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熱海先生×へいなかさん 『生き方在り方』について

7:00〜8:30まで行われた対談。
抽象的なテーマから具体的な対処法まで、様々なお話を聞くことができた、本当に豊かな時間でした。
たくさんの話題があったので、興味のあるテーマを選んで読んでみてください。

どうしようもないことへの対処法

正直、なってみないとわからない。
犯罪の被害に遭う苦しさは、想像してわかったつもりになれるものではない。
 
山に登るには、基本的に複数のルートがあって、どのルートがその人に合うのかはわからない。
「こうじゃなきゃいけない」という向き合い方ではなく、いろんな道があることを知った上で向き合っていく。
 
自分の中の「こうあるべき」に苦しめられることはあると思う。

一見幸せそうな暮らしを取り戻したりしても、フラッシュバックとかはある。どう声をかけたらいいの?

性犯罪を受けた人が、必ずしも人生が壊れるほど苦しんでいるわけではない。(性犯罪がいいと言っているわけではない)
社会の声が、その子を苦しめている現状もある。
苦しみに寄り添うこと・人格を否定しないことのバランスが難しい。

コロナも同じかもしれない。
その県の初めての感染者の方が自殺してしまう事例も。

周りの声は気にする?

自分の中で筋が通っていれば、自信を持って「こうですよね?」といえる。

ストレスは風船に対する空気みたいな例えをされるけど、人間ってずっと受け入れるだけなわけではないのでは?逆にストレス耐性を下げてしまうかも。
『生ゴミ処理器』みたいに、受け入れたストレスをエネルギーに変えることもできるはず。

人間は両極(生死とか)に寄りがちだけど、その中間を取るのが大事なのでは?

自分の土地が災害に会った時、先祖代々の土地だから『住むべき』というのは、その人の価値観であって、義務ではない。
 
結局は割り切れないけど、うまく付き合っていかなければいけない。

教え子を亡くされた時、どうやって前を向いた?

単純に凹んだと同時に、指導の反省をした。
「非行したくない自分と非行しかできない自分で苦しんでいたんだよ」という先輩の言葉が腑に落ちた。

そのほかのストレスに対してどう対処してる?

静かにその状況を受け入れる。
日常生活を止めるわけではない。
 
熱海先生の場合は、、
①ガッツリ向き合う
②忙しいようにして何も考えず時間が過ぎるのを待つ
 
リフレーミングとかはあまりできない。
あとは、できるだけ他の選択肢を模索する。
がむしゃらなときは意外とうまくいかない。

手順を間違えたらうまくいかない。
感情と向き合う時間が大事。
言葉をかけるタイミングも難しい。

へいなかさんにとって幸せとは?

あるものではなく、それを思える自分がいるかどうか。
常に「幸せ」といえる自分でありたい。

熱海先生
本能的なもの(イマココ自分)
主体的に行動する
目の前にあることを楽しむ
最近は、この3点をいいバランスで行き来できるのが幸せなのかもしれない、と仮説を立てて行動している。

充実感ってかなり大事。
進んでくる感がないとしんどくなってしまう。
 
常に自分の足音を聞き続けること。
倒れる前にスピードを緩めたり、自分の足音をマイペースに聞き続けることができる人が強い人なのかも。

『今しか書けない自分の足跡』があるはず。

熱海先生は、劣等感を感じることはあったりする?

常に感じているし、常に感じていない。
自分が変わるか、諦めるかのどちらか。
できないことに対してどうするか、を考える。
最近は人と比べることはあまりない。
今自分がすべきことにフォーカスすれば、他人のことは気にならない。

へいなかさん
できることをやる。
劣等感も動機(モチベーション)になっている。
劣等感も含めて楽しめている。
「比較」から逃れられるわけじゃないのに、過度に「比べる必要はない!」と言ってしまう教育現場ってどうなんだろう。
比較があることは認めないといけない。
できないことがあったとしても、「今の自分には」できない、と考えて、それができるようになりたいかどうか考える。

熱海先生が、教員以外の職業を自由に選べるとしたら?

サッカー選手になりたい。
職業を選ぶとき、能力や需要が求められる。
 
一度教員を辞めたときにやっていた営業は楽しかったから、またやりたい。
数字が出ることが新鮮で楽しかった。
 
先延ばしにするときって、結果を求める自分と、結果が出ることが怖い自分がいるとき。
でも、長期的にみたら、早く行動して失敗してみたほうがいいのでは?
結果を求めた先に自分がどうなりたいかを考えることで、いろんなルートが見えてくるかもしれない。

へいなかさん
自分がしたことで自分を慰めることはできる。
負けるなら、何かをやってから負けよう、という気持ちはある。

個人的まとめ・感想

最後の20分。
まずは、直接お二人とお話しさせていただく機会をいただけたことに本当に感謝しています。
その中で、やはり「どういう自分でいたいのか。何を大切にしたいのか」を突き詰めていきたいと強く思いました。

生きていく方法はたくさんある。
今はとにかく悩んで、悩んだ上でしっかり行動しようと思いました。

21歳のこのタイミングでこのような場にいることができることが幸せです。

改めて、自分の中にある哲学を見つめ直すタイミングになりました。

ありがとうございました!

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