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魚をさばくって、楽しい美味しい嬉しい。

私が住む遠野は、やはり山のイメージが強い。
それは食材然り。山菜だったりきのこだったり。それはそれは美味しい。

だけど実は、海の幸も豊富に手に入る。

というのも江戸時代、遠野は沿岸と内陸を結ぶ宿場町として栄えていて、7つの街道が交わる要所だったのです。実際、沿岸の釜石や大船渡なんかにも車で1時間ほどで行けちゃう。

(ちなみに、遠野人のオープンな気質はこんな歴史にも由来していると聞いたことがある。)

…ということで、立派なイナダをなんと280円で手に入れた!

(またもちなみに、イナダは大きくなるとワラサ→ブリと出世する。つまりこの子は係長くらいかな。)

魚をさばけるようになると、まず魚丸々一匹で買うことになんの躊躇もなくなる。なんなら丸々のまま買いたい。あーかわいいね、イナダちゃん。

それではタイトルに戻りまして、『魚をさばくって、楽しい美味しい嬉しい。』より、まずは、、

『楽しい。』

魚をさばいているとエラや内臓や骨と触れ合うことになるので、魚の仕組みがよくわかる。

「おー、このエラなら呼吸できそうね」とか、
「ほー、骨はここを軸にこうやって伸びているのね」とか、
「あらー、脳みそないねー」とかとか。

そんなことを考えながら、鱗とエラと内臓を取り、一度綺麗にしてから背骨を外して半身に分ける。
(まだ初級者なので身が汚いのはご愛嬌。)


小骨も取り除き、綺麗にするとこんな感じになる。うんいいね。
お刺身にする時とかは皮引きと言って、皮をツーっと剥がすけど今回はそのままに。


身はぶつ切りに。
頭の部分も半分に割ってから、カマや口や目も余すとこなく使う。

はい!ここまでが『楽しい』でした。すごく楽しい!!
そろそろ出刃包丁買わないと歯が溢れそう。

続きまして、、

『美味しい』

さばいたイナダは湯引き(さっと湯をかけるやつ)で臭みを取り、下ゆでした大根と煮たら、そう、ブリ大根もといイナダ大根!

説明いらずですね。美味しいです。
自分でさばくところからやると、美味しさの満足度も高いってもんです。

そして最後に、、

『嬉しい』

私的には、これが一番のモチベーションと言ってもいいくらい。

なんと自分でさばくと、もれなくあら汁がついてきます!

そりゃ当たり前なんだけど、あら汁ってお寿司屋さんとか特別な環境でしか飲めないものだと思っていたから、この棚ぼた感、すごく嬉しい。

一番のモチベーションと言ったものの写真はボヤけたこれしかありませんでした。笑

以上、今日は魚をさばくことの素晴らしさをお伝えしてみました。

ちなみに私はいきなりでかいワラサを捌かせてもらった1回でなんとなくではあるけど習得できたので、意外とハードル低いはず!

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