なぜ作業療法士になったのか。

先日書いた『精神科作業療法士とは』に繋がった内容です。

何故自分が作業療法士という、わりとマイナーな職を選んだのか。noteの機能を色々遊びながらやってみようと思います。

1・〜中学時代

私の将来の夢は、漫画家だった。絵を描くことも漫画を読むことも好きだったから。中学では美術部に入った。当時の部長の絵がすごく可愛くて漫画家みたいだ!って思って入部したが、同期はおらず、一年間ほぼ1人だった。(憧れの部長も受験生でほとんど来なかった)最終的には同級生が2人増えて、絵を描いたり漫画を読んだりして3年間過ごしていた。

2・高校時代

絵を描くことが好きだった私は、高校では漫画研究部に入った。その高校ではオリジナルの漫画を描いて、定期的に冊子にまとめて発行しており、それがとても魅力的だった。しかし、ここで私はとても軽い挫折をする。なんと、一緒に入った同級生達(中学の時とは違い10人くらい居た)の絵がめちゃくちゃ上手かったのだ。出来上がった初めての冊子を見て、なんだこれ、もう漫画じゃん。枠線めちゃ綺麗に引くじゃん。トレース台とか手袋とか使ってるし。もう漫画家じゃん。…と色々と思い知るのであった。

そこで私は、こんなに絵の上手い人が沢山いて、そういう人達がきっと漫画家になるのだろう、と思い、それなら私は、趣味で絵を描く人になろう、と高校一年生で夢を諦めることにした。


さて、漫画家の道を諦めたら何になろうかな…なんて思っていたとき、ふと中学生の頃に父がぽろっと言った言葉を思い出した。

『作業療法士とか向いてるんじゃない?』

当時介護の仕事をしていた父に言われた言葉。当然私はどんな仕事が知らず父に尋ねると、

『詳しくは分からないけど、絵とか描いてたよ』

と返ってきた。こうして私の中では、

・手に職で(国家資格が取れて)

・絵が描ける仕事!!

と、なって個人的に最高な仕事じゃないかと思い作業療法士の道を目指すことになったのである。

そしてこの勘違いは、作業療法士の専門学校に入ってから気付くのであった…(遅すぎる)

きっかけは、こんな小さな(?)ことです。それが今に繋がるだなんて当時の私は分からなかったけど。ちなみに、仕事で絵を描くことは少ないけれど、作業療法士は私にとって天職だと思っています。




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