船乗り見習いの一日
今回は専攻科時代の一日を振り返ろうと思います。
二隻それぞれ特徴があって、楽しい日々を送っていました。
某水産学部練習船
勿論実習生もワッチを行います。
0-4、4-8、8-0
それぞれに学生が数名入り、操船や見張り、位置入れなどをこなしていきます。
また、ワッチ舷と作業舷に分かれており、ワッチ舷は割り当てられた時間帯を担当し、反対の作業舷はその日の調査であったり機材の準備、船体整備を行います。これを一日ごとに交代していき航海をこなしていく仕組みです。
我々の代は12名乗船しており、各ワッチ2人ずつ入っていたので、非常に濃厚な実習を受けることができたと感じます。
一番あたりのワッチ
これは圧倒的0-4でした。
練習船だけの文化でしょうが、起床免除がもらえたのです。
深夜4時にワッチが終わり、お昼ご飯前まで寝ることができるのです。なんと素晴らしいことでしょう!!
NOONから舷が変わるので昼からの作業に参加するだけで終わり。最高。
一番シャバイワッチ
これは8-0でした。ワッチ舷であっても通常と同じ生活ですし、何よりワッチ終わりに作業、気が乗らないですよね、、、
人間の生活ができることは良い点ではありますが。
自由時間
学生は意外と自由な時間があるのがびっくりしました。我々の練習船では釣りが頻繁に行われていました。
勉強なんてしてません。
みんな各自の釣り道具を持ってきており、ドリフトの時にひたすらに釣りをしていました。
それ以外はお酒を飲んでいました。
船長がとてもお酒好きで、よく学生に余ったビールや日本酒を分けてくださいました。今思えば、昔ながらの兄貴感のある気の利く船長だったなと。
1航海2週間ほどだったので楽でした。最初の船にはうってつけですね。
某海洋大練習船
この船は学生が30人ぐらいいたので、半分に分けても15人以上。
それを0-4、4-8、8-0に分けると、一つの班が5人ぐらいになります。
ここまでくるとやることない!!
船も大きくなり、航行区域も広がったものの、実習の濃度で言うと下がった気がしました。
作業舷の1日
0615起床
0630ラジオ体操、掃除
0730朝食
0900課業開始
1130昼食
1300課業開始
1700夕食
1930掃除
2000巡検、点呼
こんな感じで一日が過ぎていきました。
この練習船時代は釣りもできなかったので流石に勉強していました。
練習船は楽だった!?
基本学生は決められた時間に言われたことのみをするので、とても楽でした。
自由時間もありますし、ストレスで耐えられないなんてことは無かったですね。多分練習船がこの世の中で一番楽なので、これでへこたれているようじゃ、やっていけないってことですよね。
船乗りチュートリアルは楽しく終えることができました。
次はどんな船に乗るんだろう。。。
今回はここまで