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文芸誌→文庫本→単行本

私が一番読みやすくて好きなのは文芸誌だと最近、つくづく感じる。

今回書く「読みやすい」とは手の馴染みや長時間読む事に対しての「読みやすさ」だ。

文芸誌は大きさの割に扱いやすく外カバーも無いので読んでいる最中にズレを気にする必要が無い。

そして机に置いて読む時に開かれやすいので押さえる手の負担が少ない。
真ん中あたりになると、押さえる事なく開かれたままでいてくれるので、ますます楽だ。

それに比べて単行本はカバーのズレが気になる上に表紙が厚いので開かれ具合が悪い。
両手で持って読むか、机に置いたとしても片手は常に押さえておかないと薄い側に捲れ戻ってしまう。

先日雪風の四巻目であるアグレッサーズを読んでいた時には、その煩わしさがとても気になったものだった。
元々、単行本は滅多に買わないのだが雪風は文庫化前にどうしても読みたくて購入。
私にとっては購入本としての単行本はとても久しぶりだった。

ここ数年は文芸誌と文庫本ばかり読んできたので、こんなにも単行本は読みづらかったかと認識した。


では文庫本と比べて文芸誌はどうかというと、小さくて扱いやすく感じる文庫本だが、やはり長時間読む時には机に置いて読みやすい文芸誌の方が私的には軍配が上がる。

私が分厚い本が好きなのもあるかもしれないが、文庫本であろうと長く手に持っていると疲れてくる。
文芸誌のように机に置いて広げて読むには文庫本はあまり適していない。

文庫本はイスに持たれながら読むのが一番読みやすいように思う。

というわけで私的に、読むのに集中しやすく読みやすいのは文芸誌なのだ。
だからだろうか、前は文學界しか買っていなかったのが今はそれ以外の文芸誌も月に1〜2冊プラスで買うようになった。

文芸誌のオススメポイントは読みやすいという点だけではない。

今度は読みやすさ以外の文芸誌の良さを書いてみるかもしれない。

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