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日本のフィットネスクラブ市場を変える新サービス(PocketFitness)について


PocketFitnessとは

24Hフィットネスクラブの新サービスで著者が立ち上げたブランドです。
自分で記事を書きながら自社サービスをヨイショするのはいかがなものかと思われるかも知れません。ですが、このサービスの可能性は考案者である私が1番知っています。ぜひご紹介させてください。

PocketFitnessは
・全く新しい会費モデル採用
・次世代型IOTフィットネスマシンとの連携

が特徴のサービスであり。
著者が運営する株式会社NATUREFITNESSで自社開発したシステム及びブランドである。
PocketFitness HPはこちら


PocketFitnessの会費モデル(特許出願中)

今までフィットネスクラブは月額固定の月会費が一般的でした。私自身もこちらの料金形態でフィットネスクラブの運営を4年以上しております。
この月額固定の会費モデルでフィットネスクラブを運営していく中で、課題感を感じるようになりました。

既存の月額固定の会費モデル

課題1
会員の方は毎日利用する人もいれば週に1回しか利用しない人もいます。利用頻度は異なるのに、支払う費用が全員同じという顧客にとっての不平等性。


課題2
企業側からすれば、入会した時点で、得られる顧客単価は同じ。
どうやったら顧客の利用回数を増やし、顧客還元できるか。というサービス面に収益モデル上、目を向けづらい。


課題3
地域毎に物価が異なるのに、会費はほぼ全国共通のため、店舗数が増えると利益率の高い店鋪とそうでない店鋪が出てくる。
主にこの3つの課題です。



逆に固定の月会費モデルは大きなメリットもあります。
入会が決まった時点で安定した売上が見込めるため、経営の見通しもつきやすく、収益を担保しやすい設計です。

そんな中PocketFitnessの会費モデル
定額1650円+利用した分だけ。
という携帯のパケットプランと同じ料金システムを採用しています。

例 PocketFitness松山姫原店のプライシング

この1回利用金額と上限の金額は店舗毎に設定できる仕組みになっており、これにより地域の物価に合わせて金額を店舗毎に設定ができます。

それだけでなく、運営側の大きなメリットとして、競合他社との価格競争に迅速に対応が可能。です。

仮に、上限金額8000円のPocket Fitnessの店舗運営がうまくいっていたとしましょう。新しい競合のフィットネスクラブが近辺に出店し、月額5000円の競合店が出現。
そうゆうケースが起き時、上限金額までPocket通う顧客からすれば、他社の月額5000円の方が魅力的です。
で有れば、迷わず他社の価格に対抗し
1650円〜上限5000円に価格を落とす。といった戦い方もできるプライシング制度です。


特許出願中のタイムプライシング制度

もう一点、PocketFitnessの会費モデルで特徴的なのが、1回利用料金が施設の混雑度に応じて異なる。
という制度です。
なぜこの会費モデルを採用したか。というと。

フィットネスクラブは24H営業している中で、混雑する時間帯は1日2回程度。そのピーク以外の時間が暇すぎる。

ということです。
これは顧客の生活背景の中に落とし込まれた、ジム通いルーティンがあり、ジムに通う時間が被るため混雑する時間帯が発生しやすいです。

そして、混雑状況時にマシンが埋まるまで総会員数が集まったら、それ以上の新規会員数が望めない。という業界の特徴があります。

この会員数は坪あたり8〜10名が限界です。
つまり100坪であれば総会員数800〜1000名以上集客しても、マシンが埋まり使えない為に退会者が続出します。
これが施設売上の限界値なのです。

その業界数字をぶっ壊すにはどうすればいいのか。
それは

混雑時の顧客を空いている時間に誘導することで、まだまだ集客余地がある。という風に考えています。


そこでPocketFitnessは

混雑するにつれ1回料金は料金は高くなり。
空いている時間は安い。
というタイムプライシング制度を導入しました。

顧客からしても大きなメリットがあります。
混雑ピークの状況下で施設に行っても、マシンはほぼ埋まっており、自分が使いたいマシン運動が行えないです。

空いている時間を狙ってジムに行くことで、
多くの設備を使える環境と、低価格でジムを利用できる2つの恩恵が利用者にリターンされるという仕組みです。

施設利用前の混雑度と料金確認がアプリで可能


次世代型IOTフィットネスマシンとの連携

このように、今までのサービスをAPPにする事で、新しい顧客体験を生むことが可能です。
そしてアプリ化する事で顧客情報はクラウド(インターネットに保存)されます。この顧客情報をクラウドに置くことで、新しいサービスの創出が可能です。
最も顧客体験を向上するものがIOT連携です。
IOT連携とは、様々なデバイスがインターネットに繋がる事を指します。
フィットネスクラブでは、フィットネスマシンや体重体脂肪計がIOT化するでしょう。


と言いながら、既にPocketFitnessのIOT開発に着手しています。PocketFitnessでは2つのデバイスがアプリと連携する予定です。


1つ目はフィットネスマシンとのIOT連携
全てのフィットネスマシンに、タブレットを設置し、タブレットの前で顧客のフェイスIDを取得します。
顧客の行ったトレーニングのログデータ(重量:回数:休憩時間:カロリー)が自動でアプリに保存されます。


2つ目は3D BODYSCANとのIOT連携

3D BODYSCANは体重、体脂肪だけではなく姿勢評価、全身の周囲長の測定が可能。

3DBODYSCANの実測データ
3DBODYSCANの実測データ


この2つのデバイスを、顧客はアプリで登録したフェイスIDを使って、
データー自動取得できる世界観を目指しています。

これは
「なんだ。自分の運動した記録や測定データを手軽に残せるだけか。」
と、、そんな甘いものではありません。笑


この2つの連携により、どのような運動を実施すれば、どのように身体が変化するのか。というビックデータが取れます。
そのデータはAIのディープラーニングにより精度が磨かれ、数年で、
自分の現在の身体から理想とする身体になるために、どんな運動をすればいいのか。AIが提案してくれます。
これはもはや、Pocketアプリが自分専属の超優秀なパーソナルトレーナー化するということでもあり、健康指標(血糖値やコレステロール)などのヘルスケア情報の変化もエビデンスが獲得できるという事です。


既に世界では、運動をすることで病気のリスク軽減をする事から、社会保険の控除の対象や、医療保険適応などのフィットネスクラブが広がってきています。もしかしたら、PocketFitnessの会費を健康保険を活用した3割負担で利用することも現実味ある話となります。
それ程に、この2つのデバイス連携は令和の24Hフィットネスクラブに重要なファクトとなります。

知っておくべき世界のトレンド(OMO)サービスについて


PocketFitnessは、平成の時代のフィットネスクラブと全く異なる一面があり、それを一言で表す言葉がOMO(Online Merges with Offline)オフラインとオンラインの融合を示す言葉です。

PocketFitnessでは
オフライン(PocketFitness店舗)
オンライン(Pocket専用APPにより、施設内サービスの手続きやサービス提供をデジタル化)
する事でインターネット上で情報を管理し、店舗では少ないスタッフで運営効率化を図る事ができます。
利用者は、オンライン上でサービスの手続きや予約を行え、今まで店舗でなければ出来なかった手続きをオンライン化することが出来ています


なるほど!じゃあ店舗のサービスをオンライン化すればいいのか!そんなサービスいっぱいあるじゃん!

と思いがちですが、
OMOの最大の武器は、自社システム×自社店舗の垂直統合経営です。
既存の顧客管理システムで店舗DX化する事とはまた別物です。

例として、とても有名なOMOサービスの事例をご説明致します。



ラッキンコーヒー(中国)
2018年に1号店を出店してからわずか1年弱で2000店舗展開
専用アプリでしか購入はできず、逆にいうとアプリで全ての店舗サービスを体験できます。

商品の購入をアプリで行う。好みも調整可能
完成したら、通知が来て取りに行く


シンプルにいうとこれだけです。恐らく、既存モデルのスタッフの半分以下で、今まで以上の顧客数を対応することができますし、顧客からすると、受付の注文待ち時間もなく、スマートなカフェ体験を実感できます。

人間とは面白くて、便利な体験を経験したら不便には戻れない。生き物です。たったこれだけで業界をひっくり返すことが出来てしまう。
そして、この仕組みは、ラッキンコーヒーというブランドと店舗設計に合わせた自社システムであり。これがOMOの最大の武器なのです。



PocketFitnessをnoteで語るには、5部作程度にしないといけないため、この辺で今回の記事は終了いたします。

ご購読ありがとうございました。

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