遺書No.62 悪趣味の本質とは。
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2004.9.6
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さてさて、本日は仕事でちょっくら新宿まで出た。
以前の会社は新宿にあった為、
何やら懐かしい思いで歩いていたその時である。
パンカパパラッパ~♪
タイガーマスクの登場だ。
こんばんわ、みーくんです。
いや、何を言ってるの?て感じかもだけど、
とにかくタイガーマスクなのだ。
厳密にいうと、
タイガーマスクのマスクを被った、新聞配達員。
そう、意味が分からないかもだが、
実はこのタイガーマスク、新宿では昔からいて、
愛すべき名物新聞配達員なのだ。
まぁ、マスクの中身がどんなオヤジかは、
見た事ないけどね。
東京に住んでいる、
あるいは新宿をよく利用する人であれば、
見かけた事があるかも知れない。
ラジオからテーマソングを流しながら、
マントをひるがえし、
配達用のカブでアルタ前を疾走する。
もし見かけたら、
にっこりと微笑んで見送ってあげましょぅ。
で、そのオヤジがどうしたのかと言うと、
別にどうでも良い。
まぁしいて言うなら、久しぶりに見かけて
「あぁ、まだおったんゃ?」
くらいのもん。
じゃぁ何が言いたいかってぇとだね、ズバリ!
って話よ。
思うんだが、
悪趣味って本当に「悪」なのか?って事さ。
よくよく考えてみると、
実はそうとばかりは言い切れないのでは?
少なくともインパクトの面から見れば、
悪趣味ってのは良趣味(って言葉は使わないが)というか一般のその他大勢よりも、
非常に強烈な個性を持っていると言えなくもない。
真にオリジナリティのある個性的な趣味と言うのは、
周囲と相容れない訳だから、悪趣味と呼ばれるのではないか?
つまりこう考えて行くと、
新しい文化っちゅーもんは常に、
その時代の悪趣味の中から生まれたもんなんじゃねーの?
って事である。
ピカソだってビートルズだって三島由紀夫だって、
その時代の趣味の良い人々にとっては、
悪趣味に他ならないモノだったんじゃなかろぅか。
世代的に見ても、
若者の流行を恥かしく、ケムたく、
訝しく思う大人が殆どな訳だし。
だろ?
となるととなるととなるとぉ~~!!
つまり悪趣味ってぇ~のは、
オリジナリイティとかなり紙一重の関係にあるっちゅーことだ。
問題なのは、
この紙一重の線引きをどこにしたら良いものか、
これがヒドク曖昧だっちゅー点だ。
下手をすれば嫌われ者、異端児扱いすらされかねない悪趣味。
しかし、上手くゆけば天才的オリジナリティ、
というわけだ。
でもって、
作家や芸術家ゃや音楽家やら、
いわゆる「アーティスト」ってのは、
この微妙な線引きによる紙一重の感覚上を表現できる人達なんじゃなかろうか。
言い換えれば、その紙一重の感覚さえ身に付ければ、
天才的な表現者になりうるんじゃなかろーかってんだ。
てことで、おぃおぃ!俺のツイストパーマを
「センスがねぇ ( ´艸`)ムププ」
と一笑に伏した野郎ども!!
俺は悪趣味じゃなぃ!!
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。