愚か者の時代にいる

愚か者の時代にいる (The Age of Stupid)を視聴しました。気候変動における人々の気づいていない盲点について。

こんばんはナバターです。今日もお疲れ様です。

Amazonプライムビデオで、愚か者の時代にいる (The Age of Stupid)というドキュメンタリー映画が配信されていたので、視聴してみました。

地球温暖化を主に扱った作品です。

2009年に公開されていた映画のようですが、Amazonプライムビデオで視聴できます。

愚か者の時代にいる

愚か者の時代にいる (The Age of Stupid)

グレタさんの国連演説で、再び地球温暖化が話題になったので、地球温暖化を扱ったこの作品がプライムビデオでも再評価されつつあるのかもしれません。

2055年に北極で生き残っている男が2009年当時の人類の愚かな行為を未来のタブレットPCでひとり寂しく振り返っていくという感じで話が進んでいきます。

気候変動によって、人類滅亡という映画は、割とパニック映画+SF的な感じで、以前話題になった作品もあったと記憶していますが、この作品は作品内で出てくる人々の実話と過去の歴史、現代の社会情勢を踏まえて、2055年の未来から今を観るという感じなので、おもしろい迫力のある映画ではないですが、学びがあると思います。

振り返っているのは、2000年~2009年頃で少し情報的には古い時代ですが、あんまり気候変動に関する対応は、それほど変わってないと思うので、自分は観ててそれほど違和感はなかったです。

気候変動による地球の環境システムへの異常が出ているのは、科学的には明らかだとはわかっているのですが、人々の意識や行動に変化が起きないのは、なぜか。

映画の中でもとある科学者が言ってましたが、気候変動による異常が人々の肌感覚で体感できるまで、30~40年ほどの時間差が出てくるということです。

つまり今、気候変動(日常の天候をイメージ)がそれほど危機的状況でないと感じるのは、一昔前の1979年~1989年時点での人類の暮らしが反映された結果であって、現時点でのわれわれの暮らしが即座にそのまま反映されているわけではないということです。

まぁ即座に反映されたら、それはそれで物理法則完全無視で怖いですが、今温暖化対策しても、結果として反映されるのは、30-40年後になってしまうということでしょうね。

めちゃくちゃ気が長い話で、これが自己啓発とかだったら、誰もやらないでしょうね(-_-;)

その過去の時点では、まさか地球の人類の生活が地球の気候に影響を与えていると考えていた人は、限りなくゼロだったと思います。今でもそう考えている人がけっこういるそうです(^_^;)

われわれは、普通に日常を暮らしているだけなのに、それで何で地球に悪影響なのかがわからない・・・

グレタさんに地球温暖化について、叱責されても、一体何に関して、叱責されているか、意味不明なわけです。

わけのわからん小娘の環境活動家に叱責された!ムカつく!となってしまうわけです。

この映画のいうように、2019年のわれわれの暮らしの影響が地球の気候に直接反映されるのは、30~40年後の世界、おそらく2050年~2060年頃になるということです。

果たして、そうなると、その頃の未来の地球の気候と今現在(2019年頃)の気候は本当に大して変化はないのかを考える必要が出てくると思います。

今のほうが人口は明らかに増加していて、地球環境に与えている影響は、過去30~40年より大きいのは、間違いないでしょう。

なので、過去30~40年の気候の変化よりも、今後30~40年の気候の変化はより大きくなる可能性が高いと思います。

過去30-40年で、大きく世界の人々の暮らしぶりが変化したからです。

それが今後ますます地球環境に影響を与えていくはずです。

日本だと、過去30年は多少暑くなったけど、夏はエアコンがあれば、何とか凌げるレベルという感じですが、今後30~40年経てば、それだけでは凌げないと感じます。気温だけでなく、湿度なども大きく変わってくるかもしれませんし。

今も天候がなかなか読みにくいと、天気予報で聞くことがありますが、今の人類の環境への影響は、40年ほど前とは比較にはならないとは思うので、過去30-40年の天候のデータは、今後30-40年はまったく使えなくなってくる可能性はあります。

今のわれわれの暮らしが未来の地球環境を創造している。

ちょっとスピリチュアルな感じですが、このあたりに気づいて、ライフスタイルを変えていかないと、この作品のようなバッドエンドを迎えても、不思議ではないと感じます。

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