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「ありがたいお言葉」の取扱説明書


こんばんは。
ナツミ(@natsumi_smile)です。

突然ですが、人から「ありがたいお言葉」をいただいたことはありませんか?

良かれと思って自分のダメなところを指摘されたり、こうしたらいいよ!何でしないの?と半ば強制的にオススメされたり、ちょっと余計なお世話かも。と思うような言葉だったり・・・。

そういう言葉を「ありがたいお言葉」と呼ぶことにしています。

「ありがたい」と表現するものの、結構ぐさっと来る言葉だったり、相手には言えないけれどムカっとしてしまったり、何だかモヤモヤしてしまうこともありますよね。

わたしも今まで何回も何回もいただきました。

どうしたら消耗せずにうまく付き合えるんだろうと考えたことを書いてみたいと思います。


何でこんなことを書くのか

「ありがたいお言葉」は、言われたほうにはモヤモヤが残りガチですが、言ったほうは悪気がないことが多いなと感じています。

(たまに悪意があって嫌味で言うこともあるかもしれませんが)

特に親子とか、夫婦とか、親戚とか、近しい間柄に発生しやすいと感じています。あとは上司とか、先輩とか。

言う側には、たいてい悪気があるわけじゃなくて、相手にもっと良くなってほしいとか、気づいていないんじゃないかとか、言えば変わるんじゃないかとか、そういう気持ちが働いていることがほとんどじゃないかなと思います。

つまり希望とか期待とか、割と「前向き」に分類される気持ちです。

一方で、言われる方にはモヤモヤが残るので、明らかに「後ろ向き」な気持ちが発生します。

このギャップがすれ違いとなり、割と遺恨を残しがちです。
(わたしも親子ゲンカとかで経験があります)


でもそれは少しもったいないな、と思うのです。

言う側も、言われる側も、ケンカしたいわけじゃないし、モヤモヤしたいわけじゃない。

少し視点を変えることで、ケンカもモヤモヤも防げるなら、そっちの方がいいなと思ったわけなのです。


「ありがたいお言葉」をいただいたときの流れ

たいていはこんな感じの流れでしょうか。

1.相手から「ありがたいお言葉」をいただく
2.自分に何かネガティブな感情が生まれる  ←反射的に反応してる
3.そのまま相手に伝える・あるいは顔や態度に出る
4.相手も自分も微妙な気持ちになる

まず、モヤモヤしたり落ち込んだり怒りを覚えたりするのは、2で生まれた自分の感情に反射的に反応しているからです。

自分の感情をしっかり感じることは良いことです。

ただ、感じたまま反射的に反応せず、まずはいったん受け止めるのがいいのではないかと思います。

「あ、いまムカっとしたな。何が理由かな」と考えて、相手が言ったことよりも、自分の感情を分析することに集中してみると、案外冷静でいられる気がします。


そして次に、1の理由を考えます。
相手が発した言葉そのものよりも、相手がなぜそれを言ったのかに目を向けます。
上のステップで自分の感情を上手に受け止められていたら、きっと難しくないと思います。
相手が自分への期待や希望から、良かれと思って言っていると理解することができたら、成功です。

「何でそんなこと言うの? 傷ついたんですけど」と冷静に相手に伝えられたら大大大成功です。


視点を変えた流れはこんな感じ。

1.相手から「ありがたいお言葉」をいただく ←WHYにフォーカス
2.自分に何かネガティブな感情が生まれる  ←冷静に受け止める
3.そのまま相手に伝える・あるいは顔や態度に出る
4.相手も自分も微妙な気持ちになる


WHYにフォーカスすると、ありがとうが言える

相手のWHYにフォーカスして、希望や期待などの「前向き」な気持ちから言ってくれているんだと理解できたら、「ありがとう」の言葉が言えるようになります。

自分の思考のクセを変えたり、反射的に感じることをきちんと受け止めたりすることは、一回では難しいもの。
最初は難しいけれど、繰り返すことで出てくるようになります。

「ありがとう」と言えると、本当にありがとうと言う気持ちになるから不思議です。

ありがとうと思えなくても、先に言ってしまうのも、ひとつの方法です。



普段から、どうするか決めておく

今回のようなケースに限らず、自分の感情に反射的に反応することはよくあることです。

突然あびせられる言葉や出来事に、思ってもみない反応をしてしまった経験はきっと誰にもあるはず。

そんなときがきたらどうするか、普段から決めておくのがオススメです。

こう言う時は、こうする。ああ言う時は、こうする。と言った具合に。

思ってもないことを言ってしまったときに、次同じようなことがあったら何て言うか考えておくと、反射的に反応したとしても、準備していた言葉を言えたりします。

これも一回では難しいけれど、やってみてダメだったら、次はどうするかを考えることを繰り返していくうちに、何となくうまくできるようになります。



感謝の言葉は相手にも伝わります。
ネガティブな気持ちも伝わります。
ポジティブな連鎖が生まれたほうが、どちらにとっても嬉しいですね。


わたしはネガティブな気持ちを感じるのがイヤです。
ネガティブな気持ちから学ぶことが多くても、やっぱりできるだけポジティブな気持ちで毎日を過ごしたい。

視点を変えるだけで、お互いに気持ちよく過ごせるなら、それが一番だと思います。


#ナツミnote 【Day171】
自分の声に耳を傾けることで、自分を大切にしよう。そんなnoteを、ほぼ毎日書いています。書いたのにアップし忘れて、noteが数えてくれる連続更新記録のカウントが途切れたので、「ほぼ毎日」。たまにエッセイ。



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