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「屋久島の植物がミニチュア化する謎」不思議な進化の真相を解明

自然豊かな屋久島では不思議なこと、多くの植物種がミニチュア化する現象が起きています。

他の島では普通に大きな種でも、なぜか屋久島では小さくなっているのです。

これは屋久島の謎として、研究者たちの頭を悩ませ続けていました。

しかし今回、東北大学の研究により、植物のミニチュア化は「シカの採食圧」が原因で起きていたことが判明したのです。

屋久島の植物はシカに食べられないために小さく進化していたようです。

研究の詳細は2024年5月8日付で科学雑誌『Journal of Ecology』に掲載されています。


参考文献

元論文
Deer grazing drove an assemblage-level evolution of plant dwarfism in an insular system
https://doi.org/10.1111/1365-2745.14309


ライター:大石 航樹(Koki Oishi)
愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。

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