卑怯な大人7

チンピラと揉み合い気に入ってた白のシャツ

をビリビリ破かれ3段階ギアが激切れ方向に

あがりスーパマリオのようになってしまいました。

若い衆さんの制止を振り切り若い衆さんに

教えてもらった連続攻撃で破かれた白のシャツの

代償を支払わせようとしましたが相手も喧嘩に自信が

あるのと若い衆さんの手前なのかガンガン来られ

もう無茶苦茶になっていました。

フルボッコ寸前になり

「あかん負けや」「うーーーー」

もう負けたとおもった瞬間

「やめんかい もうええやろ」

のじぎく賞の賞状を俺に見せに来た

若い衆さんが仲裁に入ってきました。

「兄さんこのガキ知ってまんのか」

「あぁ~ そやから もうやめとけ」

俺は助かりました。

しかしまだ負けてないそぶりをして

かかっていく姿勢を見せました。

「もうお前もええ加減にしとけ」

我に返ってきました鼻血がぼとぼとでて

頭もガンガン痛くて身体中痛いのが徐々に感じてきました。

「お前たしか鳥やにおったんちゃうんか」

チンピラがそう言いました。

「なんやお前ら知り合いか」

「へぇ いつも姉さんの使いで買いに行ってたとこのガキですわ」

若い衆さんがガードしてくれてるのをいいことに

「ドチンピラのくせにガキぬかすな」「ダボクレ」

俺は汚い言葉で反撃しました。

「え 姉さん?」

「もしかしてドラムは姉さんがパシらせてたのか」

そうしたら偶然におれはお姉さんと呼んでた

親分さんの奥さんが上の階から降りてきた。(最初おばちゃんて言ったら

ものすごい怖い顔で怒られたのである時からお姉さんと呼ばされてたw)

「おっざス!!」

チンピラと若い衆2人とも直立不動になった。

「なんやあんたら騒々しい」

おばさんと言ったときよりもっと怖い般若のような顔になっていた。

「えっ」

「大ちゃんなんやあんた男前台無しやん」

「あんたら喧嘩してたんか」

女優のように綺麗なお姉さんの顔がスーッと血の気が引き青ざめたように見えました。

「コラ 中岡 ワレ堅気の子に手出してどないさらすねん」

どうやらチンピラの名前は中岡と言うようです。

「すんまへん」

「なんでこの子知ってんの」

「姉さんの好きな鳥やにおるんですわ」

「えーー 大ちゃんケンタッキーでバイトしてんの?」

「はい!」

「私 足が好きやねん 美味しいよね」

西村さんの悩みの種はどうやら姉さんが原因だったようです。

続く

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