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仕事の報酬は仕事

誰かが言い出した「仕事の報酬は仕事」という言葉。
新卒数年目に初めて聞いた時は「何を言ってるんだ?」と思いました。
十数年働いてみて、私なりに何となく言いたい事が何なのか分かってきました。

この言葉を始めて言い出したのはソニーの創業者である井深 大さんだと聞いていて、エピソードとしては以下のような記述があります。
『仕事の報酬は、金でも地位でも名誉でもない。いい仕事をすれば、引き続きいい仕事、面白い仕事、自分のやりたい仕事が回ってくる。それが何よりの報酬だ。』

結局、言いたいことは「いい仕事」にはやりがいがあるし、面白いということです。
いい仕事を行うと、非連続的ではありますが、引き続きいい仕事が降ってくると思っています。これは信頼性の観点から「またここに頼もう」という心理が働いて、仕事が続くと捉えています。

では、「いい仕事とは何か?構成する条件は何か?」というと質・量・納期・金額がクライアントが求めている基準を超えていて納得する状態の事を示していると私は考えています。
つまり、極度に主観的です。
そして、その基準を超える仕事には信念やポリシーのようなものが詰まっていないと、いい仕事にはなり得ないと私の個人的な経験から理解しています。

仕事の報酬はお金というのは当たり前の考え方だとは思いますが、+αの要素を生み出す為には、仕事自体に自分の考え方・意味を見出した上で、自分自身が価値があると認識する仕事をつくる必要性があると思います。それは新たに仕事をつくるという意味でも、こだわりを持って仕事をこなすのも両方含まれます。

仕事はお金をもらう為のものと捉えるか、自らのパーパスと信念・信条を持った上で、仕事というある種の表現のフィールドを使って、価値のあるものを生み出すかによって、見ている景色も、仕事の質も変わってくるのではないでしょうか。
そして、そのような考えを持って働いている人は何より楽しんで働いているのではないでしょうか。

私も、この言葉を心に刻んだ上で、来週も「いい仕事」ができるように楽しんで仕事に取り組みたいと思います。

#私にとってはたらくとは

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