田島しのぶ

家事代行サービスの開業支援、各種事務サポートを提供するなつぞら舎は、家事代行の現場を長…

田島しのぶ

家事代行サービスの開業支援、各種事務サポートを提供するなつぞら舎は、家事代行の現場を長らく経験して2020年に独立した者と、その開業準備から独立後の事務のサポートをしてきた経営コンサルタントが立ち上げました。 https://natsuzorasha.themedia.jp/

最近の記事

『家事代行サービスのマッチングサイトのお客様と直接契約をする際に気を付けたいこと』

このところ、家事代行サービスのマッチングサービスで知り合ったお客様と直接契約をしたいが、どうすればよいかという問い合わせが増えています。 その際に、2点気を付けなければならないことをお伝えしています。 1点目は、マッチングサイトでサービスを提供したお客様と直接契約は禁止事項になっていることです。とは言え、マッチングサイト側では直接契約をしている事実の認定は極めて難しく、現実的には利用者の登録抹消をやるかどうかといった感じで終わると思われます。 2点目は、直接契約する場合

    • 家事代行サービスはマッチングサイトに馴染まない

      このところ家事代行サービスのマッチングサービスが増えてきました。それに伴い、トラブルも増えてきているように思います。 マッチングサイトはあくまで登録者同士を引き合わせる場であって、契約関係は当事者間に発生します。当然トラブルが発生してもマッチングサイトは責任を負う立場にはありません。家事代行サービスを提供する側もお客様側もその認識が欠如しているように思います。 リスクは自分が負うものだと考えると、あの値段で家事代行サービスを提供するかどうか。マッチングサイトで家事代行サービス

      • 独立して収入を安定させる方法?

        家事代行サービスで独立して、定期の仕事も順調に入ってきて一週間の予定が埋まっても収入的に安心はできません。定期のお客様が例えば週3日とか場合によっては週5日で入ることもあります。あまり一人のお客様の比率が高くなると、お客様の都合でキャンセルになった時には仕事がその分なくなります。 例えば、週3日でお伺いしているお客様が海外旅行などで2週間不在にされるとその分仕事に穴があきます。この仕事は、作業をしないと収入にならないのです。この期間に都合よく仕事をさせていただける先があればい

        • 副業としての家事代行サービス

          家事代行サービスを個人で始めるには、特に資格もいらないことから、副業に選ぶ方もいます。個人で始める以上、専業でおこなうにしても副業でおこなうにしても準備しなければならないものは変わりません。 出費で一番大きなものは、賠償責任保険です。おこなう作業によって入るべき保険は異なりますが、なつぞら舎でおススメしている保険は年間10万円ほどかかります。それだけのコストを支払って割に合うかどうかは考え物です。 また、利用規定、プライバシーポリシー等も準備しなければなりません。代行サービス

        『家事代行サービスのマッチングサイトのお客様と直接契約をする際に気を付けたいこと』

          フランチャイズでの家事代行サービス独立を考える

          家事代行サービスで独立するしようと考えた時には、フランチャイズに加盟することも検討材料に入ってきます。フランチャイズを展開している会社によって異なりますが、加盟するときの加盟金、そして毎月ロイヤリティを払うのが一般的です。 フランチャイズに加盟しても、結局は定期のお客様を増やしていかなければ、経営が安定しません。スポットの案件ばかりで予定を埋め続けるのは難しいです。スポットのお客様であっても、作業を喜んでいただき、定期のお客様になっていただく努力をしなければなりません。

          フランチャイズでの家事代行サービス独立を考える

          家事代行サービスで気を付けたいこと

          家事代行サービスでは、お客様のご要望によっては不在の状態で作業することがあります。不在宅での作業は鍵をお預かりすることがほとんどだと思います。 そもそも、不在宅の作業をご依頼いただくお客様の仕事を受けるかどうかを、家事代行サービスで独立するからには自分で決めなければなりません。お客様から鍵をお預かりする訳ですから、何かトラブルがあった時には真っ先に疑われます。すでに信頼関係が出来上がっているお客様からは問題ないと思いますが、信頼関係がまだ希薄なお客様からは不在宅での作業をお受

          家事代行サービスで気を付けたいこと

          お客様からの利用料金回収方法を考える

          家事代行サービスで独立すると、お客様から直接利用料金をいただくことになります。その方法について、事前に考えておく必要があります。 一般的には次の方法が考えられます。 ◆現金 ◆口座振り込み ◆口座引き落とし ◆クレジットカード引き落とし ◆QRコード決済 お客様からの利用料金は毎月回収することになります。家事代行サービスで独立したばかりだとまだお客様が少ない状態では、契約しておくだけで費用がかかるような方法は避けたいものです。 ◆現金 ⇒請求書をお客様にお渡しし、その場または

          お客様からの利用料金回収方法を考える

          家事代行サービスで取り扱う個人情報について

          家事代行サービスを提供するにあたっては、必ずお客様から個人情報をお預かりします。当然お客様のお宅にお伺いする訳ですから、住所、氏名、電話番号は最低限必要な情報です。個人情報をお預かりする以上、必ず個人情報保護法を守らなければなりません。 まずは、プライバシーポリシー(個人情報保護方針)を作成しましょう。そして、お客様にお渡ししましょう。もちろん、HPにプライバシーポリシーを掲載していて、そこから個人情報を取得していれば問題ありませんが、家事代行サービスを個人で始めたばかりの

          家事代行サービスで取り扱う個人情報について

          家事代行サービスの利用規約と保険の補償内容は一体で考える

          家事代行サービスで開業するにあたっては、必ず利用規約を作成します。その利用規約でお客様との取り決め(約束事)を明確にする訳です。 家事代行サービスの場合、利用規約で盛り込んでおいた方がよいとなつぞら舎がお客様にご案内するのは、 【最低限盛り込む内容】 どういった作業をやるのか(一般掃除全般 、洗濯等) どういった作業をやらないのか(介護、ペットの世話、マッサージ等) 報酬に関する規定(報酬はいくらか、どのように支払っていただくか等) キャンセルに関する規定(キャンセル料は

          家事代行サービスの利用規約と保険の補償内容は一体で考える

          家事代行サービスを始める際に入る賠償責任保険の補償内容

          家事代行サービスを始めるにあたり、賠償責任保険の加入は任意ではあるものの、家事代行サービスという仕事柄、加入はすべきです。 家事代行サービスといっても、その具体的な内容は曖昧です。掃除だけを提供する人もいれば、掃除プラス料理、掃除プラスベビーシッターなど提供する内容は様々です。ご自身が提供する家事代行サービスは何をおこなうか、何をおこなわないかは明確にしなければなりません。それを明確にした上で、加入する賠償責任保険には加入する必要があります。 当初は料理をおこなわないつも

          家事代行サービスを始める際に入る賠償責任保険の補償内容

          入札情報を見て個人ができる仕事か考えてみた

          家事代行サービスで独立したばかりだと定期のお客様でスケジュールがびっしり埋まっていることは難しいと思います。徐々にお客様を増やしていくわけですが、それまでの間に何かしらの収入を得なければなりません。家事代行サービスの会社で働くということも選択肢ではありますが、せっかく個人事業主になった訳ですから、何かこれまでとは違う仕事はないかなと考えてみました。 そこで考えたのが入札で新たな仕事を得られないかということ! 個人事業主でも文部科学省や総務省などの国の機関に入札し、落札すれ

          入札情報を見て個人ができる仕事か考えてみた

          家事代行サービスでお客様と個人的に連絡先交換する時に考えること

          家事代行サービスの会社から派遣されて、お客様のお宅で定期的に作業をしていると、お客様との信頼関係がどんどん深くなってきます。お客様にとっても、我が家に定期的に訪問してくるスタッフは、とても親近感が湧いてくるものです。家事の話、家庭の話、個人的にお客様の話、場合によっては相談を受けたりすることもあります。こうなってくると、お客様から個人的に連絡先を交換したいと言われることがあります。 ほとんどの家事代行サービスの会社では、お客様とスタッフとの連絡先の交換を利用規約で禁止してい

          家事代行サービスでお客様と個人的に連絡先交換する時に考えること

          家事代行サービスの仕事だけで食べていくには時間がかかる

          家事代行サービスをパート、アルバイトだけで生活することは困難です。時給1,500円で1件当たり2時間の作業として、1日3件の作業をこなすのは時間的にも肉体的にも厳しいものです。派遣の事務仕事であれば、時給1,500円として、1日8時間働けば1日12,000円の収入を得ますが、家事代行サービスで1日8時間働くことは困難です。家事代行サービスの仕事には移動時間が多く、移動時間は収入になりません。他のパート、アルバイトに比べて時給が高いし、家事のスキルも身につくし、生かせるという理

          家事代行サービスの仕事だけで食べていくには時間がかかる

          家事代行サービスで独立した場合のお客様の増やし方

          家事代行サービスで独立した場合、定期のお客様でスケジュールが埋まることはまずありません。家事代行サービスの会社でスタッフとして働きながら、その他の仕事をしながら、徐々に自分の定期のお客様を増やしていくのが一般的ではないでしょうか。 週5日で働くとなると、1日2件が体に無理のない範囲になると思いますので、週1のお客様を10人、週2のお客様だと5人集める必要があります。まず、家事代行サービスでまずは年収500万円を目指すことをおススメします。 家事代行サービスで独立した場合の

          家事代行サービスで独立した場合のお客様の増やし方

          税務署に開業届の提出、そのタイミング

          開業の準備が整ったら税務署に開業届等を提出します。 ・個人事業の開業・移転・廃業等届出書 ・所得税の青色申告承認申請書 一般的にはこの2つを提出することになります。青色申告にしなければ「所得税の青色申告承認申請書」は不要ですが、青色申告を選んだ方が損失の繰り越し等のメリットがあります。よくわからないということであれば、青色申告を選んでおけば間違えないでしょう。 個人事業の開業・移転・廃業等届出書(以下、開業届)の提出期限は、原則として開業してから1か月以内ですが、開業

          税務署に開業届の提出、そのタイミング

          家事代行サービスで独立した場合の年収(収入)

          家事代行サービスを自分で始めると思っても気になるのは収入です。副業でやるのか、専業でやるのかにもよりますが、専業ではどれくらい収入を見込めるものでしょうか。見込めるというよりは、独立すれば自分で決めるわけですが。 600万円を目指そうとすれば、月に50万円、20日稼働で1日に2.5万円、1日2件として1件あたり1.25万円、1件3時間としてお客様から頂戴する利用代金は1時間当たり4,166円ということになります。1件あたり2.5時間であれば、お客様から頂戴する利用代金は1時

          家事代行サービスで独立した場合の年収(収入)