美しさと普遍との間
ユニバーサルデザインはよく知られるようになってきたけれど、カラーユニバーサルデザイン(CUD)についてももっと知られたほうがいいのではないか。
炎上したポスターを眺めながら、そんなことをまず考えた。実は、場合によっては少々読みづらい部分があるのではないかと感じたからだ。
それが杞憂ならいいのだけれど。
色の見え方は、特に色覚に問題がないとされる人であっても、実はひとりひとり全く寸分も違わないわけではない。
その中でも、特に見え方に顕著な差があるのが色覚異常。カラーユニバーサルデザインはそうした人々にも見やすい・読みやすいよう配慮されたものになる。
何かをつくる時には、こうしたことを意識するようにしている。
http://asada.website/cvsimulator/j/
色のシミュレータ
今は便利な時代なので、アプリケーションなどで簡単にシミュレーション出来る。
ちょっと考える、ちょっとひと手間をかける。たったそれだけのことで、もっとたくさんの人々に届くようになる。ひょっとしたら響くかも知れない。
色彩と心理学、色覚とデザイン。
勿論、専業のプロにはプロのスキルがあり、その中で取捨選択して作品が出来上がっていくのだとは思う。その中で、やさしさがより重視されたならば素敵だなと思うのだ。
なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」