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【PR tips ①】ニュースの作り方vol.2

外資金融から未経験でPR会社へ。PRスキルと経験を積み、挑もうと決意したのは”保険の概念を変える”というチャレンジ。
光栄なことに、justInCaseってどうしてあんなにメディア露出してるの?と聞かれることが多くなってきたので、PRで悩んでいる方に少しでも参考になればとnoteをはじめました。
【PR tips 序章】にて自己紹介も含めPRで一番大切なことを書いていますのでよろしければご参考ください。

自社サービスの強みを分析&100%活用する

「そんな当たり前のことを…」と思われた方がほとんどだと思います。
しかし、特にスタートアップが提供するサービスはこれまで世になかったものが多いと思います。「日本初」や「業界初」はそもそもニュースになりやすい要素です。しかし、ローンチ時にメディアにたくさん露出しても、その後のニュースは作りづらいもの。
「ユーザー数○名突破!」などわかりやすい成果があればプレスリリースできますが、それら以外にもニュースを作る方法はないのか…?
当社の「わりかん保険」はイノベーションが遅れる保険業界で新しい概念の保険としてローンチ時にはTV・新聞・WEBやSNSで盛り上がりを見せましたが、そうそう簡単にユーザーが増えるようなプロダクトではなく、ユーザー数の発表をする機会もなかなかありませんでした。

注目されているからこそ包み隠さず出してしまう

注目しているサービスについてメディアはどんなことを知りたいのか?と考えると、まずはユーザーの声が聞きたいという答えが出てきます。現にユーザーの声を聞きたいとメディアの方々からお声をいただいていました。しかしそれを掲載いただくにはタイミングが必要です。単純に「ユーザーさんにインタビューいただけます!」とご案内して掲載いただけるのなら苦労はしませんよね…。
そこで、わりかん保険の年齢層・性別など様々なユーザーさまにご協力いただき、ご興味のあるメディアさん複数社にご取材いただく「オンラインユーザーインタビュー会」をセットしました。プロダクトについて、いい面も悪い面も全てリアルタイムでざっくばらんにお答えいただきご取材いただくことで、この会自体にニュース性を感じていただけるのではないかと考えました。
これは企業としては結構勇気のいるもので、社長にはとても感謝しています。規模が大きくなればなるほど難しい施策ですが、スタートアップだからこそできる勇気あるPRプランを実行することも、メディアの興味をひくこと、さらにメディアとのリレーションにもつながります。

オンラインユーザーインタビュー会概要

【目的】わりかん保険 認知拡大&商品理解の促進
【方法】メディア向けオンライン取材会
【参加者】
・ユーザーさま
わりかん保険のユーザーさま全員にご協力依頼をし、ご応募いただいた方の中から年齢・性別・生活環境など多様な方にお話をお伺いできるよう選定した8名
・メディアさま
ローンチ時に掲載いただいたメディアさまにご案内し、ご興味を持っていただいた8名
【再現性ポイント】
・つながりのあるメディアにカジュアルに求めていることをヒアリングしてみる
・自社サービスについて注目されているポイントを棚卸ししてみる
・ユーザー/開発者/創業者などサービスを語れる対象を多角的視点で探す

掲載記事はこちら。

探せば必ずどこかにニュースはある

大きなニュースは限られます。ニュースになるかならないかわからないような小さなことでも、一つでも二つでも、興味を持っていただける記者さんがいるかもしれない。PR/広報とはそんな積み上げの繰り返しです。
予算もリソースも限られるスタートアップでは、毎回大きな露出を狙う訳にはいかないですよね。私も一度大きくメディアで話題化したことで多少のプレッシャーはありました。しかしやはり地道な活動以外に方法はないと思っています。
毎日のリサーチやメディアコミュニケーションの積み重ねですが、それを露出につなげるためのプランニングはとてもクリエイティブな仕事。自分にしかできないコミュニケーションプランが世に届き、誰か一人でもそれを必要とする方に届いたときの喜びが、日々の地道な業務のモチベーションになっています。
AIやロボットにはできない素敵な仕事を私はとても楽しんでます!


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