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軽井沢で予期せずもくもく会

22時前に寝て、2時前に目覚める。久々の絶望の深夜。暑いんだか寒いんだかいまいち分からず、うだうだするうちに尿意を催し、諦めて階下に降りてトイレを済ませ、玄関先を20歩くらい徘徊し、15ページほど本を読んで再び布団へ。時刻はすでに3時35分。

日当たりが良い部屋で、かつ晴天だったので眩しくて起きる。良い目覚めだが、時刻は6時50分。もう少し寝たかった。

せっかく早めに起きたのでパン屋で朝ごはんを調達し、共有スペースで仕事をする。途中で女性が合流し、話す中でなかなかのビジネス著名人であることが判明する。直接取材をしたことはないが、Woman typeに何度か登場している人だった。

彼女は原稿に追われているそうで、「そしたら原稿もくもく会みたいな感じでがんばりましょ」的な軽口を叩いたせいか、その後めちゃくちゃ話しにくくなってしまった。まさに黙々とパソコンを叩くことになり、たしかにはかどりはした。

妹からミッフィーの口に関する情報が送られてくる。どうやら先日のnoteを読んだらしい。ミッフィーの世界では、子どもの口は「×」で大人の口には横線が追加されるが、足された横線はシワを表現しているのだそう。へ〜。

シワは大人の証明

夕方には新たな宿泊者が登場。天然石でアクセサリーを作りながら全国の展示会やポップアップなどで販売して回っている2人組。男性は昔バックパッカーで、最初は日銭を稼ぐためにアクセサリー製作を始め、気づけば15年がたったそう。何がどうなるかわからないもので、目的など気にせずとりあえずやってみるが吉。

アクセサリーの販売イベントは夏がシーズンだそうで、オフシーズンの冬は海外に石の買い付けに行くらしい。やりながらノウハウを学んで行ったので「最初の頃はぼったくられたり強盗に襲われたりもした」とのこと。「ナイフで刺されたこともあって」となかなかのハードエピソードだった。

数万円で販売しているアクセサリーの天然石の原価は数百円だったりもすると聞く。商売の裏側。

夜、共有スペースでfreeと書かれていたボウモアを飲んでいるうちに宿泊者が集まり、しばし歓談。長野のご当地スーパーがあり、そこのジャムがおいしいと教わる。

私はお風呂に入ろうと思ったタイミングで別の人が入っている状況がとても嫌いなので、歓談中にひっそり抜けてシャワーを浴び、再び歓談の輪に戻る。「え、お風呂入った?めちゃくちゃさりげない!上手!!」とアクセサリーの男性から褒めていただき、何が褒められているのかよくわからないながらにご満悦。

ボウモア、独り占めしちゃ悪いかなと思いシングルショット分くらい残したつもりが、よく見たら瓶の中身はシングルの半分にも満たないわずかな量。なんて中途半端な遠慮の気持ち。逆に迷惑と判断し、全部飲んで就寝。

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