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仕事やめた

私は去年の年末に10年勤めた会社を辞めた。

子育ても少し楽になって、40歳を目前に自分の人生を考え直すようになった。たくさんの人の考えに触れたり、本を読んだりすることで、少しづつ考え方が変わっていった。

ほんとうは、40歳までに辞めるつもりだったが、38歳で辞めることになった。ちょうど会社の部署内で変化が起きて、いいタイミングだったというか、なんだか突然、勢いだった。

何の準備もなく、本当に辞めてしまった(笑)失業保険の申請をして、二か月後にしか支払いは開始されないのに、なぜかあまり焦りはなかった。

仕事を辞めて感じたことは、びっくりするくらいお金が減ったことだ。働くことは尊い。そして、こんな大胆な行動をとれたのも、夫が働いてくれているからこそで、私が一人で生活していたら、とてもじゃないができない行動だし、今の時間でもあると、心から感謝している。

私は出産後ずっと働いてきたわけで、突然訪れた時間をどう過ごそうか考えた。
とにかく、やりたいことに挑戦しようと思っている。この一年間は夫の扶養の範囲内で働いて、余りの時間を自分のやりたいことに充てる期間にしてみようと決意した。

自分の強みを生かしてやりたいことをみつける。
できればそれを仕事にできるように行動する
心理学に興味があるので、心理カウンセラーの資格を取る
ミニマリストを目指す
整理収納アドバイザーの資格を取る
読書をする
せっかちを治す

私は今まで、とにかく真面目に、優等生として生きてきた。
結婚出産してからは、家族優先で生きてきた。
子育てが少し楽になって、
「私ってこのままでいいの?」
そんな不安が頭に常にあるようになった。
何かやりたいことをやろう!なにがしたいんだろうと考えた。

そして一番驚いたのは、私には何もなかった。
やりたいことも、楽しいことも、欲しいものも。
毎日を過ごすことに一生懸命で、自分を後回しにしてきたことで、自分の考えや楽しみを思うことがとても難しくなっていた。

考えても考えても何もない、自分の心に向き合うことにとても時間がかかったように思う。
そして、今でもよくわかっていない。
自分を後回しにすることによる代償はあまりにも大きく、自分に困惑した。

私には幼少期、母から今でいう虐待を受けて育った。父が母に暴力をし、母が私に暴力をするような環境だった。家族の中でも奴隷のような存在で、とても敏感で、人の顔色を伺う性格(いいこちゃん)だ。中学の時に摂食障害も発症している(過食嘔吐)。結婚出産を経て、仕事を始めたが、その頃母が体調を崩し、親の介護と仕事と子育てで鬱を発症。その後摂食障害も悪化し今に至る。

うつ症状は改善したが、摂食障害は改善せず、もう一生付き合うことになるだろうと諦めていたのだが、自分に向き合ったときに、
「治して、普通に食事をしたい。こじらせた性格をなおして人生をたのしいと感じたい」と思うようになった。

あっ、きっとこれが今私が一番やりたいことなんだなとおもう。
そして、同じ病気や環境で困っている人の力になれたらとおもうようになった。

まず、摂食障害専門の病院の予約をとった。昨年末から、打診はしているのだが、コロナの影響からか、なかなかスムーズに進まず、来週やっと初診の予約が取れた。そして、これから先、自分の症状が改善したりしたら、同じ症状で悩んでいる人や、家族からの虐待や辛い環境で生きている人にアドバイスしやすいように、そして何より、自己理解を深めるためにも、心理カウンセラーの資格を取得しようと思っている。

本当にカタツムリのようにノロノロと動いているが、自分の未来のために前進するしかない!せっかく手に入れたこの大事な時間なのだから、有意義に使いたい。

そして、一年後この記事を見た自分が、「成長した」と感じれる自分でいたいと思う。

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