溺れる女File.1「元カレ不倫」 体重が激増すると元カレ不倫に陥る!? ダメ男なのに手放せない泥沼恋愛にハマる5つの兆候

今日のアメブロの配信メルマガのタイトルが「女は不倫で幸せになれるのか?」。なかなか興味深いテーマである。多くの人は、「不倫は不幸」とジャッジをつけるかもしれないが、倫理的に反する不倫にも、ごく僅かだが、ピュアな愛がある。墓場に持っていく覚悟で、誰にも迷惑をかけないように周囲に気を使い、秘かに育むカップルもいる。

でも覚悟のないカップルが多すぎるから、様々なトラブルが起こったり、不倫によってさらに自分を苦しめることになる。サイゾーウーマンの「ハピズム」で取材したある女性は、「孤独のなし崩し」が加速していった結果、不倫にすがっていき、泥沼に陥っていく。彼女の転落は、けっして他人事ではない。孤独と隣り合わせで、すぐそばに潜んでいるのだから。

★「元カレ不倫に溺れる女」

――延べ2万人のワーキングウーマンの恋愛を調査してきた、恋愛コラムニストの夏目かをるが、これまで取材したエピソードを基に、あなたの深層心理に潜む、「○○に溺れてしまう」要素を指摘!恋愛と生き方を指南します。

震災以降「元カレ不倫」に溺れる女が確実に増えている。突然の地震や竜巻などの天災を想像すると、傍に彼がいてほしいという願望が強まるものの、彼氏がいない。だから、元カレに連絡をとってみた。でも既に結婚していた……。

落胆するものの「いないよりもマシ」と元カレ不倫を選ぶが、ますます“孤独のなし崩し”が加速していく。元カレ不倫に溺れるのはなぜか。ある女性のエピソードを参考に、女が元カレ不倫に溺れていく過程をみていこう。

■[兆候1] 自分の所属しているコミュニティ内で孤立する

Aさん(37歳)は、総合職で入社。もともと男性が多い職場で、しかも同僚や先輩男性のほとんどが母親や妻が専業主婦のため、「女性が深夜まで仕事をするなんて!」とひんしゅくを買われる。働きウーマンにとってやりにくい職場だった。

新しいプロジェクトのチーフに抜擢されると、帰宅が午前をまわることも増え、ますます孤立した。プロジェクトが成功して昇進すると、同僚の男性らのやっかみもヒートする。ある時など、通路ですれ違いざまに「課長の女!」と捨て台詞を耳元でささやかれた。さらに同僚の女性達も「頑張り屋なんだね」と冷ややかだった。

■[兆候2] ストレスで体重が激増、生理不順と不眠で女としての自信消滅

連日午前2~3時まで会社で仕事、自腹を切ってタクシーで帰宅すると朝方の3~4時。それから食事や入浴で就寝が午前5時~5時半。朝は7時に起床と、睡眠時間も激減し、ストレスも重なって3カ月で6キロも太った。

「もう、誰も女として見てくれない」。サイズが合わなくなった服を捨てながら、Aさんは涙ぐんだ。だが、仕事を成就するというレールから降りられない。でも職場では相変わらず、孤独だ。自分は、人として、女として、必要とされているのか、わからなくなっていく。しかもだんだん眠れなくなり、薬に頼ると起き上がれなくなるからと不眠を堪え、金曜と土曜の夜に睡眠薬を飲んで、泥のように眠った。

「しかも生理が不順になって不正出血して……でも怖くて婦人科にいけなかった」

 ある朝、いつも通り眠れない夜が明けた時に、ふと、「元カレとよりを戻そう」と閃いた。

相手は元の部署の50代の上司。自分から電話をして「ヨリを戻してほしい」と頼んだ。元カレは二つ返事で承諾した。

最初の2カ月ぐらいだけだった。元カレに身体も心も満たされたと安堵したのは。セックスで満たされるのは二の次で、まずは女として受け入れて欲しい、孤独地獄から解放されたい。Aさんは元カレにすがりついた。

■[兆候3] 陽の目を避けた生活、女友だちの恋愛話が眩しい

ところがヨリを戻してから3か月後に、新しいプロジェクトも終わった。朝方帰宅もなくなったが、相変わらず同僚たちは冷ややか。週末に外で友達と会えるようになったが、婚活で盛り上がっている女友達が眩しかった。

■[兆候4]リバウンドでさらに自信喪失。男なら誰でもいいから認められたい

元カレとのデートは、いつも彼女のマンション。不倫を自ら再開したのに、どこか「普通じゃない」。でも「別れられない」。いなくなると「不安になる」。6キロ太った体重が戻らない。ダイエットするたびに失敗してリバンドする。女として自信がなくなると、元カレに連絡する。元カレを手放せないと思った。

■[兆候5]よく見るとまったくタイプではない元カレ、でも離れられない

だが、ある日、元カレの食べ方を見ているうちに「20歳も年上なんだ」と、突然目が覚めた。そして、ベッドで抱き合っているうちに、完全にテンションが下がっていることに気付いた。

「オジサンくさい。さっさと終わって欲しい」

■[兆候6]顔もセックスも好みじゃないのに、手放せない 

元カレが帰った後で、Aさんは独りでワインを開けた。別れた理由は不倫が嫌になったのではなく、身体の相性がいま一つだったことを思い出した。あれから年月が流れた。50歳を過ぎた彼とのセックスは、「もう、耐えられない」と思った。だが、彼に受け止めてもらえなければ、生きていけない。悶々とするうちに、夜が明けた。年が明けても、Aさんは、「元カレにすがるしかない」とあきらめていた。ダイエットに失敗して、体重がまた2キロ増えた。太っても、彼なら受け入れてくれる。セックスも我慢しよう……

「元カレと別れられなかったのは、職場での孤独地獄から抜け出せずに、まるで底なし沼にずぶずぶと入り込んだままだったから。もしあのままだったら、とっくに壊れていた」

 

 年明けに、突然目まいが起こり、会社で倒れた。軽度のメニエールと診断された直後に、辞令が出た。Aさんは東京郊外の支所へ異動になったのだ。異動は一種の左遷で、これまで評価してくれた上司が手柄を独り占めしたいがために、Aさんを他部署に追いやったのだ。

だが、憎いはずの上司を恨むことはない。Aさんは今、簡単な事務作業を淡々こなす仕事に就いた。キャリアアップよりも、自分が大事だ。メニエールも治り、生理も遅れなくなった。元カレとはいつの間にか自然消滅をしていた。けれども、「孤独」「病気」「元カレ不倫」で疲れきったAさんが、以前のような明るさに戻るには、まだ少し時間がかかるようだ。

――いかがだっただろうか。一瞬でも元カレとヨリを戻したいと思った時のことを思い出すと、自分にも当てはまる溺れる兆候はなかったか。元カレ不倫に溺れるのは、崖っぷちに立たされている証。だからといってすでに終わった恋愛の幻影にすがりつくと、自分を見失うことになる。不幸のチェーンに絡まって身動きがとれなくなることを覚えておきたい。

☆彡夏目かをる☆彡

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