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ボイストレーニングマガジン

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#発声

続 声帯のコントロールは筋連鎖を使う (声帯ストレッチ)

続 声帯のコントロールは筋連鎖を使う (声帯ストレッチ)

今回は「声帯のコントロールは筋連鎖を使う」の続編
過去記事の「声帯のコントロールは筋連鎖を使う」を読んでいない方はそちらに目を通してから読んでいただけたら、内容がわかりやすいのではないかと思います。

声帯ストレッチ
声帯ストレッチとは僕が20年前くらいに考案した、ナチュラルヴォイスストレッチ(のけぞり体操)のことで、発声に必要な身体の部位を全て一緒に伸ばすことで、声帯を連鎖的引き延ばしフラットに

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息が続かないのは(人は)どうしたらいいのか、

息が続かないのは(人は)どうしたらいいのか、

(Top イラスト  イラストAC > KONIさん)


歌唱中に息が続かない原因は何か

レッスン希望者の相談の中で、「歌っているといつも息がもたなくなる。私、肺活量がないんです。」という話をちょくちょく聞きます。
しかし問題は肺活量ではない場合もかなり多い。
肺活量をつけるトレーニングをしたい、という気持ちがあり方は良いことですので是非やって欲しいのですが、解決するには別な観点が必要な場合も

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上手く歌えない原因の9割は「体の力み(りきみ)」

上手く歌えない原因の9割は「体の力み(りきみ)」

上手く歌えない色々な理由音程はいつも自覚できているけど歌うと不安定になる

歌うとリズムが合わなくなる(歌以外ではリズム良いのに)

息漏れが多く声が続かない

歌唱中にブレスが上手く取れない

息の流れが悪い

疲れて最後まで歌えない

喉が疲れやすい、傷みやすい

高い声が出せない

声の伸びがない 響きが悪い

フレージングの流れが悪い

表現が雑になる

などなど…

これらの状態を改善す

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共鳴指導が今、一般的な指導方法になっている理由と、その真相について

共鳴指導が今、一般的な指導方法になっている理由と、その真相について

20年前までは、先進的なレッスン方法だった「共鳴感覚の誘導」。そして今や一般的な指導方法に。一般的なレッスンの方法として、声の共鳴感覚を主体に、レッスンしていく方法があります。
20年前までは先進的な講師だけがやっていた方法で、顔や頭部や胸部などのどこかに響きを感じることで発声を育てていく、という方向でアドバイスをしていくレッスンです。
その後いつしかポピュラーなレッスンの指導方法になったようで、

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個性を大事にしたい気持ちがブレーキになること、意外と多い。 「声の個性」とは…

個性を大事にしたい気持ちがブレーキになること、意外と多い。 「声の個性」とは…

「発声のやり方を同じにすると個性が無くなっちゃうんじゃないですか?」という質問を、たまに受ける事がある。気持ちは理解できるが答えはNOだ。

僕の提唱しているナチュラルヴォイスの定義は、喉や体の構造にそぐう使い方の発声というものです。体や喉の負担が少なくコントロール自在な効率の良い発声とも言える。

よく間違われるのは、普段から自然に使っている発声とか、素朴な声、がナチュラルボイスでしょ、というの

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声帯のコントロールは筋連鎖を使う

声帯のコントロールは筋連鎖を使う

先日のブログの記事に書いた内容ですが、noteにも合っている内容だと思ったので一部抜粋して書きます。
ちょっと難しいすぎるかもしれませんが、たまにはという事で、小難しいの好きな人だけ読んでください。
気になった方は是非、ブログもチェックしてください! https://ameblo.jp/voice-groove/

声帯のコントロールをしようと躍起になって研究していた頃の研究遍歴からの抜粋というと

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歌を録音したら音程がフラットしてる〜😭なんて事も、これで直ります!

歌を録音したら音程がフラットしてる〜😭なんて事も、これで直ります!

snsが大の苦手だった僕ですが、noteだとなぜだか続けられています!
(まず嬉しい)

発声セミナーをやるとよくこんな質問を受けます。
「いつも自分は音程がフラット気味なんです。直す方法はありますか?」とか、
「しっかり歌えたつもりなのに録音を聞いてみるとけっこうフラットしていてショックでした、自分は音感が悪いんでしょうか?」
なんて感じのフラット癖の質問です。

「もちろん直ります!」「音感が

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私、肺活量がなくて、息が持たなくて疲れちゃうんです。って認識、ホント?

私、肺活量がなくて、息が持たなくて疲れちゃうんです。って認識、ホント?

肺活量とロングトーンの関係は? もちろん関係はありますが、ごく普通の歌(特にブレスのタイミングが少ないとか、言葉が多くて息継ぎのタイミングの無いとかの、稀な曲では無く、普通にブレスのタイミングがある歌)
で、息切れしたり、体力が続かない人は、肺活量とは直接関係無い可能性が高いです。
スポーツをガッツリやっていて肺活量が多い人でも、歌うと疲れる、とか息が足りなくなる、と感じる人もいるからです。要する

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ボイスストレーニング-自然な声で歌う

ボイスストレーニング-自然な声で歌う

note始めました。書籍もそろそろ在庫切れですが、増版はしません。
ボイストレーニングのレッスンを今度はnoteで作っていこうと思ってます。
いやしかし、新しい観点の発声本も書きたいし、読み物系の声や歌関連の本も書きたい。出版社とお知り合いのかたいましたら是非ご紹介を。
どちらもよろしくお願いします!!