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他業界からの転職に不安はなかったって本当?製鉄・プラント・メタン研究から転職したメンバーに聞いてみた【後編】

こんにちは、インターステラテクノロジズ(IST)広報チームです!
前編に引き続きお読みいただきありがとうございます!

前編では違う業界から航空宇宙業界への転職って実際どう?、前職のスキルや経験はちゃんと活きるというお話をお届けしました。

後編では、ISTで働く醍醐味、働き方などを伺っていきます!


普段考える暇がない「成長」について話してみた


広報
ISTで働くことの醍醐味というか、どういう点が特徴的なのかを考えてみたいなと思っています。では、お一人ずつきいていこうかな。

干場
僕はZEROの実験設備づくりのほかに、大樹町に新たに作るロケット射場を作っているんですけど…。

広報
ロケット射場づくりなんて、たぶんJAXAの人しかやったことないと思います(笑)

干場
そうそう(笑)誰もやったことないことをできるのは、思ってもみなかったチャンスだなと思います。別のところで射場を作ろうとは思ってないけど、キャリアアップにもなると思っていて。

ドローン_射点_全景

射場 (1)

現在の射場の様子

森田
私は入社して1か月くらいなんですけど、タスクを達成していくと、振り返ったら自然と学べている状態になっていそうだなと思います。
ISTの醍醐味といえば、他の企業はやっていない。僕らが初めてやる実験とかもあるわけで。そういう先端を走る企業ならではの成長の可能性は大きい気がします。
それって先端を走ってない限りは味わえないし、そこでの成長スピードはどんな大企業によりもISTの方があると思う。

広報
成長とかキャリアアップとか、普段考える余裕がなくてあまり気にしてこなかったけれど良い視点ですね。私も広報として働いていて、とても実感します。

森田
ロケットを設計するための知識はそのまま成長に繋がると思います。それって宇宙業界を目指してる人にとってはキャリアアップと同じ意味ですよね。
あとは、僕は推進班(推進系エンジニア)で入ったんですけど、推進班だけど結局全てを知っていないといけないのは大手企業とは違うところかなと。
もちろん自分の専門性を高めることでもスキルは上がりますけど、全体を俯瞰した中で自分の担当領域をどうしたらいいかっていう全体を見て最適化させる力はつくと思う。

斉藤
少ない人数で、みんなで全部のことをやっていますからね。どこまで自分ごととして考えられるかっていうのは、会社が大きくなるにつれて希薄化しきそうですけど、それは残しておいたほうがいいんじゃないかなって思いますね。
僕は入社3年目になりますけど、結構自分自身も考えているタイミングです。
今、会社が大きくなっているにあたって、自分のスタンスや考え方も変えなきゃいけないと思ってます。

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広報
会社のフェーズが変わるのに合わせて視座が上がった、みたいなこと?

斉藤
それもちょっとありますね。
自分としては2回変わるタイミングがあった。1回目はバイトから社員になるとき、2回目が安全衛生の仕事を始めたタイミングかな。
一度バイトから社員にならないかって声をかけてもらったとき、僕断ってるんですよ。そのあとMOMO2号機が失敗したタイミングで、僕以外のバイトの3人はみんな社員になった。僕だけごねたみたいになっちゃって、かつ2号機が失敗して、それで社員にならないのってなんかかっこ悪いなって思って・・・なのでカッコつけもありました(笑)
それから安全衛生の仕事をするようになったときに、ひとつ段階が上がった気がします。全体を俯瞰して、広く周りを見ないといけないって。
でも管理が多いのも嫌で前の会社を辞めたので、これは自分にとって成長が必要なんだなって思ってるタイミングです。

広報
いい話ですね。

斉藤
いい話でしょう(笑)

リモートワークが根付くISTでの働き方や住まい方

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広報
前半でベンチャー企業に入ることに不安はなかったって仰ってましたけど、家族はどうやって説得したんですか?北海道大樹町に来ることへの不安とかなかった?

干場
大樹町に来ることは、自分一人ならいいけど…っていうのはありますね。

広報
家族を巻き込むとなるの色々考えますよね。干場さんはどうやって乗り越えたんですか?

干場
いや、乗り越えてない(笑)

広報
え??(笑)

干場
絶賛乗り越え中です(笑)大阪に家族がいるので、大阪と大樹町を行ったり来たりしてる。大阪にいるときにはリモートワークをしていて。
大樹にいたら現場が気になって見に行っちゃうので、集中的に作業するなら大阪に帰ったほうがはかどるなと思っています。
家族と話し合うには色んなオプションを用意してやっていかないと。
リモートをやるにもおさえるポイントがあると思います。
リモート先の人の状況とかをちゃんと想像できないといけないとか。

広報
浦安と大樹町で拠点がわかれていたりみんな出張が多いので、普段みんなバラバラの場所で動いてるから、組織のカルチャーとしてリモートワークが根付いていますよね。リモートをやりやすい会社だと思います。
森田さんも移住組だし、暮らし面ががらりと変わることに不安はなかったんですか?

森田
僕は趣味がドライブとかアウトドアなので田舎のほうが向いてたっていうのはありますね。自然が好きな人にとっては、単身だったらハードルは低いと思う。
僕も今お付き合いしてる人がいまして、僕の場合は来てくれそうで。

広報
すごい!どうやって説得したんですか?

森田
十勝の魅力、おいしい食べ物とかをプレゼンしました(笑)
あと、僕の場合は二拠点生活もいいよねって話をしてます。彼女は実家が熊本なんですけど、例えば子どもができてまだ小さいときとか、こっちだと知り合いもいない上に、僕はずっと仕事に出てて昼間いないととても不安だと思うんですよ。そういうときは落ち着くまで実家に帰って良いし、その間は僕がたまに熊本に帰ればいいだけだし。
それこそある程度リモートも認められているから、二拠点生活を提案しました。北海道に別荘があるみたいな感じで良いじゃん!って提案したら今のところそんなに反対はされてません。
だから大樹町に不安はないですね。働き方も住まい方も工夫すればなんとかなるかなって思ってます。


成長中の会社の魅力は「何でも経験できること」

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干場さんは北海道庁に新しい射場の打ち合わせに行くことも

斉藤
そういえば、私の前の会社の同期で転職しようとした人がいましたけど、大手求人サイトとかを見てましたね。

干場
僕も転職活動をしていたときに、「宇宙開発の仕事をしたいです」って言ってエージェントに探してもらったんですけど出てこなくて、「宇宙のバックグラウンドがないのに、なんでいきなり宇宙開発なの?」って言われましたね。

斉藤
別の業界にチャレンジするのも全然いいと思いますけどね。
僕もたしか求人サイトを見ていて、そうすると同じことを場所変えてやるだけになっちゃうなと思った感覚がある。結局俺にはこれしかないのか!みたいな。

森田
路線変更できないって思い込んでいるんだよね。
特に、宇宙業界は大学時代から片足突っ込んでないと一般的な就活だとかなり難しいですね。

広報
路線変更できないと宇宙とかロケットキャリアの人だけの会社になるじゃないですか。
でも、私はISTを見てて、色んな業界のバックグラウンドを持つ人が集まるからこそ面白い発想ができると思ってて。自動車はこうだよ、船舶はこうだよとかそれぞれの常識を日々ぶつけながら研究開発をしているからこそ生まれるものがあるんじゃないかなと、それってエンジニアの人にとっては面白い環境なのではと思ってます。

斉藤
(前職は)全然宇宙に関係がない人が多いですよね。

干場
9割くらいの人は宇宙以外のキャリアだよね。それは全然知られてないと思います。僕も入るまでは知らなかったですし。

森田
ISTの魅力は、まだ少数だから組織づくりにも関われる可能性があるところ。大企業だとエンジニアやりながら組織開発なんて絶対無理だけど、そこらへんも考えて関わっていける場面がたくさんある。僕、プライベートで組織開発の勉強をしていたくらい興味があって、やりたかったけれどやれなかったことに携われるのはとても嬉しいです。
今って結構過渡期じゃないですか。今までは小さいからある程度出来てたけど、人が増えて大きくなってくると難しくなるところもありますよね。ベンチャーらしい自由さやフラットさなどは大切だし、あまりガチガチに固めたくないとは思っているけれど、最低限は決めておかないと新しく入ってきた人たちが困ることもあるから。やらないといけないことはまだまだあるなと思ってる。

斉藤
それで言うとずっと過渡期な方がいいんじゃないですか。
1、2年前に「組織形成の過渡期」って言葉が社内で出てきたことがあったんですよね。一瞬「過渡期」って言葉が社内で流行ったくらい(笑)それまで「まだベンチャーなんで」という気持ちだったのが「いつまでベンチャーに甘んじてるんだ!」という雰囲気が出てきたことがあった。でも、今の話を聞いてたらずっと過渡期で新しい風を取り込んで変化し続けている方が働いているみんなも受け止めやすいかなと思った。

干場
僕が思うのは、なんでも経験ができるのがISTの魅力ですね。普通の会社に入ると組織が出来上がってたりするし、与えられた仕事をするのがほとんどなんですけど、やりたいことや経験したいことは自分から手を挙げてどんどんやれるし、短期間でスピーディに密度の濃い時間でできるっていうのは、まだ会社が熟成してないベンチャーだからできることだと思う。
普通に会社に入ったら大きな組織になればなるほど一つの道しか進めないけど、こういうところだったら色んな経験ができる。

広報
私も、広報をやりながら企画もやったり、人事的な仕事もやったりできてる。しかも人事はもともと興味があったから嬉しいし、楽しい(笑)

森田
自分も前職では流体関係の研究ばっかりやっていたけど、この前、構造関係の試験計画も考えてほしいですって言われて、大きい会社だと絶対ないリクエストですからね、自分の専門以外のことをやるって。でも、領域を超えてみることによって結果的に今まで自分が突き詰めたかった一つの分野をより極められる、構造的な視点も持って自分の分野に取り組めるようになるのはレベルアップしていると思う。
そういう意味でも密度の濃い時間なんじゃないかなと思います。

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広報
いや、今日はとてもよい話が聞けました!最後にISTに興味を持ってくれている人たちに何か伝えたいことはありますか?

干場
僕が言いたいのはとてもシンプルで、ロケット飛ばす体験ができる会社って他にありますかってとこですかね。

広報
おお。

森田
作って飛ばすところってこの会社しかないからね。
JAXAは作れないですからね。飛ばすところに立ち会えるけど作れないし、三菱重工もそんなに近くで頻繁に打上げの試験できないし。
作って、実験も見て、目の前で飛ぶのを見れるってISTしかできないですよね。

斉藤
今、ロケット組み立てのメンバーも募集しているので僕が言いたいのは、組み立て作業員は専門的なスキルが必要ないということ。私くらいでできることだし、過去何年も工場で働いた経験があるとかは求めていない。
新卒とか、高卒の人たちも来ることを考えたら、経験もないわけだし、それでも大丈夫ですよって言いたい。真面目にひたむきに向き合う姿勢で頑張ってくれたらロケットにも携われるチャンスがあるっていうのを伝えたいですね。そんなにハードル高く構えないで、どんどん連絡してきてほしいです。

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以上、IST社員座談会でした!

今回は主に中途入社の皆さんに話を伺いましたが、今後も様々なメンバーの話をお届けしたいと思います。

「こんな方の話が聞きたい!」「○○について知りたい!」などのリクエストもお待ちしております♪

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