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ボイストレーニングマガジン

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2020年2月の記事一覧

高い地声とはどんな状態?

高い地声とはどんな状態?

「高い声で歌いたい」と言う声をよく聴きますが、詳細をよく聞くと、だいたいは地声の高い声で歌いたいと言う願望で、「高音は裏声になっちゃう」とか「喉が疲れて出なくなる」という事がほとんど。
解消法は、今やボイトレ業界では当たり前の用語になってしまいましたが、ミックスボイスで歌うとかミドルボイスで歌うという事になります。

これらの言葉(発声法)については様々な持論が出ているようで、僕の意見だけが正しい

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続 いつも同じ声の感覚で歌えない?

続 いつも同じ声の感覚で歌えない?

前回の「その時によって声の感覚が変わって、いつも同じ声で歌えないんです。」の続編。

前回書いた通り、歌い難くなる原因(ケース)にかかわらず、身体や喉の作用としては、まず気がついていなくても、自分の声の聴きかたが変わってしまっている、ということが最重要点です。
それによって喉の位置が悪くなったり、不必要な力が入ったり、発声器官にいつもと違う緊張がでてきてしまう。

そしてまずその状況に気がつく事が

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いつも同じ声の感覚で歌えない?

いつも同じ声の感覚で歌えない?

「その時によって声の感覚が変わって、いつも同じ声で歌えないんです。」こういう悩みをよく聞きます。すごく上手く歌える時と、全然歌えない時の差が激しいとか、会場によっては全然歌えなくなる、などなど。
(体調的に喉が重くなる事があるという場合は、今回は省きまして、別な機会に書こうと思いますので、今回はそれ以外のケースで。)

この状態一つのタイプとして、声の楽器演奏としての歌唱感覚がまだ体に宿ってい

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歌う時は、口呼吸?鼻呼吸?

歌う時は、口呼吸?鼻呼吸?

これ、ずっと以前に講師の飲み会で、同僚の講師が議論しているのに居合わせて、答えた覚えがある。
結論から言うとどちらでも歌えるし、歌唱スタイルによるので、それに合った呼吸を選択するべきということ。

身体機能のことだけでいうと、口呼吸より色々な面で鼻呼吸が良いということは、ちょっとググると沢山出てきます。
でも、事は普段の呼吸ではなくて、発声と言う観点からどうか、歌唱という表現を考えた時にどちらが有

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今、ボイストレーナーって、

今、ボイストレーナーって、

2000年になってから「ボイストレーニング」という言葉が一般化してきて、レッスンの需要が増えると共に、ここ最近はチェーン店のボイストレーニングスクールも複数できていて、講師の数も急速に増えました。
そして今や20代の先生も街のスクールには沢山います。
今やボイストレーナーになる事は難しいことではないんです。
数年どこかでレッスンを受けた経験があって、ある程度ピアノが弾ければ(最悪は弾けなくてもカラ

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