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ブラり再建の旅

再建中で気になるもののひとつ、インナー。
洗い替えも必要だから、それなりの数を揃えたい。そう考えて、情報収集しながらかなり試した。
 
そこでどの商品がどうだったのか、術後専用商品以外を個人的にレビュー。筆者は全摘・エキスパンダーからのインプラント再建。

 

◇選んだポイント

①アンダーにゴムがない
②縫い目が肌に当たらない
③締め付け感がない
④寄せて上げる機能がない
⑤サイズ展開の豊富さ
⑥肌に優しい素材の有無
⑦日常の買い回りでの入手しやすさ

この7つを優先した。
 

アンダーがキツいとエキスパンダーやドレーン痕に干渉するため、アンダーはゴムなしで緩め。
同じ理由と、さらに型くずれ防止のため寄せ上げはなし。流行りの下厚モールドカップは購入候補からすべて除外した。
ドレーン痕に縫い目があたると辛いので、縫い目チェックはぬかりなく。
大きめサイズの方が、エキスパンダー中の左右差を詰め物でごまかしやすい。

ホールドの緩さだとキレイブラ(グンゼ)≧フリープ>スロギー(トリンプ)

ホールドが弱いほど、術後早い段階には向いていた。術後すぐは前開きが最強。キレイブラは開かないタイプだが、下から穿いて着るのが楽なので、術後少し時間が経ってからは主力。

スロギーは術前と術後少々経ってから戦力になった。夏場ならば、蒸れずに肌触りのよい綿混。色やデザインが豊富なので、ノンワイヤーにありがちな「オバチャン感」は避けられる。

イトーヨーカドーがグンゼと開発しているプライベートブランド商品は、キレイラボと同じでコスパ良し。店舗ならついでに他ブランドも比較・購入できる。
前開きでさらに安さを求めるならば、西松屋などの利用というライフハックがある。

 

◇主なノンワイヤー ブランド別まとめ

・グンゼ キレイラボ
コスパ良く無縫製。緩めで安心。
シリーズで一式揃えられる利点がある。
通販サイトには前開きタイプのブランドも。
入手しやすい。

・グンゼ Tuche
無縫製タイプ。
手頃な価格で入手でき、タイプも豊富。
背中の開きなどファッション性が高い。
色柄が大人可愛いのが魅力。

・イトーヨーカドーPB グレイスフルデイズ
グンゼ共同開発商品。
イトーヨーカドー版のキレイラボ。
綿混ハーフトップがあり夏は蒸れにくい。
通販サイトomni7での購入も可能。
 
・トリンプ スロギー
無縫製では有名。こちらも色柄が可愛い。
綿混タイプは肌にやさしい。
着けてないような感覚だがホールド感あり。
入手しやすい。

・ワコール ゴコチ
色柄サイズともに豊富。S~5L展開。
ピーナッツパッドが特徴。
コーディネートできる。
入手しやすい。
 
・Fleep(フリープ)
前開きリラックスブラが有能。
縫い目が全く当たらず、柔らかい。
肌にやさしい。サイズが非常に豊富。
品質は良いが、入手可能な実店舗は少ない。
公式サイトのネットショップで購入可能。

・西松屋 前開きブラ各種
着脱が楽。とにかく安い。
価格比較では、他の1枚は西松屋の複数枚。
アンダーゴムなしのものが術後によい。
実店舗があるも買いには行きづらかった。

・アツギ Nude Make
見た目の印象より生地が柔らかい。
再建完了で術後時間経過してから利用。
総レースが華やか、プチプラだが高見え。
バックホック3列。パッドポケットなし。

安価な前開きブラは、通販等にも取り扱いがある。

有名どころとしては他にユニクロのブラトップがあるが、アンダーにゴムがあったりホールド力が高い。そのため、術前には着ていたものの術後には着なかった。他にワイヤレスシリーズあり。
むしろユニクロはトップス・ボトムスのラインナップが非常に優秀。前エントリでも書いたが、術後着やすい服を買うのはファーストリテイリング系列が有り難かった。
 
この他ノーブランドも試した。
既に破棄したものもあるため正確な数字ではないのだが、上述の各ブランドやそのタイプ違い・素材違いも合わせると約20種を購入した。
 

レビューには含めなかったが、ワコール「リマンマ」やグンゼ「MediCure」など、術後専用商品は多数存在する。専用ブランドとしては、「KEA工房」「アボワール」「メディカルサラマシェリ(美Newブラ)」などがある。
セシールやベルメゾンなど通販サイトも術後インナーをラインナップしている。いい世の中だと思う。
未購入なので使用感をレビューできないのだが、「butterfly」というブランドはダブルホックで左右2分割出来るブラジャーを販売している。やや高価なものの、パージスラインをノーマルとインプラントの2種類から左右別々に選択出来るのは素晴らしいと思う。


ソムリエよろしく色々なものを試したが、傷の直り具合や変化によって、その時々に合うものは微妙に変わっていく。
継続して治療費がかかる病気なので、可能であれば試着して納得の上で購入すると、金銭的には無駄が少ないように思う。

なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」