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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる85】長編小説「黒羊と鉱山の夢」のあらすじをおおまかに教えてください

また、けっこう訳の分からないお題が出ましたね・・・黒羊?鉱山?何かの隠語でしょうか・・・?どうしろと・・・いや!そもそも大喜利に深い意味なんか誰も求めていないのだから、直感でやっちゃいましょう!本日もよろしくお願いします(朝礼みたいになっちゃった)!

黒羊と鉱山について

直感でいくとは言ったものの・・・やはり「黒羊」と「鉱山」の因果関係が気になって仕方がありません。仕方がないので調べてみます・・・すると、「羊」と「鉱山」の関係性について、興味深い記事にたどり着きました。

インディアン・マウンテン・ターコイズ (Indian Mountain Turquoise)
 ネヴァダ州の中央東部、ランダー郡にある鉱山です。元々は、1970年にショショーニー族の羊飼いが、丘の中腹で羊の放牧をしている時に、鉱脈につまずいて発見されたと言われています。その後、Eddy Mauzy(エディー・マウジー)氏とその家族が採掘をし、アメリカ南西部トップのインディアンジュエリー職人たちに売り出しました。色目は、はっきりした明るめのブルーが一般的で、まれにブルーグリーンも見られます。トップグレードの石はマトリックスが黒から濃い焦げ茶、他はベージュ系が一般的です。別名「ネヴァダ・ブルー・ターコイズ」、「ティンバーライン・ターコイズ」

出典:インディアンジュエリーとオルテガ社製品の専門店 ベアトラック アメリカ産ターコイズの鉱山別説明ページ

この記事によると、「ショショーニー族の羊飼いが、丘の中腹で羊の放牧をしている時に、鉱脈につまずいて発見された」とされるターコイズ鉱山があるようです。鉱脈って人間が躓けるようなものだったのか・・・?

ちなみに、「鉱脈」で画像検索するとこんな感じ。

つ、躓けるのか・・・!?よしんば躓けたとしても、それがターコイズの鉱脈であると、素人が見て分かるものなのか・・・?

ちなみに、この「インディアン・マウンテン・ターコイズ」は、かなりハイクオリティの高い品種のようです。美しや~。

ランダーブルーとして売られる事も多いが、それだけ質が良く一見してもわからないほどのクオリティと言われているどクオリティの高いターコイズ。

出典:Turquoise mine Horizon Blue

「鉱脈」は、一大ビジネスの元手となるものです。お金儲けを一発当ててやりたいと思っている人間からすれば、ヒツジの放牧中につまづいて偶然見つけることができるのであれば、願ったり叶ったりなわけです。

以下の記事によると、実際に随分古い時代から、「ダウジング」という手法を用いて鉱脈や水脈を探すということが行われていたそうです(「ドラえもん」や「エスパー魔美」でも「ダウジング」は登場しますね。その時代に日本でダウジングブームが起こったということなのでしょうか。タピオカみたいに流行が廻ったりはしないのか・・・現代だと金属や電磁波が多すぎて当てにならないのかな)。「豊富な資源を見つけられるかどうか」ということは、その時代の繁栄を占うようなものだったのでしょう。確かに「夢」と言っても過言ではないですね・・・。

鉱脈占いは、古くからの神聖な伝統のひとつの適用事例であろうと思います。
★とはいえ、占い杖を使って土地を選んだり、鉱脈や水脈を探したりするのは、不合理な、妖術的な、詐欺的な行為だと考える人たちも昔から沢山いました。彼らは、もっと科学的で根拠の明確な方法を採用すべきだと考え、観察と経験による実証的な知識に一層の信をおきました。ダウジングは、名人の手にかかると驚くほどよく「当たり」ますが、百発百中というわけではなく、とりわけ不信感を持っている人が側にいると的中率が目に見えて悪くなる傾向があるので、疑いが助長されたのも無理からぬことでありました。

出典:ダウジング・鉱脈占いの杖 -ひま話(2001.9.4)より

長編小説「黒羊と鉱山の夢」あらすじ

さて、ここまでの情報を元に、「黒羊と鉱山の夢」のおおまかなあらすじを回答していきたいと思います!

「黒羊と鉱山の夢」あらすじ

山奥で羊を飼って暮らしている、通称「黒羊」と呼ばれる男がいた。若くして両親を亡くしたが、ある程度の財産と小さな牧場が残されたため、比較的気ままな牧場暮らしを続けてきた男だ。

ある日、黒羊が羊を放牧しながら休憩していると、牧場の向こうに1人の少女が歩いているのが見えた。前かがみになって何かを両手に持っているように見える。この辺りでは見慣れない女だ。不審に思った黒羊は、羊を追いかけるふりをして少女に近づき、声をかけた。

「おっとっと・・・あれ、お嬢さん、こんなところで何しているんだい。両手に棒なんか持って・・・。」

黒羊は不器用な男であったため、こんな風にしか自然に女性に話しかけることができないのだった(これでもけっこう不審である)。

「あら、すみません。ここはお宅の敷地だったのかしら」

黒羊の方を振り向き、少し慌てた様子で足元を見つめる少女。少し気の抜けた印象だが、純朴で素直そうな少女だ。

「いや、それは別にかまわんよ。それよりも、それは・・・?」

「あら!あなたもしかして・・・羊を飼っているのね!」

聞けば、彼女は見習いの占い師で、師匠である「鉱山の魔女」と呼ばれる占い師に課題を出されたのだそうだ。その内容は「鉱脈または水脈を自分の占いで見つける事」。勉強熱心な少女は、かつて鉱脈・水脈占いで用いられた「魔法の杖」なるものの原理がダウジングによるものと突き止めた。そこで、こうやってダウジング頼りにここまで歩いてきたというのだ。

私が聞く分には、占いとはそういうことではないのでは?と半信半疑だが、確かにこの山には鉱山があるのだ。しかしそこは、鉱量枯渇で廃鉱して久しい。だが、大きな鉱脈があったことは事実だ。しっかり探せば近くに別の小さな鉱脈を見つけることは可能なのかもしれない。

「インディアン・マウンテン・ターコイズは、羊飼いの人が放牧中に鉱脈につまづいたおかげで発見できたのですって!だからあなたにもきっと、鉱脈を見つける素質があるのだと思うの。」

黒羊をじっと見つめる少女。

「ねえ、私の鉱脈探しを手伝ってくれないかしら。」

「無理だ。そんな能力は俺にはない。」

「大丈夫!目星は私が付けて見せるわ。あなたはその近くを歩き回って、鉱脈を踏み当ててほしいの。つまづいたって良いのよ!」

なんともバカバカしい話だと思ったが、気ままな牧場暮らしにも飽きてきたところだった。26歳の夏、黒羊は牧場の管理を親戚に預け、鉱脈探しの旅に出たのだった・・・。

「早くつまづいて欲しいわね♡ワクワク」

目を輝かせる少女のダウジングマシンは、どこまでも揺るぎなく、道なき道を指し示すのだった―

(続く)


思ったんですけど、大喜利におけるこういうお題って、だいたい数分以内に早押しとかで回答するんですよね・・・?このお題、そんなんで回答できるものなのだろうか。最近こういう系のお題が多いので、気になっています。まあ、自由にやらせていただくので別に良いのだけれど、一般的な回答が気にならないこともない。みんな何文字くらいで答えているのかな・・・。


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