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「パラサイト 半地下の家族」を鑑賞|2020.07.09(thu)

朝起きて目に止まったフランスでの韓国人暴行事件。人種差別発言を受け、刃物で切りつけられたというもの。同じ風貌をしている日本人からすると、フランスでまたもやアジア人差別が加速しているのかと、恐怖心が募る。

でも驚いたのはその事件というよりも、そのニュースのヤフコメ。どんな理由であれ、人種差別や暴力は許されないものなのだが、「韓国人だから仕方がない」「彼らに問題があったのでは」というようなコメントが並び、そしてそれにいいねが大量に押してある。

え?日本人ってこんなことを平気でいう民族だったっけ?ととても残念な気持ちになった。私も正直、アジア諸国の日本に対する姿勢に、うんざりしているし、なんなら好きじゃない理由を挙げるほうが簡単なくらいだけれど、それとこれは別だろうと思っている。


昨晩に書き詰まったタビノコトバのエッセイを再修正する。書いては消し、そしてまた書いてを繰り返したことで、最終着地点が見えなくなってたんだけれど、一晩あけると随分頭がすっきり。

そして前日は混乱していてめちゃめちゃな文章だと思っていたそれも、朝になって読み返すと、別にそこまでひどいものではなく、大きな修正はそこまですることがなかった。文章を寝かすって大事だわって思った出来事。そして朝って頭が冴えているからか、文章作業が捗ることにも気づいた。


夕食に食べたカレーがとっても美味しかった。これは火曜日に作ったものを冷凍保存していたもの。フランスでカレールーを買うと、日本の倍以上の価格になるため、なかなかの高級品だ。ただフランスは牛肉が安いので、ふんだんにビーフを投入できるのが嬉しいんだけれども!


夕食後は、ずっと観たいと思っていた「パラサイト 半地下の家族」をアマゾンプライムでレンタル鑑賞。アジア作品で初めてアカデミー作品賞を受賞した作品だ。フランスでもかなり話題になっていたが、公開当初はなんせ音声は韓国語、字幕はフランス語のため、映画館で観られるわけでもなく、この日を心待ちにしていた。

韓国内の貧富の格差を、「上下のシーン」でうまく表現していて面白かった。例えば裕福な家庭の社長は階段を登るシーンしかないのに対して、半地下に住む貧しい家族は全力で坂を下る。洪水は上から下にしか流れないのに、お金は下の労働者から搾取され上へ登ってくる。などなどと、話の内容だけではなく、映像からも色々と想像させられる作品だった。

半地下に住む家族が、どんどん裕福な家庭に侵食していく(パラサイト)していく様子も、コミカルでどんどん引き込まれた。

ただ韓国独自の文化的背景がわからないと、スルーしてしまいがちなポイントもいくつかあった。これは鑑賞後に読んだ、感想ブログ等で初めて気づく。

映画を観終わったあと、みんながどんな感想を持つのかを知るのがとても好き。



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