見出し画像

JR東日本 STATION WORK体験

JR東日本が駅ナカでのパーソナルスペースを提供するSTATION WORKが、11月28日(水)より3駅で実証実験開始ということで早速体験してきました。


STATION WORK
利用可能時間:9:00~21:00
※実験期間中は1コマ15分単位での予約、1回あたりの利用上限は2コマ30分まで。2回分までの予約が可能。
無料期間:2018年11月28日(水)~2019年2月20日(水)
設置場所:東京駅・新宿駅・品川駅
設置数:法人用×2、個人用×2(各駅)
https://www.jreast.co.jp/station-work/


1. 事前準備

まずは事前に会員登録ブースの予約が必要です。
アプリは無くWEBサイトとメールアドレスで簡単に登録可能です。


メールアドレスでの認証後、必要項目を入力すれば登録完了。


登録後のページを開くと、駅選択ページが表示されるので、行きたい駅のマークをクリック。(画面では品川駅)
詳細な設置場所が表示されるので「予約する」をクリック。
(右下にあるQRコードはブースに入る時に使います)


日時選択画面から利用したい枠を選択。
1つのバーは5分を示しており、薄い灰色が予約可能・濃い灰色がすでに予約不可能(予約済)・紺色が選択中のバーです。
予約が完了するとメールで通知されます。


2. 体験

利用時間になりましたら、ブースへ向かいます。


中に入るには、各ブース入り口に設置されている画面をタッチして、表示されるQRコードを、予約時に閲覧したWEBページにあるQRコード読み取りから読み取ればドアが開きます。


中の様子を動画にて。広さは半畳程度で、公衆電話ボックスとマンガ喫茶の中間くらいの広さです。


ソファとデスクが大半を占めているため、横になる・運動する等はできませんが、座って何かをする分にはデスクも広く余裕があります。


ドア付近に傘立てがあったり、デスク下にはヒーターが付いていたり、デスク正面にはディスプレイ(テレビではなくPC画面を出力するもの)があったり、もちろん電源もあったりと、細かいところにも気配りがあってとても快適です。


天井にはカメラがありつつつも、換気扇があるので、息苦しさも全くありません。また、どこから出ているかはわかりませんが、ブース内全体がとてもいい香りがします。(そもそも駅構内にあるので涼しいかと思いますが夏になったら空調がどうなるのか気になるところです)
※万が一のための非常ボタンも設置。


ドア窓の視界は完全にシャットアウトされておらず、スモークが貼ってある状態ですので、外からでも中に人がいることはわかりますし、中からでも外の様子がなんとなくわかります。

音も完全にシャットアウトされているわけではありませんが、カフェにいるくらいの感じで周りの音が気にならない程度に聞こえるくらいです。

その他の注意点
・複数人での利用は不可。
・食事は不可。(飲み物はOK)
・電子含めタバコは不可。
・ゴミは持ち帰りましょう。

ついつい作業に没頭していても、終了時間の5分前には音声でのアナウンスもあったり、無料のwifiも通っていたりと、この限られたスペースで最大限の快適な空間が作られているので、おススメです。



3. JR東日本の取り組み

さて、こんな面白い取り組みをやっているJR東日本は、JR東日本スタートアップや色々な企業と組んで、他にも大小様々な取り組みを実施しています。


無人決済店舗(赤羽駅)
※実証実験は12月14日(金)で終了です。

リリース:https://www.jreast.co.jp/press/2018/20181001.pdf


STARTUP STATION(大宮駅)

リリース:http://jrestartup.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/20181116%E3%80%90startupstation%E3%80%91HP.pdf

剱さんのtwitterレポを引用させていただきます。


自動運転(電車)

リリース:http://www.jreast.co.jp/press/2018/20181202.pdf

こちらは実際に1/7深夜にスタートしました。


自動運転(バス)

リリース:http://www.jreast.co.jp/press/2018/20181206.pdf


4. JR東日本の戦略

これらは2018年7月に発表されたJR東日本グループにおける今後の経営ビジョン「変革2027」と、以前から取り組んでいるベンチャー企業との協業(スタートアッププログラム)に基づいて展開されています。


「変革2027」では、今後労働力として、顧客として人口が減っていく中で、抜本的な生産性向上と、インフラとしてだけでなく様々なグループの強みを生かしながら共創による体験価値を提供して、「鉄道を起点としたサービス提供」から「ヒトを起点とした価値・サービスの創造」を目指すことを主な成長戦略として掲げています。

動画も用意されていますが、こちらの資料(PDF)がわかりやすくまとめられています。

また、スタートアッププログラムでは様々な視点での取り組みが実際に動いています。


5. 最後に

少子高齢化における人口減少や共働きや単身世帯の増加等、社会構造が大きく変化・多様化していくなかで、企業は今まで以上にサービスのアップデートが求められていきます。

そんな中で大企業でありながらも様々な実験に取り組んでいるJR東日本の姿勢は、全ての企業が見習っていくべき姿ですね。



・以下追記(7/4)

ついに8月1日から本格導入となるようです。
東京駅・新宿駅・池袋駅・立川駅で導入され、ブースも新型に進化するようですね。



以上。

============================
こちらも是非。
その他の体験をまとめたマガジンはこちら
マガジン一覧はこちら

============================
twitterはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?