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アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方-”自ら考え動く”とは何か。

今日は、こちらの本からの学びを。

自分で考え行動する者が勝利を手にする!

まんが「アオアシ」は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載中で、小学館漫画賞にも輝き」この4月からはNHKでアニメ化も決まっている大人気サッカー漫画です。
このまんががヒットした理由の一つに、主人公であるアシトがサッカーのセオリーを何も知らないままにJリーグの下部組織に入り、、挫折を味わいながらも前を向き育っていくところにあります。
このときアシトは、監督、コーチ、時には仲間に励まされながらも、すべて自分で考え乗り越えていく。
この、「自ら考え動く」こと、則ち「自律」することは、サッカーだけでなくどんな場面でもとりわけビジネスシーンでも通用すると、この本の筆者である仲山氏は気づき、この本を書き上げました。
なぜ、アシトは最初メンバーの言うことが聞けなかったのか(=知らないことは見えない)、なぜ、アシトは時たま良いプレーをするがそれを持続できない(=自分のしたことを言語化できない)等々、ビジネスにも使えるヒントが満載です。

Amazonの概要ページより引用

この本でテーマにしているのが、「自ら考え動く」。

一見、簡単な言葉ですが、自ら考え、動くってどういう意味なんだろう?

これを1冊の本で解き明かしています。

観察→判断→実行のループをまわすこと

この本では、「自ら考え動く」を、
観察→判断→実行のループをまわすと解説されています。

考えない人は、「実行」だけ、以上。

これだと成長がない。

自ら考え動く人は、観察→判断→実行のループをまわすことができる人。

本で描かれている内容をメモにしました。

①観察

「観察」って何だろう?

視点・視野・視座をそれぞれコントロールすること。

・視点は、見ているもの。

・視野は、見えている範囲。

・視座は、立場によって見えているもの。

たとえるなら、カメラで、いろんなものを撮影したり、ズームイン、ズームアウトをしたり、色んな高さから撮影したり。コントロールできるのが大事。

インプットつまり入力情報は、下記の公式になる。

入力情報 = アクセス情報量 x 吸収率

インプットというと、情報量を増やそう増やそうとするのですが、吸収率は見落としがち。

本の中では、吸収率を高めるのに、自分の「バイアス」に気づくことが大事と書かれています。

たしかに、「この人からは何も学べない」と思いこみを持っていると気づけないのが、バイアスを取ってみて、初めて学べることがある、見えることがある。

②判断

こちらの公式は、

判断 = 入力情報 x 価値基準

良い情報を集めて、自分なりの良い価値基準をもって、判断する。

そして良い判断をするには、ごきげんでいること。

ふつうの状態が、「1.0」とすると、
ごきげんな状態が、「1.1」
ふきげんな状態が、「0.9」

ごきげんな人と、ふきげんな人が一緒にプレーすると、

1.1 x 0.9 = 0.99

つまり、ふきげんな方の影響が大きい。

自分ができる限り、ごきげんな「1.1」の状態でいるように、1.1で物事を解釈していけるのが「1.1」力。

なにか嫌なことが起きたときに、「それはちょうどいい!○○するチャンス!」と思えるのが、「1.1」力。

③実行

自分で立てた「仮説」をもとに実行する。

ここでは、「悩む」と「考える」の違いも解説されています。

悩む : 立ち止まって深刻になる
考える : 仮説をつくって試す

仮説がないと、気づきが生まれない。

仮説がないと、量稽古をしても、成長につながらない。

主人公のアシトが、「ボールを止める」練習を量稽古していたシーンがあります。

ただ量稽古していた時と、自分なりに「止めたあと次に、ボールをどう動かすかをイメージして止める」と仮説を持って量稽古していた時と、後者にしか気づきが生まれていない。

このnoteを書きながら、読み返していたら、また学びが深まりました。

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