日本・台湾 常識の違い 〜公共の場

こんにちは。山下夏輝です。
現在、国立台湾大学情報工学科の修士課程に在学しております。
専門は 自然言語処理 です。

今回の記事は、

日本・台湾 常識の違い 〜公共の場
についてです。

結論から申し上げますと

台湾:公共の場は、誰の場所でもない
日本:公共の場は、みんなの場である

請勿在此曬棉被

中国語:請勿在此曬棉被
日本語:ここで布団を干さないでください
台北にある中学校の敷地をかこむ柵に貼られていました。

これをみて、思わず笑ってしまいました。

「いやいやいや、だれがこんなところに布団干すんだよ。車も自転車もバンバン通るし、柵の裏側はなんか虫多そうだし、そもそも日陰だし」

でも、その15秒後、思い出したことがあります。

大学のキャンパスを歩いていると、大きな声で歌いながら歩いている人、自転車を乗ってる人を見かけるんです。
あるおっさんはオペラ(多分イタリア語)、
あるじっちゃんは台湾の演歌(もしかしたら、ビブラートの効きすぎと声色が演歌っぽいだけかも)
ある学生らしき人は、台湾のPOPを歌ってたりするんです。それも恥ずかしげなく。
大学を歩いているだけでなんか愉快な気分になっちゃいますね。

日本にも、多からず、歌を歌って自転車乗ってる人なんかもいますが、あきらかに頻度が違います!私の体感では、
台湾:1日に3回くらい
日本:2週間に1回くらい
です。

ましてや、学校の周りの柵に布団を干しているところなんてみたこともありません。(私は埼玉県出身、大学から東京です。)

と、ここまで、ぼくなりにまとめてみますと

台湾:公共の場は、誰の場所でもない(=自由に使って良い
日本:公共の場は、みんなの場である(=迷惑をかけてはいけないではないでしょうか。

ただし、ここで強調しておきたいこと

皆さんもみてお分かりのように、写真の掲示物はかなり古いものです。おそらく、以前は、台湾も、今騒がれている「華人のモラルの低さ」に現れるような状態だったのでしょう。

しかし、実際、ぼくも、台湾人の誰が公共の場で布団を干しているところはみたことありません。台湾では、公共の場に対する考え方、いわゆる「公共の場でのモラル」は向上してきたのだと言ってもいいでしょう。

忘れてはならないこと

このような、目に見えない些細な認識の差が、異文化交流の妨げや異文化の方に対する嫌悪感につながっていることです。
当事者は、これに気づけていないのです。当事者に、悪気はありません。
繰り返します!当事者に悪気はありません!

逆に「海外大好き」ガチ勢からしてみれば、これが、異文化理解、言語学習、旅の醍醐味だとも言えますね!

ぼくは、このような些細な認識の差を、文化教育等でみんなが知ってくれて、みんながハッピーな社会になってくれることを願います。

みなさまへのお願い

ご意見・ご質問等いただけますと、ぼくは大変喜びます。(反対意見も大歓迎です。)
どうぞよろしくお願いします。

本記事は、あくまでも私の主観に基づくものでありますこと、ご了承ください。日本、台湾と大きく括っていますが、人それぞれであることは、100も承知しております。あくまでも、民族性や習慣の違い、傾向として、私の周りで起きたことを、みなさまに楽しくお読みいただけますこと、心よりお願い申し上げます。

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