足がいたい

ヒールを脱ぎたい。もうどうしようもなく脱いでしまいたいんだ。#KuTooが流行したのはそう遠くない過去のように思うが、しかしフォーマルな社会における地位は黒いシューズよりも黒いヒールの方が高いように感じる。

黒いヒールを履かなければいいじゃないかと言われても、そのほかに黒いアイテムを持っていないのだから仕方ないじゃないか。雇用主が、新調する靴の値段を払ってくれるわけでもないのに。

ものを大切にしようと言うけれど、実はこういうムダな出費が重なっているだけなんじゃないかと思う。たった数ヶ月しか履かないであろう靴に、正直言ってお金を出したくない。なぜ、仕事で使う、会社があてはめた正解の理想像に自分のお金を投資しなければならないのか。わからない。

とにかく私に合うヒールがほしい。数ヶ月で終わる人生を、私は靴に与えたくないのだ。

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