私の好きな花

私、生きた植物は苦手です。虫が苦手なので生理的に「虫がいるかも」と思ってしまいます。だから芝生もゾワゾワして、地べたに座るのが苦手です。自然は好きですが、虫だけは生理的に涙が出るほどダメです。

でも植物そのものは大好きです。花も、草も、見るのは好きです。

梅や桜、金木犀。藤、椿…。木に咲く花も大好きですが、今日は地から伸びる方を考えます。

パッと思いつくのは朝顔です。小学校の頃は色水を作れる花、くらいにしか思ってなくて、むしろ夏休みに家に持って帰らなければならないのが嫌でした。

それから彼岸花。生家の向かいの家に沿って野生のものがたくさん咲いていて、良くない花だと聞いて球根を兄の金属バッドで潰すという、今考えるとあまりにも謎な行動をとっていました。皮肉なことにそんな努力を嘲笑うかのように毎年綺麗に咲くのです、これが。

昔は煩わしかった花々が今は綺麗だと思うのだから不思議ですね。

あと蓮も好きです。白山神社の蓮池を見た時は圧倒されました。あれって実物はすごく大きいんですよね。あんなに大きくて上を向いているのに、形が全く崩れないくらいしっかりしていて、柔らかい桃色なのにとても力強い花だと感じました。

花屋で初めて買ったカーネーション以外の花、トルコキキョウも好きです。ひらひらした花がいくつも重なって、フリルみたいで可愛らしいですね。私の「可憐だ」というイメージの結晶みたいでした。

あと、ヒナゲシも好きです。小さい頃の通学路にたくさん生えていました。これもやっぱり好きになったのは最近ですね。不思議なことです。

あと紫陽花ですね。紫陽花そのものも綺麗ですが、紫陽花は母が好きなんです。だから紫陽花が咲く時期になると母が嬉しそうに「あそこに咲いてるね」というのが、私は好きです。母は紫色の花が好きで、私も目で追ってしまいます。

あとやっぱりひまわりは外せません。夏生まれですから。関係ありませんね。

高校の頃、毎年夏に隣の駅まで歩いて市民館で映画やらを見る行事があったんです。その道端の小さな花壇に、数本咲いているのが見えました。それから桔梗畑もありました。桔梗は特別好きということもないのですが、なんだかその光景は好きでした。毎年炎天下を歩く時の楽しみでした。

どうやら私は「経験」でものを好きになる傾向があるみたいです。擦り込みでしょうか?ちゃんと綺麗だと思ってるんですが、なんだか不思議です。

それになんだか和の花が多いですね。日本文化が中途半端に好きだからですかね。

次は植物つながりで「好きな木」とかにしましょうか。あと好きな実もあるし、草もあります。


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