデジタルマーケティングに役立つトレンド配信〜

クックパッド株式会社は、食のマーケティング動向やトレンドを発信する専門メディア「FoodClip（フードクリップ）」を提供開始。食品業界のデジタルマーケティングをリードする食トレンドや、カスタマーサクセスなどの情報発信を行う。

📰タベルテクノロジーズ、『食の働き方改革』企業の問題を”食×テクノロジー”で解決するWEBメディア「Taberu Times」をローンチ

社員の健康に配慮した全く新しい社食サービス「green」、飲食店の手作りお弁当を会社にお届けする「greenデリバリー」は、企業の問題を”食×テクノロジー”で解決するWEBメディア「Taberu Times（タベルタイムズ）」をオープン。

今週は立て続けにフードメディアがローンチしました。
デジタルマーケティングやトレンド、フードテック関連を取り上げるということで、要チェックのメディアが増えましたね。
こういったメディアが増えるのは大歓迎ですが、そこに情報を取りに行くのが地味に大変なので、自分が普段触れている媒体にニュースが入ってくるようにしたいですね。
Taberu Timesはtwitter・facebook・RSSの３媒体が用意されていますが、FoodClipはメルマガしか無いので、せめてfacebookかRSSを用意しておいてほしいところです。

📰糖質97%オフの食事を548円から！フードデリバリーサービス「GOFOOD」２月５日よりサービス開始

フウド株式会社は、低糖質・高タンパク質のフードデリバリーサービス「GOFOOD（ゴーフード）」を開始。商品第一弾として、ネットで注文後、電子レンジで温めるだけで食べることができ、一般的なコンビニエンス弁当と比較して糖質97%以上オフの「ブロチキ」（ブロッコリー&チキン）を発売。

ブロッコリー＆チキンのデリバリーと言えばこちらが本家なイメージです。

それにしてもこの一品（SMLの３サイズ）だけで勝負するとはなかなかすごいですが、冷凍されていて一食からは注文ができないので、オンデマンドデリバリーというよりも定期配送のイメージですね。

🗾国内サイトの記事

🗾持ち帰り容器でアイデア募集　レストランの食べ残し―環境省

環境省はレストランの利用客が食べ残しを持ち帰る取り組みを促すため、親しみやすい容器の名称やデザインなどのアイデアを募集する。「食品ロス」を減らすため、農林水産省や消費者庁と連携して実施。近く募集を始め、夏ごろに入選者を発表する予定だ。

ドギーバッグの日本版を公募ということで、（なかなかハードル高いですが）公私共に使えるような汎用的なネーミングがいいですね。
もちろん本質的には食べきれる量だけ注文しよう、ということですが、特にビジネス上の会食やイベント等では量の調節がしづらく、足りないよりは余る方がいいだろうという心理が働いてしまいますね。
また、私自身の体験ですが、「焼き鳥を注文したら実は２本で１セットだったので想定量の２倍きてしまった、子供が途中からぐずって全く食べなかった」みたいなこともあるので、気軽に持ち帰られる文化は根付いて欲しいです。
ちなみに焼き鳥の件では、お店の方には渋られましたが持ち帰りにしてもらいました。もちろんお店の方の反応ももっともで、時間が経った商品を食べてお腹を壊されたらたまったもんじゃないので、このあたりの責任分界点を明確にしていくことも必要です。

🗾米セブン-イレブンがレジレス実験開始、Amazon Go対抗へ

米国の大手コンビニチェーンであるセブン-イレブンがレジレス店舗の実験に参入。ただし当面利用できるのは同社の社員に限られる。レジレス店舗ではテクノロジーが人間のレジ係の代りを務める。購入と支払いのプロセスを管理するだけでなく在庫もモニターする。

日本ではNECと組んで実施していて、もう１年以上経ちましたがまだ続いているのでしょうか。（後日談をあまり聞かないですね）

今回の米国のケースも一般開放はしていないのですが、なるべく早く実戦投入し、様々なイレギュラー含めて実際のデータを取っていったほうがいいと思います。
このあたりの進め方は（良くも悪くも）中国の方がスピーディーですね。

🗾渋谷駅に無人ラーメン屋出現。床拭きロボットがテーブル自動清掃

アイロボットジャパンは、エースコックや日本マイクロソフトと連携して、１４日にＪＲ渋谷駅の山手線ホームに期間限定で開く「エキナカ無人ラーメン店」に、床拭きロボット「ブラーバジェットｍ６」を提供する。客の飲食後に同ロボがテーブルを自動で拭き掃除し飲食スペースを清潔に保つ。

何と言うかまたすごい強引なコラボですね。
しかも床拭きロボットにテーブルを掃除させるという…。（「こんな使い方もできるよ！」という提案なのでしょうか。）
そしてマイクロソフトがどこで絡んでいるのかも謎という…。

🗾デリバリー業界の黒子

伸びるフードデリバリー市場と安定したクオリティーへの需要。ニーズと課題にビジネスチャンスを見いだし、解決策モデルを展開するのがベンガルールを中心に複数の大型クラウドキッチン施設を持つロイヤルホスピタリティだ。

🗾ライドシェアのグラブが生む「店舗無しのレストラン網」（有料記事）

クラウドキッチンはライドシェア・配車サービスや、レストランの料理を配達するフードデリバリーサービスの有力プレーヤーが手がけていることが多い。自ら築いた配達網を生かしながら、レストランに場所を提供することで稼ぐ両取りのビジネスモデルだが、利用する側にもメリットが多いようだ。

クラウドキッチン関連のコラム的記事を２つ。
特に印象的なのが１つ目のインドの事例で、２つ目のタイの事例と同様にデリバリー需要に応えることは大前提ですが、記事内には「インドの外食産業は大手チェーンよりも家族経営が圧倒的に多く、5分の1しか食品事業者のライセンスを取っておらずクオリティーや衛生管理にも大きなバラツキがある。― （クラウドキッチンは）高いクオリティーを保つため各店が調理に使う水の精製施設を施設内に構築し、調理に使うガスなどの燃料の一括調達管理、調理ゴミの一斉管理等もしている。」とあるように、国の食生活自体をアップデートする役割も担っているという観点は、非常に大儀ある取り組みですね。
（個人的には海外の屋台やローカルフードの動画が好きでよく見ているのですが、インドや東南アジアは特に衛生管理という概念が無いくらいすごいですね…。でもメッチャ美味しそうなんですよ。）

🗾ハンドルのない自動運転車、ヒューストンでピザ宅配へ

米道路交通安全局は、ソフトバンクグループが出資する米新興企業ニューロに対し、ミラーやハンドルなど人が運転するための装備を持たない低速の自動運転宅配車の公道走行を初めて認めた。

ついに自動運転ピザが公道試験開始ですね。
以前からこの車体の画像だけがニュースで取り上げられていてすでに実施しているものだと思っていましたが…。
twitter等で動画がシェアされるのを楽しみに待っています。

🌎海外サイトの記事

🌎KFCとPizza Hutは、コロナウイルスの恐怖の中で中国で非接触型配達サービスを開始

KFCとPizza Hutは、致命的なコロナウイルスの人から人への感染のリスクを減らすために、中国で非接触型配信サービスを開始。顧客がオンラインで注文するときに「非接触配達」オプションを選択した後、宅配便業者が電話をかけて配達場所を設定。

🌎コロナウイルスの恐れは、食事の代わりに食料品を注文することで、中国の食品配送業界に影を落としている

中国の活況を呈している食品配送業界では、顧客が宅配業者との接触を避けているため、調理済みの食事の注文が少なくなっている。プラットフォームは、食料品配達および非接触配達サービスに適応してる。

どちらもコロナウイルス関連の記事ですが、まだまだ影響は大きいですね。各デリバリーサービスは非接触配達を導入していますが、配達員が媒介者とならないよう各社が工夫を凝らしています。

また、京東はレベル４の自動運転で病院に商品を届けるそうです。

こういった非常事態だからこそ人とテクノロジーの力で乗り越えてほしいですね。

以上。

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