番外編_最近ハマっているゲーム

蛇足なのですが、今久々に、本当に久々にスマホゲームにハマっています。それでもゆっくりしか進められていませんが、みなさんご存知のFGOです。

アニメを見てハマりましたが、最初はやはり偉人を美少女化したり露出度が凄かったりと苦手意識がありました。大学時代一度友人に勧められていたのですが、全く興味が持てずに聞き流していました。

けれどアニメ「絶対魔獣戦線バビロニア」で一気に沼に沈められてしまいましたね、ええ…。なんと言ってもアニメオタクですから、ストーリーがよければハマりますし原作があればゲームであろうと、ええ…やってしまいました。

前回「先入観で苦手だと思い込んでいた」話をいたしましたが、ここでも先入観に驚かされました。

ファンの方々には大変失礼なことですが、ちゃんとストーリーを読むと本当にいい話が多くて驚きました。英霊たちの思いというかなんというか、人類として生きていきたいと強く思えるような気持ちになるのです。

私の中のこういうゲームのイメージが恋愛趣味レーションゲームやアイドル育成系のものが強すぎたこともありますが、きっと主人公がモテモテでそんなストーリーなんだろうなぁ、なんて思っていました。切腹です。

私が特に好きなのはやはりバビロニアのキャラクターたちなのですが、実は一番好きな、印象に残っているセリフはゲームでのロビンフットのものです。

うろ覚えで申し訳ないのですが、彼は人の再会に関してこのような考え方をしています。

「人は生きていればいつか再会できる。」

「顔を合わせる、って意味じゃなくて、例えば一方が残した手紙や写真、歌で。」

「そういうのに、生きていれば出会えるって話でね。」

「人間ってのは顔を合わせるだけが再会じゃないんだ。」

これはまだ第七特異点も攻略できていない私の中に、一番強く残っている言葉です。

正直ロビンフットは特別に目立つキャラクターではなかったと思います。けれどどんな話より、一番好きなキャラクターの台詞よりも強く私の心に残りました。

私は自己肯定力が低く、どんなに好きな友達にもメールや電話をするのが本当に苦手です。大好きなのに、そうやって自分から縁を薄くしてしまうのです。

そうやって私や、相手はきっともう会うことはなくなって、まだ長い人生であってももう二度と出会うこともない人たちはたくさんいるのでしょう。

けれど私が彼女らをふと思い出したり、やりとりした手紙を開けてみたりすることで、私たちは再会するのだと思いました。

もしかしたらその誰かはもう生きていなくて、私が知らないだけなのかもしれません。相手はとっくに私のことを忘れているのかも。

そして相手がそんなことをしていて、私がすっかり忘れていたり、もしかするとその時にはもう死んでいたりすることもあるでしょう。

でもその瞬間、当時の彼女らと私は再会を果たすのだなぁ、と思うと、なんだか全然寂しくない気がするし、その日を楽しみに生きてみようという気になりました。

そんな、今を生きる人間ではないからこそ、たくさんの人生をいきた英霊だからこそ言えること、感じることをFGOのサーヴァントたちはポロりと教えてくれるのです。

描いているのは生きていて、まだ若い人間なのに、どうしてそんなことをかけるのでしょうか。本当に尊敬します。

私はFGOの、ゲームらしからぬそんなセリフを聞きたくて、目当てのバビロニア以外もしっかりとストーリーを読みながらゲームを進めています。

ちなみに一番好きなのはギルガメッシュ とエルキドゥです。お察しですね。

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