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ISTメンバーが暮らす大樹町は、暮らしやすいのだ!

こんにちは!インターステラテクノロジズ(以下、IST)広報です。

ISTは北海道大樹町に本社を置いていて、約8割の社員は大樹町や近隣のまちで生活をしています。

イベントや会社説明会を行う中で、大樹町での暮らしについてご質問をいただくことがとても多いのですが、
せっかくISTに興味を持っても、「大樹町への移住はちょっと・・・」と二の足を踏んでしまう方もいるようです。

今回はそんな不安を解消すべく、様々な側面から、ISTメンバーがどのように大樹町で生活しているのかをご紹介します!

「大樹町はちょっと・・・」とは言わせません!

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まずは、私たちが暮らす大樹町についてご紹介します。

人 口:5,455人(2021年1月末時点)
世帯数:2,735世帯
面 積:815.7平方km

※179市町村ある北海道内では17番目、19市町村ある十勝地方では3番目に広い町!
(ちなみに十勝地方の面積は約10,830平方km、大体岐阜県と同じくらいです。広い…)
※東京23区 人口969万人/627.6平方km(東京23区の1.4倍の大きさ!)

大樹町は十勝南部に位置する自然豊かな町です。東は太平洋、西は日高山脈に接し、中央部は広大な十勝平野が広がっていて、「これぞ北海道!」という景色が見られます。

冬は連日(最低気温が)-20度を下回る日が続くこともあり、とても寒冷な場所です。

基幹産業は酪農と漁業。雪印乳業大樹工場が置かれ、年間生乳生産量が1万トンを超えるメガファームも複数存在します。

漁業は、秋さけやししゃもが有名で、加工品の生産も盛んです。

まちには清流日本一に輝いた歴舟川が流れ、西側にそびえる日高山脈の美しさは息を飲むほど!

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▲ISTの新事務所から見える日高山脈。絶景。

人口は約5,500人に対し牛は約27,000頭!

突然ですが、渋谷のスクランブル交差点は一回の青信号で何人が行き交うかご存知ですか?
なんと多いときには3,000人だそうです!大樹町中の人を集めても2回で渡り切れちゃうんですね・・・牛は最低でも9回青信号を待たないといけませんが・・・

そんな「自然豊かな大樹町」では1985年ごろから「宇宙のまちづくり」を目標に掲げ、航空や宇宙分野での実験や飛行試験を積極的に誘致しています。
2019年5月4日にはISTが開発した『宇宙品質にシフト MOMO3号機』が、宇宙空間に到達。民間企業が単独で開発・製造したロケットとしては初の快挙でした。

こうして名実ともに大樹町は「宇宙のまち」となったのです

人より牛の方が遥かに多い田舎町が宇宙に繋がっているなんて、ワクワクするしかありませんよね。

大樹町での生活は、とっても快適!

実はこの記事を書いている私も、関東から大樹町に移住してきました。
神奈川県で生まれ東京に勤めていた私ですが、特に今の生活に不満はありません。
だって、大樹町ってとっても快適で便利なんです。

①アクセスの良さ

大樹町〜帯広駅…車で約50分
大樹町〜とかち帯広空港…車で約40分

羽田空港〜とかち帯広空港…飛行機で約90分

「北海道って信じられないくらい広いんでしょ?」「北海道の田舎町なんて、ものすごく時間がかかりそう」と思われることも多いですが、羽田空港から大樹町までは約2時間。ちなみに、羽田空港から那覇空港までは約3時間かかります。何だか大樹町がとっても近く感じてきませんか?

②実は雪が少ない

十勝地方は雪が少ないことでも有名です。日高山脈で雪雲が遮られることから、冬でも晴天の日が続きます。 「十勝晴れ」という言葉があるくらい、全国でも有数の日照時間に恵まれた土地なのです。

道内では特に生活しやすい場所といえると思います。

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▲飛行機の中から見た十勝。空気が澄み渡っています。

それでも雪が多い日は年に数日あるので、そういった日には社員は出社せず、在宅勤務となります。
私個人の感覚としては、移住前に想定していたよりも、雪の日はかなり少ないです。

③生活に必要な物は町中で揃う

北海道の田舎町というと、「コンビニまで車で30分以上」というような、とにかく不便なイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。
(大樹町も広いので、住んでいる場所によってはそういう方もいらっしゃいます。)
しかし、町の中心地にはコンビニが3軒、スーパーが3軒、ドラッグストアが1軒、ホームセンターが1軒、飲食店は10軒以上あります。日常の買い物は町中にあるお店で十分なのです。
町内のお店にないものは、帯広まで出かければ大抵のものは買い揃えることができます。

食べ物が美味しい!!!!!!!!

これがとっても大切なことです。毎日食べるものが美味しいと、生活するのが楽しいのです!!
「北海道はなんでも美味しい」と言われることも多いですが(それはその通りなんですが)、美味しいものがとれる場所に住んでいることや、美味しいものを作ってくれた人の顔を見て買うこと、それが重要な調味料になるということを、大樹町に住むようになってから知りました。

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▲10月頃にはスーパーで筋子を購入し、いくらの醤油漬けを作る家庭も多いです。

あまりおすすめできないところの話も一応

大樹町の良いところばかりをご紹介しましたが、「来てみたらイメージと違う!」と思われないように、不便な点も正直にお話ししておきますね。

①都会と比べるとお店が少ない!

自然豊かで人口が少ない町なので、当然と言えば当然です。
先ほどお話ししたように、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、ホームセンターなどはあるので、日頃の生活に困ることはほぼありません。
けれど選択肢は少ないですし、「お買い物を楽しむ♪」ということは大樹町内ではあまり期待できません。

では私たちがどうしているのかというと、週末などに車を1時間ほど走らせ帯広へ!

服屋、雑貨屋、100円ショップなどで買い物をして休日を過ごします。
私個人の黄金コースは、KALDI COFFEE FARMで買い物をして、100円ショップで必要な物も必要ない物も買って、スターバックスのドライブスルーで買ったコーヒーを飲みながら大樹町まで帰るプラン。
1時間のドライブはさながら一人カラオケです。ずっと歌っています。
飲み頃になったコーヒーと大好きな音楽、そして車内から眺める日高山脈は最高です。

②車がないと生活しづらい!

大樹町のJR最寄り駅は帯広駅。約60km離れています。60kmというと、例えば東京駅からだと熊谷駅、横浜駅からだと箱根湯本駅までの距離と大体同じです。全然最寄りとは言えませんね。

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そんな土地なので、マイカーがないと生活しづらいことは確かです。
しかしながら、実はISTの社員にもマイカーをもっていない人や、そもそも運転免許を取得していない人もいます!
そういった社員は通勤には乗合をしていたり、夏場には自転車で通っています。

生活しづらいというだけで、生活出来ないわけではありません。
町中にはバスが走っていますし、帯広や空港にもバスで(大樹町から空港までの直通ではありませんが)出かけることが出来ます。

③冬は気温が低い!

すごく当たり前のことを言ってしまいました・・・
けれど「冬は寒い!」とは言いません、「気温が低い」のです。

冬の大樹町がどれくらいまで気温が下がるのかというと、「大樹町の最高気温が、東京の最低気温より10℃低いくらい」と思ってもらえると想像しやすいでしょうか・・・?
冬と言っても、10月から4月の頭くらいまでは冬なのでなかなか説明が難しいのです(笑)
一年で一番寒い日の最低気温はマイナス20℃を下回り、日本で一番寒い町になる日も少なくありません。

あまりに寒い朝は、日本一かどうか調べてしまう時も(笑)

ですが、移住してきた社員、特に東京近郊で生活した経験がある社員は「東京の方が寒い」と口を揃えて言います。

もちろん外気温は大樹町の方が寒いのですが、移動は基本的に車ですし、室内は暖房が効いていて半袖でも過ごせるほど暖かいのです。
そうなると、寒いのは車から屋内へ移動する一瞬しかないことになりますよね!
東京で勤めていると、駅から会社までの移動や電車を待っている時間がありますが、大樹町での暮らしにはそれがありません。
これが「気温が低い」けれど寒くない理由です。正確に言えば「寒く感じる機会があまりない」ということですね。

移住してきた社員が驚いた!大樹町エピソード

①路肩にふくろうがいた

紙袋が落ちていると思ったら、片羽を広げたフクロウだったそうです。
北海道にいるとポケモンみたいに様々な動物と出会います。

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※周囲に気をつけて撮影しています

他の社員からは、「普通にタンチョウが飛んでいる」「家の前にキツネがいた」など、動物発見報告がたくさんありました!

②大樹小学校の人数が想像より多くてびっくり!

大樹町には、保育園が2つ、認定こども園・小学校・中学校・高校が1校ずつ存在しています。朝の決まった時間になると、町中の小学生が一斉に登校するので、スクールバスが走っていたり、夏には自転車で登校する小学生もいたりします。

ISTにも、家族で移住してきたメンバーがいます。

移住してきた社員が愛する!大樹町エピソード

①とにかく星が綺麗!

肉眼でアンドロメダ銀河が見えます。流星群が近づく日は、流れ星がどこでもたくさん見れるんです。星好き・宇宙好きにはたまりませんね!
特に射場の周りは他に明かりがないので、本当に星空が綺麗です。

「これが天の川か!」と感動しますよ!

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②想像以上に飲食店が多く、どこも美味しい!スーパーの食材も美味しいものばかり

大樹町は、海と山と畑がある町。漁港では旬な魚が水揚げされ、季節ごとに新鮮な魚介類がスーパーに並びます。また、酪農も盛んなので、様々な種類のチーズが売られていたり。飲食店もたくさんあるので、外食も楽しいです!

③北海道観光が楽しい!

道外から大樹町へ移住してきた社員も多く(北海道出身者は2割にとどまります)、休日を使って北海道観光をする人も多いようです。美味しい食べ物、美しい風景、見どころもたくさんあります!

結論 大樹町にだって「たくさんある」!

大樹町には超高級ブランド店は無いですし、映画館も気軽に入れるチェーンのカフェもファミレスもありません。

無いものも、あります。

だけどそれ以上に、「たくさんある」んです。

家の前で天の川を見たり、平日の夜に焚き火をしたり、海へ釣りに行ったり、DIYで棚を作ったり、雨の音を聞きながら本を読んだり。これは都会ではなかなかできないですよね。でも、大樹町には「ある」んです。

「ものすごく便利な町」「何でも揃う町」ではないかもしれませんが、生活するのに困らない、素敵な町だと思います。


大樹町の周りにも素敵なまちが!

大樹町のご近所のまちもご紹介します!
どのまちにも沢山の魅力があり、近隣のまちに住んでいる社員もいます。

幕別町 忠類(ちゅうるい)地区

・大樹町に隣接する忠類地区はIST本社まで車で20分
 (中心市街地までは1時間ほど。幕別町は南北間で約50kmほどの距離があります)
・ゆり根が名産品!ほくほくとした食感で、栄養がぎっしり詰まっています。
・ナウマンゾウの化石が発見されたことでも有名です!道の駅に併設された、十勝ナウマン温泉「ホテルアルコ」も人気
・ナウマン公園キャンプ場はなんと無料!アウトドア好きの方は必見です。
・冬は白銀台スキー場がオープン!大樹町から一番近いスキー場です。

更別村

・IST本社まで車で30分
・通称「どんぐりとトラクターとすももの村」
 早くから大規模機械化を推し進めた村で、農家一戸あたりの経営面積とトラクター所有台数は日本トップクラスです!
「十勝スピードウェイ」という北海道内唯一となる国際自動車連盟(FIA)公認サーキットがあります。
・国の「近未来技術等社会実装事業」の採択を受け、スマート農業の研究を進めています。

広尾町

・IST本社まで車で30分
・サンタの故郷ノルウェー公認の国外初・日本唯一のサンタランドがあり、クリスマス時期になると、イルミネーションが灯されます。
・国際港も保有する港町!北海道と首都圏を最短で結ぶ港湾で、第4ふ頭の飼料コンビナートは北海道最大級(驚くほど大きいです…)!
・断崖絶壁を縫うように走る黄金道路は、景色も良くドライブにもおすすめ。そのまま襟裳岬へと抜けていきます。
・サーフィンもできるので、夏にはサーファーたちが集まっています!

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Bay Lounge Coffeeでは焙煎士である坂口憲二さんのコーヒーを道内で初めて提供

中札内村

・IST本社まで車で40分
・「土から出たものは土に返せ」を合言葉に昭和60年から「有機農業の村」を宣言。早くからクリーン農業を推進しています。枝豆や鶏肉、中札内たまごなどが名産です!
・NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加入し、景観や地域文化を大切にしながら価値を創造しています。
・美術館やレストランが立ち並ぶ「中札内美術村」や四季折々の草花が咲く「六花の森」など文化活動もさかんな「音楽とアートの村」!

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▲中札内美術村は十勝でも屈指の観光スポット

帯広市

・IST本社まで車で60分
・十勝平野の中心に位置する管内最大のまち。今年に入ってから釧路市の人口を抜き、道内5位になりました。(ちなみに1位はダントツの札幌。そのあとに旭川、函館、苫小牧と続きます)
・JR帯広駅から特急あおぞらに乗れば、札幌まで3時間弱、釧路までは1時間半程度で着きます。駅前発の都市間バスに乗れば、旭川や富良野方面へも足を運べますよ!
・ショッピングモールや巨大なホームセンター、映画館に大型書店さらにはチェーンのレストランやカフェなど、大樹町にないと思ったものも帯広なら大抵あります。
・帯広市内は温泉や銭湯の泉質がとてもよく、全国の温泉愛好者から注目されているそう。セルフロウリュができる北海道ホテルや、最高品質のモール泉が楽しめるアサヒ湯など、全国的に知名度を上げている施設も増えています!

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帯廣神社は花手水でも有名

まとめ

いかがでしたか?

「大樹町に住むのって悪くない、むしろ意外とアリじゃない?」と感じていただけたのではないでしょうか。北海道の地方(田舎)って、そこまで不便ではないんです。

もちろん洗練されたお店や、文化的な施設はないけれど、すぐそばに山や川、海があり、晴れた夜空に星が瞬く様子を肉眼で見れば「大樹町に住んでいてよかった」と心から思うはずです。

大樹町ライフを一緒に楽しみましょう!

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社員インタビュー動画を公開いたしました。ぜひご覧ください!

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