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長男ダイスケの成長⑦〜学校選び〜

ダイスケも年長さんになり
その時の地元の小学校の
発達検査があった

その際
教頭先生と話をさせてもらい
特別支援学級を見学させてもらった

ダイスケは
普通クラスで始めるのか
最初から特別支援学級なのか
というところで

特別支援学級を見学して感じたのは
ダイスケにはちょっと違うかな
という違和感

そして
教頭先生の話では
主要教科は支援学級で
音楽や体育は普通クラスで
とのこと。

養護学校の話も聞いたが
一旦養護学校に行くと
成長して伸びてきても
普通の学校に戻れないとのことだった

どの状況も
帯に短したすきに長し

加配の先生に付いてもらうことも
できないとのこと

あの頃に比べたら
今は
少しは手厚くなっているのかしら

ということで
私は他の学校の可能性を探し始めた

その頃使い始めたばっかりの
インターネットで検索して

3つの学校に連絡を取った

1つは
京都府山科の
宗教法人の一燈園小学校

来年開校、という
まだ校舎が姿も見せていない
シュタイナー学校

そして
インターナショナルスクール

インターナショナルスクールは
全くの見当違いで
一度見に行ってやめた

一燈園は
お受験などはなく
共同体の中に学校があり
先生方も共同体で生活されている
高校生になると
全寮制で
学生がご飯を作ったり
お風呂を沸かしたりする

そこでは
ダイスケを連れて校長先生にお会いして
どうぞ入学してください、と
言って頂いた

少人数で
担任に決まっている先生は
かなりご高齢だった気がする

ここに来ることになるのかなー、
引越しだなー、
でも、山科か〜、という感じでした

そして
シュタイナー学校は
まず夫婦そろって
先生方との面談を繰り返し受けた

子ども云々よりもまず
親の覚悟が求められていた

何度足を運んだだろう
勉強会にも参加して
普通の学校とは全く違う
算数の授業に感嘆したのを覚えている

数学の先生の「数学の世界は美しい」という言葉
のちに
こういうことを言われていたのか、と
納得することになる

まだ先々どうなるのか
誰にもわからない
NPO法人学校
社会的な援助は一切なく
親と教師が両輪
学校運営を支える、という話

面白そうだなあ!
と思う反面
すごいチャレンジであること
何の保証もないこと
この学校に子どもを預けて
子どもがどう育つのか
やってみないと分からないこと

など
いろんな不安材料?もあった。

でも
不安に思ったのは
私たち夫婦ではなく
その両親たち

両家の祖父母からの
大反対に合いながらの決断

その間にも
担任になる予定の先生が
何度も我が家に足を運んでくださり
ダイスケの保育所の
担任の先生にも会ってくださった

その頃には
私はシュタイナー学校に通わせたい!
と強い希望を持っていて

どうしても入学させてもらいたかった

それで保育所の先生に
ダイスケのことを
あまり大変だと言わないで欲しい

とバカな口止めをしたのだ

そのことで
後に
シュタイナー学校で担任になって下さった先生に
とても怒られた、、、

私は
そうやって取り繕う
カッコつける
という悪癖がありました

何のためにそんなことしたんだろう

ダイスケの本質を見てくれる環境を
欲していたのに

ただ
そんな私の願いは他所に
ダイスケは
先生が家に来てくださるたびに
コーフンして大ハッスル

暴れて騒いで
歯止めが効かない

その度に思いました

もうダメだな
入れてもらえっこない

シュタイナー学校から
お返事はなかなか来ず
年末に私は諦めて
一燈園に入学希望を出しました

そこへ
シュタイナー学校の先生からの電話で

「ダイスケくんを
シュタイナー学校にお迎えすることに
決まりました」

え?え?

完全に諦めて
一燈園に行くつもりで動いていたので
その旨、正直に話しました。

すると
電話の向こうで
怒っているような先生の声
「本当にいいんですね?
他の方にお譲りしますよ!」

ちょっと驚いた私は
「待ってください。
諦めていたので驚いてます。
主人と相談させてください」

と言うのが精一杯でした。

この時の先生のお気持ちを
後で知ることになります。

あの熱い一言がなければ
この出会いを逃していました。

今も
この出会いには
感謝しかありません。

かくして
我が家のシュタイナー学校での
18年間の生活が始まりました。

この先は
有料記事にて
書いてみようかなと思っております。

ただ、やり方がわからないので
勉強します😥

私が
我が子たちが
お世話になった学校のことですので
大事にお伝えしたいとの思いです。

ただ
私はシュタイナー学校の保護者として
18年間居させてもらいましたが
シュタイナー教育に関しては
全く素人です。

ところどころ
かじっただけですので

普通の感覚の人が
シュタイナー学校に入学してみて

の体験記みたいなことになるかなと。

この先の何の保証もない
この学校を出た後
どんな人になる可能性を感じたのか
そして卒業させるまでの

私自身の体験と思いです

今も
公立や私立の学校に行った場合との違いを
考えることはたまにあります

私は
その時その時
自分で子どもに何を与えたいか
選択して来たつもりです

何を思って選択して来たのか。

その中での
子どもたちの育ち合い
親たちの活動
私が目指したもの
叶えられた私の願い
3人の子どもを卒業させてみて

などを順に書いていきたいと思います。

よろしければ
覗いてみてください。

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