人々が可哀想じゃと申してもキリがある。キリに気づいてくだされ。
*本記事は『よひとやむみな』(2021年・ナチュラルスピリット社)本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビや注釈を施していることをご了承ください。
雨の巻「キリ」より
何事にもキリがある。
人々が可哀想じゃと申してもキリがある。
キリじゃ、キリに気づいてくだされ。
人に言ってもらっての改心では役に立たん。
自分の心から改心致されよ。
我でやろうと思ってもやれんぞ。
我でやると、無理が出てくるぞ。
気が急くようになると、我じゃ。
自分がやらねばと気負うと、我になるぞ。
頑張ろうとすると、我が出るぞ。
自分は頑張っていると思えば、
何もしておらん人に腹が立つ。
我でやると、できているように思い、
慢心が起こる。それも我じゃ。
中を保ち、自分の役目を淡々とこなせよ。
他人と比べるな。
それがカギじゃ。
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