甘雨の詩
スキップするかのよう
喜びに浸る日があるように
部屋に閉じこもって縮こまる
悲しみに耽る日も時々訪れる
雨がしとしと
優しい音を鳴らす
聴覚に神経を集中しめをとじて
君のことを思い出す
いつからか呼吸の音で
君が話すタイミングを
察知できるようになった
不思議な事象
漫画の世界でもないのにね
雨戸を閉めようか決めかねていると
光り音が鳴る携帯
画面に文字が並ぶ
いつからか以心伝心
私が涙を流したい日に限り
君はいつも以上に優しい言葉を並べる
少し前の気分は何処へ
君は悲しみを弾き
私に癒しの雨を降らした
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