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どんど焼き

私は時計が好きで、普段からいくつかの時計を使いまわしているのですが、そのうちの一つに電子ペーパーの時計を持っています。その時計の柄は豊富で、版権キャラクターなどが多く10種類以上に上ります。
私が持っている絵柄はカエルが生活するもので、1年通して色々な行事を垣間見ることが出来ます。

まさかエプソンが時計を出しているなんて思わないですよね。
私も驚きました。
どうやら、OTTAIPNU(オッタイピイヌ)はスパートキャンバスの中で用意されている絵が一番多いらしく、100枚以上あるようです。
しかもプロの日本人クリエイターの手書き。素敵!!


それはさておき、去る1月11日…
カエルの1日に異変が。

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木に鏡餅が実っている!!

なんだこれーーーー!!

すかさず親に見せてみると、
「季節的にどんど焼きじゃない?」と返ってきました。
どんど焼きってなんか聞いたことがあるなぁ…
(このカエルのいる木には季節によって時折変なものが実っていたりします)

私はかつてどんど焼きに参加したことはありません。



どんど焼きとは

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地域によって、「どんど焼き」「どんどん焼き」「どんと焼き」などと呼び名が微妙に違うらしいです。

一般的に田んぼや河原、神社で、
竹や木の棒で「どんどや」というやぐらを組み、
正月飾りを入れて焼き、その火や煙に当たる。
そして、残り火で木の枝や竹に刺したお餅や団子をいただくという行事。


どんど焼きで火や煙に当たることで、一年健康に過ごせるようになり、
どんど焼き・どんと祭りで食べるお餅、団子を食べると虫歯にならない、健康になるという意味もあるそうです。
また、その灰は魔除けや厄除けの力があり、家の周りに撒くと良いともされています。



どんど焼きの起源

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どんど焼きの起源は、左義長にあると言われているそうです。


左義長(さぎちょう、三毬杖)とは、小正月に行われる火祭りの行事。
地方によって呼び方が異なる。日本全国で広く見られる習俗である。
1月14日の夜または1月15日の朝に、刈り取り跡の残る田などに長い竹を3、4本組んで立て、そこにその年飾った門松や注連飾り、書き初めで書いた物を持ち寄って焼く。
その火で焼いた餅(三色団子、ヤマボウシの枝に刺した団子等地域によって違いがある)を食べる、また、注連飾りなどの灰を持ち帰り自宅の周囲にまくとその年の病を除くと言われている。
ーーWikipediaより

この説明を見る限り、今のどんど焼きとほぼ変わらないように感じますね。

本来は、「お正月に歳神様をお迎えするために飾った門松や松飾りを正月の終わる小正月に焼き、空へお送りする」というもので、その一年の五穀豊穣、商売繫盛、家内安全、無病息災や子孫繁栄を願う行事です。

また、鷺鳥(さぎちょう)という田畑の天敵となる鳥を追い払うための行事として、田んぼの真ん中でやぐらを組み、藁や正月飾りを燃やしたことが起源であるという説もあるそうです。

いずれにしても、お正月の終わりに一年間の幸せを願う火祭りとして長い歴史がありますね。



どんど焼きを行う日

松飾りや門松は松の内である1月14日まで飾り、その次の日に歳神様をお見送りするため、以前は1月15日に行われていました。

昔成人式が1月15日であった頃は祝日なので全国的にこの日にしていましたが、成人式が1月の第二月曜に変わったことから、どんど焼きも休日の第二日曜日、もしくは第二月曜日に行われるようになったそうです。



この行事は枝に刺した団子を食べるということで、「木に実る鏡餅」はあながち間違ってなかったということですね。
さすがに鏡餅の状態ではないですが…


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