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つぶやき

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81. 人の幸せを願い、人の幸せを一緒に喜び、人の哀しみを自分のことのように悩み、励ましてあげる。そのような想いや行いは、自らの心を豊かにし、ますます愛深くする。人の幸せを妬んだり、人の哀しみに無関心で、自分さえ良ければいいという想いや行いは、自らの心を小さくし、傲慢にする。

80. 肉体の衰えや老いによって、この世で出来ることが減っていく中でも、今世を精一杯生ききった人は、その先にある来世に希望を膨らませる。愛する人を亡くした人は、来世でもあの人と一緒に生きたいと願う。みんな心の中では「来世があってほしい」と願い、「あるに違いない」と感じている。

79. 人は年老いて死が近づくにつれ、つかんでいた色々なものを手放し、執着していたものから離れ、裸の自分自身になっていく。地位も名誉も財産も関係なく、むき出しのままの自分に戻っていく。最期に、その自分自身と向き合っていく姿に、儚い命の尊さと人生の美しさを感じざるを得ない。

78. 暴力は絶対してはならないが、言葉は良い意味でも悪い意味でも、それを超えるほどの力がある。殴られた痛みはまもなく消えるが、心に負った痛みは長くその人を苛み、時には死を選ぶほどに人を苦しめることがある。暴力はダメだけど、言葉はまあいいだろう、というのは大きな間違い。

77. 劣等感は悪いものとは限らない。それを言い訳にすることもできるが、劣等感があるからこそ努力もできる。未熟な自分であることへの劣等感や理想の自分と比べて劣等感を抱くことは、生きていく原動力の一つ。それを乗り越えたいと努力し、理想に近づこうとすることで、人は成長する。

76.生まれてきてくれてありがとう。 生きていてくれてありがとう。 生まれてきてよかった。 生きていてよかった。 そう言えることが「幸せ」なのだと思う。いや、それだけでいいのだと思う。 それ以外、何もいらない。

75. 私たちはいかに奇蹟の中で命を与えられ、かけがえのない今を生きているか…。当たり前なんてことは何一つもない。こんなにも尊い命と人生を奪っていいはずがない。お互いに命を奪い合うことが、いかに愚かなことか…。どんな理由があったとしても戦争はしてはならない。

74. 最初から最後まで輝いている人生が、美しい人生とは限らない。薄汚れたものの中から輝きが現れたり、曇った空の中から光が差してくる人生は、より美しくドラマがある。お釈迦様が、泥沼から咲いてくる蓮の華を人生に喩えたように、泥沼を超えて本来の自分を開花させることは何より美しい。

73. 出会いは必然。どんな出会いも偶然に目の前に現れるということはない。自ら引き寄せたその出会いに、良いも悪いもない。そのすべてが必ず自分を成長、進化させてくれる出会い。その事を真に知っているだけで、自信と勇気を持って人生を歩んでゆける。

72. 「ありがとう」と感謝しながら怒ることはできない。感謝しながら憎むこともできない。「ありがとう」は魔法の言葉。言う方も言われる方も気持ちがいい。感謝の反対は当たり前。今ある全てが当たり前じゃない奇跡。今あなたがネガティブな気持ちなら、自分自身に「ありがとう」と言ってみよう。

71. 上空からの景色は、実際に空から観てみなければ、本当には実感できないもの。喜びも哀しみも、それを経験した人にしか分からない。あなたがもし、とても辛い状況にいるのなら、いずれ同じような立場の人たちに、勇気や希望を与えられる人になっていける。時には空を見上げてみよう。

70. 同じ親に育てられ、同じ環境で育った兄弟姉妹でも、個性や得意なこと、不得意なことはそれぞれ違う。それは、もともとから持っている個性がみんな違うということ。魂に刻み込んできた経験が違うということ。だから、誰かと比べたり嫉妬する必要はない。自分にしかできないことが必ずあるから。

69. 先頭を走る人は最も風を受ける。それが嫌で誰かが先頭に立ってくれるだろうとみんなが思っていては前に進めない。恐れがあると動けない。失敗したってどうってことはない。必ず経験値は上がる。挑戦し続ける中でしか進化も発展もない。人生を切り拓きたいなら挑戦の一択。要はやったもん勝ち。

68. 駅伝は人生に似ている。駅伝はマラソンと違い、一人ではできない。仲間が必死に繋いだ襷を受け、また次に信じる仲間に繋ぐために走る。その襷には、仲間が流した汗や涙、色々な想いが染み込んだ重みがある。その重みが次の走者に力を与え、一人では行けない遥か遠くまでみんなの想いも運ぶ。