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私が変身したきっかけはモヤモヤだった

今日は「私が変身したきっかけ」について、書いていきたいと思います。

#日経COMEMO さんの #あなたが変身した話 の企画noteです。

APU学長の出口治明さんが、人を賢くするのは「人・本・旅」とおっしゃっていますが、まさにこの3つが私の経験を振り返ってみても、大切だなと思っています。

モヤモヤを壊してくれたダイバーシティの視点

私は大学を卒業して、新卒でIT企業に入社し、エンジニア職としてキャリアをスタートしてます。

「普通に仕事をする」ことしか頭に無かったので、普通に会社に入り、そのままキャリアを積み重ねていくことしか考えていませんでした。

もともと「手に職を」という思いもあったのですが、エンジニア職といっても、あまりにも幅広く、そしてテクニカルなことは奥が深いことを知りました。ちなみに、文系出身なので、エンジニア職で入社したことに驚かれて、入社してみたら、周りが理系院卒男性がほとんど。カルチャーショックを受けたことを覚えています。

仕事をしていくなかで、テクニカルを深めるよりも、「もっと自分の会社の製品を多くの人に知ってもらいたい。それによって世の中をより良くしたい。」と思い、9年エンジニア職をしたタイミングで、社内公募でマーケティングに異動。

マーケティングに異動してからは、「長時間働くことが、がんばってる証拠」という空気があり、ガッツで働くことに力を費やしていました。

そんな私の働き方を変えるキッカケになったのが、出産。

2014年9月に出産し、翌年の5月に育休明けで職場復帰してから、さいしょはバランスがうまく取れずに、子どもが寝たあとに家で深夜まで仕事をつづける毎日。体調を崩し、最初の3ヶ月でダウン。

働く時間をいかに減らしながら生産性を上げるかを考え、初めての出産育児と仕事との両立に、モヤモヤを抱えていました。

そんな時に、たまたま上司が代わり、外国人の女性に。この出会いは、私を大きく変身させてくれました。

日本人男性が経営陣、管理職のほとんどを占める環境で、ぶっちゃけ彼女の存在は良い意味で「異物」だったと思います。

自分のビジョンを掲げ、組織の「あたりまえ」に、真っ向からぶつかって、改革をしていく姿はかっこよく、衝撃を受けました。同じチームの視点から見れば、分厚いカベをぶち破っていく勇ましい姿。でも他チームから見れば、「異物」であるからゆえの衝突が耐えない。

同質性の高い社会で、今まで触れたことないものに触れると、「アレルギー反応」が出てしまう。それまで暗黙の了解で進んでいたミーティングも、異なる意見が出ることによって、時間がかかってしまうこともある。このようなダイバーシティのデメリットはありながらも、メリットは大きい。

・視点が増える
・異なる意見が出ることによって、シナジーが生まれる
・個を認め合うので、個が活きてくる(自分の良さにも気づく)

今あらためて思い返してみても、このダイバーシティな経験を持てたことは、私のキャリアにとって大きな変化点となったことは間違いありません。

・キャリアは自分で切り拓いていくもの
・待っているだけではチャンスは訪れない、自分でアピールしていく
・「あたりまえ」への違和感も含めて、自分の意見をちゃんと言っていく

私の「殻」をぶち破っていただいたこと、「あなたは大丈夫。可能性がある。」と言い続けてくれたことに感謝です。

自分と全く違うタイプの人と関わってみると、得られるものが多い。

モヤモヤが、気づきのアンテナを立てる

次におそってきたモヤモヤは、40代手前。

1つの会社にしか勤めたことないし、このまま会社でキャリアアップを目指すか、目指さないか、はたまた外に新しい機会を探すのか。

「人生100年時代」とか「個の時代」と言われて、これからの人生・キャリアにモヤモヤする人が多いんじゃないかと思います。

今振り返ってみると、このモヤモヤがあったからこそ、気づきのアンテナが立ったんですよね。

それまでだったら素通りしていたところに、目に入ったのが『1分で話せ』の著者である伊藤羊一さんのトークライブ。

このトークライブのプレゼンに感動し、そのあとTwitterをフォロー。ちょうどそのタイミングで、最終募集をしていたヤフーアカデミアの石巻合宿に、勢いで申し込みをしました。

被災地で自分を見つめ直し、これからの未来を考える合宿。スケジュール調整もしないまま、気づいたら申し込みのクリックをしていたことを覚えています。1週間後と合宿が迫っていたし、もう残席もわずかだろうと思って、「このチャンスを逃すまい」という気持ちでした。

被災地で現実と向き合い、未来を創る活動をされているリーダーのお話に心を打たれ、自分と向き合う時間。

自分の過去、現在を振り返り、「この先どうしたいのか?」を参加者同士でディスカッションしました。

詳しくはブログに書いているのですが、この合宿が人生を変える、私を変身させるキッカケとなったんです。

まさに、「人、本、旅」の3点セット。

この合宿の最終日に宣言したことがこちら。

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モヤモヤは、エネルギーにもなる

「合宿でした宣言を実行していこう!」と思っていたときに、ダイバーシティ関連のイベントがあって、いくつか悔しいことがありました。

このnoteにも書いたのですが、ある企業の男性役員に言われて悔しかった言葉。

「これだけ制度も整っているのに、リーダーに這い上がってこないのは女性の問題。海外の女性を見てみなよ。リーダーもいっぱいいるよ。」

すごくモヤモヤしました。

何も言い返せなかった自分。

でも、これがあったからこそ、母親アップデートコミュニティを翌月に立ち上げることができたんだと思います。

「モヤモヤ」は私も感じることが多いですし、抱えている人は多いと思います。だからこそ、気づきのアンテナが立てられるし、自分のエネルギーにも変えていける。

今あなたが抱えているモヤモヤが、変身のチャンスになりますように。


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