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たとえポルシェの所有者であっても。

たとえあなたがポルシェの所有者であっても、

あなたが好きな女の子は

隣人とデートに行く。

これは本当にあった実話。

そして僕に起こった悲劇。

今日は少し、感傷的な話をしようと思う。

これを読んでくれているみんなも、

僕が見ていた虚像がどれだけ滑稽化を見届けてほしい。

それでは本題に移っていく。

就職活動からすべてが始まった。

時は数か月前に遡る。

僕は世間がコロナで悲惨な中、就職活動をしていた。

世間が内定をなかなか取得することが困難で、

泣き叫ぶ人が多い中、

これ迄キャリアのことしか考えてもいなかった僕は、

待ってました!とばかりに、

次々と内定を取得していった。

ガクチカを完璧に書き上げ、

自信満々でエントリーをしていく。

就活界隈の中では、

グループディスカッションなどを通して、

どんな大学で在ろうが、

圧勝していった。

ずっと法人営業をやっていた僕にとっては、

面接なんぞただのおしゃべりでしかなく、

緊張というよりむしろ楽しんでいた。

これが就活の中で稀にいる、

上位数%の集団だと思う。

実際、僕の周りには僕に似たようなものが集まり、

学生時代起業したものや、

将来の事業プランを悠々と語るものもいた。

アランというやつはやばい、、、

あまりにも他の学生とビジネスレベルの差を感じていた僕は、

就職活動なんてこのレベルなのか。

ちょろいな!とばかりに、

次第に傲慢になっていった。

内定を取得した僕は、、、

12月初旬。

外資系とメガベンチャーに絞って面接を受けていた僕は

たくさんの企業から来ていた内定通知をもとに、

どこの会社に行くか検討していた。

まあ、どこに行ってもいいが、この企業にするか!

そういって、とあるベンチャー企業に内定承諾をした。

そして早々僕の就活は終わってしまった。

加えて卒業単位数も、

124単位中、118単位を取り終えていた。

後は卒論を書いて終わりかー。

マジでやることなくて暇だな。

そう思い、これからどうしようかと自分の部屋で考えていた。

そんな中、就活支援アプリに出会い、

まだ就活中の学生を手助けしようと決意する。

アプリで出会った女の子に恋をする。

試しにダウンロードした僕のもとに、

たくさんの就活相談がやってきた。

その中に彼女がいた。

彼女はまさに僕にないものをすべて持っていた。

おそらく就職活動は上手く行かないが、

学生生活を謳歌しており、

心の底から羨ましかった。

その時になってようやく目が覚めたような心地がした。

あれ、俺本当にこのままでいいのだろうか、、、

俺の学生生活このままだと絶対に後悔するだろうな。

そう思いながら、彼女の就職相談を受けていた。

次第に彼女からの申請というより、

僕の雑談の付き合いをするようになっていった。

そして僕は、ごはんの誘いをするようになる。

しかしながら、向こうは就職活動中。

アルバイトもしていたため、

会える日などなかった。

それとともにヒートアップする僕の自慢。

僕と合うことのメリット、将来性、有望性、

生涯賃金の話と、

たくさんのことを話してきた。

しかし、全てが無駄だった。

合ったことが一度もなかったからだ。

合ったことがない、そして話したことが1回しかない相手は

どれだけ凄くても、どれだけ金を持っていても、

恋愛対象にならない。

凄いね!→好きだわ、とはならない。

この瞬間、僕は愕然とした。

今まで自分が見てきたものは何だったんだ?

僕は変な勘違いをしていた。

優秀でなければならない。

優秀で在ればどんな人でも寄ってくる。

優秀で在れば人生が自分の思うままだと。

今思えば、ひどい勘違いだったと思う。

まとめ

読者によっては大したことない内容かもしれないが、

お恥ずかしいながらすべて僕の話。

これをもとに自分の人生についてよく考えるようになった。







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