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オンラインで心理的安全性はつくれるのか?

コロナ禍でリモートワークが進み、ほとんどのやり取りがオンラインでできるようになりました。

通勤時間もなくなるし、ストレスだった満員電車に乗らなくてもいい。

リモートワークによって自分の時間がつくれるようになり、個人的にはめちゃくちゃありがたいです。

昨日「コロナが収束されても、リモートワークを推進すべきか?否か?」というテーマで話をする機会があったんです。

私のスタンスは、「リモートワークを推進すべき」です。

いつでもどこでも働けるリモートワークは、通勤のストレスや時間軽減だけでなく、会議室を手配する、紙で資料を準備するなどの無駄なタスクやストレスがなくなる、自分の時間が、より増えることが心の豊かさにつながる。

でも、いくつかリモートワークのデメリットもあると思っていて、

オンラインよりもオフライン(リアル)のほうが、非言語情報が多い。オフラインで一緒に過ごすことで、信頼関係を高められる、心理的安全性をつくれる。

私は企業勤めをしているのですが、もともとオフィスに出勤していて、週1回くらいを在宅でリモートワークにしていました。それがコロナ禍で、いまはフルでリモートワーク。

こう変わってから、特にこれまでコミュニケーションを取っていなかった人との信頼関係は築きにくいし、心理的安全性をどうつくっていくかは課題と感じています。

前置きが長くなりましたが、私の関心があるテーマは「オンラインで心理的安全性をつくれるか?」です。

オフラインのほうが心理的安全性をつくりやすい

まず思うのは、オフラインの方が心理的安全性をつくりやすいこと。

これは実感値として分かるのですが、やっぱりオフラインで会えるときの喜びや、言葉以外で伝わることって多いと思うんです。

ちなみに、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによって1971年に発表された、「7-38-55ルール」あるいは「3Vの法則」と呼ばれる法則があります。

この法則によると、人はコミュニケーションを取るときには、受け取る情報を100とすると、

・相手から発せられる言語の内容である「言語情報」から7%
・声のトーンや口調、大きさ、話す速さなどの「聴覚情報」から38%
・相手のジェスチャーや視線、表情といった「視覚情報」から55%

の情報を受けているそうです。

つまり、言語メッセージよりも非言語コミュニケーションによるメッセージのほうが、影響力が強いということが分かります。

これらって、Zoomとかのオンライン上でのコミュニケーションでどれくらい下がるのかのデータは分からないのですが、相手の表情も見えづらい。目も合わせづらいんですよね。そもそも、相手がカメラオフで参加している場合には、相手の表情は全く見えない。

オフラインで顔を隠して話すってことが無いことを考えると、オフラインのほうがやっぱり受け取れる情報量は多いと思います。

オンラインでも心理的安全性をつくれる

でも、オンラインでも心理的安全性をつくれると考えています。

なぜなら、私たちが運営している母親アップデートコミュニティは、基本的にやり取りはオンライン。

「オンラインご近所システム」というコンセプトでやっているのですが、オンラインだからこそ、遠方にいても、子どもがいながらもイベントに参加できたり、気軽に交流ができるメリットがあります。

そして、心理的安全性については、私たちの最大のテーマ。

これまでやってきた経験からオンラインでも心理的安全性をつくれると実感しています。

でも同時に簡単なことでもない。

なぜなら、やっぱりオフラインの方がつくりやすいし、それに慣れてきたから。

オンラインで心理的安全性をつくることを、まず意識することも大切ですし、そしてどうやったらつくれるのか?を学びながら、実践することも大切。

じゃあ、どうすればいいのか?

挙げればキリがないですが、ひとつだけ言えるのは、「Being」を大切にすること。

ひとりひとりの「Being」。

どんな個性を持っていて、どんな思いを持っているか。それを否定しない。受け止める。

自己理解、他者理解を深める。

でも、これは言葉で言うほど簡単ではありませんよね。

なので、実践しながら、もがきながら、これまでもいろんなことをnoteに書いてきました。

コミュニティというと、何をやるか?という「Doing」が注目されがちだけど、なぜそこにいるか?という「Being」が大切。

具体的には、Doingしなくても、いるだけで居心地のいい場。いるだけでも、自分を受け止めてもらえる安心感。

イベントにでられなくても置いてきぼりにならないようにしたい。

自分を主語にしながら、相手を思いやる。

の2つについて書きました。

そして、こちらも。

読み返してみると、

そこに「希望」はあるか?

社会をちょっとでも良くする「意志」があるか?

なんて、熱いことを書いていたのに気づきました。

私は、今の時代だからこそ、「心理的安全性」をつくっていくことが大切と思っています。なぜなら、ひとりひとりが個性を解放して、幸せに心豊かに暮らせることにつながるから。

自分自身で「心理的安全性」をつくれる。これまで私が学んできたこと、実践してきたことを展開する講座をやっています。ご興味ございましたら、こちらのnoteも読んでみてください。今3期の募集中です!






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