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『九十九神示』全文掲載 【愛の巻】②

2024年5月出版『九十九神示つくもしんじ』の全文を各章ごとに掲載しています。


今回は、「愛の巻」後編を掲載します。





認められたいと思う者も同じであるぞ。
悪の競争の世、優劣、正誤せいご美醜びしゅうおのれを比べ、一喜一憂する分かつの世でいつまでも苦しんでおるでないぞ。
早う一抜いちぬけ、二抜にぬけ致してくだされよ。
神はすべてじゃと申しておろう。分けへだてないと申しておろう。
そなたらが生きておるだけで、神がすべての者を愛し、認めておるであろうに。
元の元の大神おおがみがそなたを認めておるのに、それでも不服ふふくかのう。
そなたの優しさ、かしこさ、愛の深さ、どこの誰よりもこのほうが一番良く知っておるぞ。


皆々違うそなたらの個性は、一つもいらんものないからあるのじゃ。
皆々大神おおがみ分御霊わけみたまと申しておろうに。
同じ御魂みたま二つと分けておらんのぞ。誰も彼も一つ限りじゃ。
そなたがいなければ、この宇宙はないのであるぞ。
どんなに小さき虫けらでさえ、大神おおがみ様の生き写しじゃ。
皆々が神、皆々が主役のとうととうといお仕組みであるのぞ。


元々特別であるのに、悪の世の道理でそれを隠され、特別になりたいと願うから、その不足の心あおられ、比較ばかり致して苦しんでおるのぞ。
神の一部として生きておること、すでに大業たいぎょうであるぞ。
その大業たいぎょうの何たるかをかえりみず、何かを成さねば無価値であると申し、から褒められ、認められねば生きておる意味がないと申すことが、どれほどの思い違いであるか心得こころえなされよ。
御魂みたまの望み、御魂みたまの目的を差し置いて、今生こんじょうそなたがげるべき成功など何もないのぞ。


とは申せ、皆々このへ参ったのは、愛なき体験学び、ちからなき体験学ぶためでもあったのじゃ。
闇なくして光なし。宇宙の喜びは対比対照たいひたいしょうによりて弥栄いやさかとなるのぞ。
愛を失う旅路たびじなくしてまことの愛はわかり得ず、ちから失う旅路たびじくしてまことちからわかり得ずじゃ。
何もかもとうとき学びであったのぞ。


されど学びを学びとして結ぶには、弥栄いやさかせねばならん。
弥栄いやさかとは、対比対照たいひたいしょうに分かたれたものが再びすること。
そなたたちのの学びを、喜びとして昇華し、花咲かすことであるぞ。
今生こんじょうもちて、愛を求めるあやま知・・・・の生き方終わらせ、愛与え、皆々いつくしむまことの愛の生き方に変えてくだされよ。
れたれた、欲しい欲しいの魔心まごころの愛を手放し、皆々愛する真心まごころに生きてくだされ。
すべてのものに愛与え、すべてのものに神を見れば、の花咲きて弥栄いやさかとなりますぞ。
何もかもに愛され、うれしうれしの人生となりますのじゃ。


相手の良きところをめなされ。
自分の良きところを磨きなされ。
物事ものごとの良きところ、世の中の良きところを楽しみなされ。
人はそれぞれ十人十色じゅうにんといろおのれの色を咲かせておるのじゃ。
不足不満申すは見当違いぞ。おかしきことぞ。
苦しみ生み出す邪道じゃどうの生き方ぞ。
悪しき出来事、嫌なお人は学びと捉え、味わいなされよ。
味わえば味わうほど、滋味じみ深き愛の味となりますぞ。
心の中の古き井戸から、感謝の水がき立つぞ。


人、けもの草木くさき、虫、もの身体からだ、何もかもに話しかけてみなされ。
これ、与える愛を思い出すための神の処方箋しょほうせんでありますぞ。
目に映るもの、皆々に話しかけなされ。
皆々いとおしくなりますぞ。
皆々共に生きておること、生かされておること、よくよくわかり、皆人みなびとに優しくなれますぞ。


あいうえおとは、そなたらがまことの愛思い出すための言霊ことたまじゃ。
人民が「あい」思い出せば、あいうえおは、あおうえいとなるぞ。
天地あめつち元に返りて、愛が世界を包むのじゃ。



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