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離婚して自分の気持ちに正直になったら、自分の好きな人しか人生に残らなかった

離婚は失敗か。
私はそうは思っていません。
というか、失敗か否かはどうでもいい。
結果よりも、問題の本質を考えることにのみ意味があると思っています。

離婚に至るまでの自分の在り方に改善すべき点があるだけ。
離婚を決断したことは、私の場合、改善に向かう初めの一歩だったと思っています。

もちろん、離婚を勧めているわけではないです!
子どもにとって、両親がお互いを大切にしていて素敵なパートナーシップを結んでいるのが一番幸せなんだと思います。
だからこそ、離婚するのって迷うんですよね。

でも、それがどうしても難しかったら。
破綻している関係を続けてでも、家族という形に固執する?
家庭内別居してでも、ステレオタイプな家族の形を維持したいと思う?

私の場合は、パートナー同士愛情のない家庭に身を置き続ける人生を想像できませんでした。

関係の再構築は本当にできないか。
離婚したら子どものケアがどのように必要なのか。
検討するために、離婚相談所、弁護士や行政書士、離婚経験者、母子家庭で育った友人にも、たくさん話を聞いて考えました。

「離婚はまだ早いって?結婚10年経ったらで離婚することを自分に許せるの?それとも15年、20年?結局自分のエゴでは?」

「子どものために離婚しないって、本当に子どものため?」

「離婚するしないにかかわらず、親が幸せかどうかは子どもはちゃんと見てるよ。」

あぁ、そうか。
「離婚するか否か」より、私の向き合わなきゃいけない課題は「親として自分が自分の人生に責任をもって幸せに生きているか」なんだ。

そして、私は離婚を決意しました。

愛を失ったんじゃない。愛ある人生を歩むからこそ離婚したんだ!

「なんで離婚したんですか?」
離婚理由をよく聞かれますが、この質問は困るんですよね…。
きっかけと離婚した本質的な原因は違うから。

離婚に至るまでたくさんのトラブルを経ている方がほどんどだと思います。
そして、その一つ一つのエピソードに自分の解釈や、相手の対応の嫌だったところ、そういったいろんな気持ちがあるはず。

相手が悪い。
そう言ってしまうのは簡単です。
トラブルが起こる状況は、自分のマインドやあり方がその状況を作り出している一面があると、離婚を機に知りました。

自分の人生の価値観を、決断を、責任を他人にゆだねてきた。
自分の気持ちや、意思をおざなりにしてきた。
その生き方が、破綻するに至る結婚生活という結果に表れたのだったのだと感じています。

もし、自分の人生の舵を自分でとることのできる人間であれば、もしかしたら、結婚生活は続けられたのかもしれないし、もしかすると、元夫と結婚すらしていない可能性もあります。
(タラレバなのであんまり言ってもしょうがないのだけど。)

自分の幸せや嫌なことをきちんと自覚して、それを周りに伝えることができていたなら、状況は変わってた。今はそう思います。

でも、元夫との出会いがあったから、そのことを気づかせてもらえました。
元夫との間に大切な子どもを授かることができました。

結局離婚してしまったけれど、これもまたご縁!
より良い人生のために、悲観してばかりではもったいないです。

離婚したから可哀そう?

いいえ、私は全然可哀そうではありません!

愛を失ったわけではないんです。
私は、自分の気持ちを大切にして、愛のある人生を歩みたい。
子どもに見せる親としての私の姿はそんな人生を歩んでいる姿でありたい。

そして今私の人生は「好き」が溢れています


私が離婚して一番思ったのは、いかに自分が未熟だったかということ。
この結婚生活から自分が何を学び取り、どう次に生かすのかということ。
自分にとってなにが大切かきちんと優先順位をきめること。

誰の何が悪かったという議論より、自分がそのときどうあったのか。
自分がこれからどうありたいかが大切。

元夫と合わなかった点なんて数え上げたって仕方がない。
どっちが悪かったか競おうなんて意味がない。
そんなこと言ったってもう他人なのだし、他人は変えられないから。
ご縁があって一度結婚したその人と、結婚生活が破綻するに至った「自分」の在り方だけ省みて、次のより良い人生に生かすほうがいい。

もちろん、DVや暴力いろんな事情を抱えている方がいますので、あくまでも「私は」の話です。

ただ、どんな状況に置かれている方であっても自分を大切にすることを忘れてはいけないと思う。
自分が「いやだな」と思う気持ちや「幸せだな」と思う気持ちをおざなりにしてほしくないと思う。
自分の人生にかかわる人を、ご縁に感謝しつつも、自分で選択する感覚を大切にする必要があると思う。
そうすると、変な人や自分を苦しめる人はどんどん遠ざかっていきます。

離婚を経て、自分の気持ちを大切に正直に生きたら、大切だった友人がもっと大切になりました。
それまで、それほど親しくなかった方と親しくなったり、苦手だなと思っていた人の素敵なところに気づけたり。
自分の気持ちが変わっただけで、世界に自分の好きな人しかいなくなった
みたい。

でも世界が変わったのではなく、自分の在り方が変わっただけなんですよね。

「好きなことではしゃぐ、子どもみたいなママが好き」

子どもにとっては、「完璧で、テキパキなんでもできるママ」よりも「人生を楽しんでいて、子どもみたいに好きなことではしゃぐ、幸せなママ」が好きみたいです。

「あ~、ママが子どもみたいでよかった!」と言われます。
(ちょっと複雑な気持ちにもなるけど…笑)

あとは、土日にぐーたらしているママも好きみたいです。
「ママ、ぐーたらしててかわいいよ。」と…。
子どもなりに気遣ってくれているのかもしれませんが。笑

ただ、確実に我が家では笑顔が増えていると思います。
笑顔のある家庭は何より守りたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた!


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