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「ウサギとカメ」と思い込み

こんにちは!ライフコーチおぎのなつです。

春分も過ぎ、また春がやってきました!
とはいえ、まだまだ肌寒い日もありますね。

皆さま体調など崩されていませんか?

今日のテーマは
「ウサギとカメ」と“それにまつわる思い込み“のお話です。

イソップ童話の「ウサギとカメ」
皆さんも一度はお話を読んだ事があると思います。

足の速いウサギと、足が遅いカメが山の頂上を目ざして競争をし、
序盤にかなりの差で勝っていたウサギは、一休み・・・
と、居眠りをしてしまいます。

一方で、足は遅いけれどひたすらコツコツと
頂上を目指したカメが、最終的には早くゴールに着き
ウサギに勝つというお話です。

なぜこのお話が今日のテーマかというと・・・
私自身の幼少期に父からかけられた言葉と、
この物語が強烈に結びついているからです。

「お前は要領の良いウサギタイプの兄と違って、
コツコツやらないといけないカメタイプなんだ。
だから、兄の真似をせずにコツコツ頑張れ」

当時はこの言葉を「そうなんだぁ〜」
と素直に受け取って、割と勉強もコツコツやっていたと思います。

当時はその言葉に対して何か解釈を加えていた訳ではなく
ただ、“そうなんだな“
と思っていたのが・・・

ウサギとカメのことが頭の中で何度も再生されるにつれて、
いつしか
「コツコツやらないと出来ない要領の悪い私」
「兄に比べて頭の悪い私」
「期待されていない私」

というセルフイメージ(自分に対するイメージ)
を抱くようになりました。

確かに兄はコツを掴むのが上手で集中力もあったため、
結果が出やすいタイプではありました。

そして幼い頃の私は、それに比べると
おっとりしていて、競争が苦手で、
スイッチが入るのが遅い。

きっと、父親なりにそんな私の性格を感じて
私は私の、能力が伸びる方向で
伸ばしてくれようとしたのかもしれません。

兄と同じことをするより、お前は違う方が伸びるよ。と。

しかしながら、私はウサギとカメの話の一部である
“カメは歩みが遅い“
という部分だけ切り取って、大きくしてしまいました。

何が言いたいかというと、

誰かからかけられた言葉の真意とは
違う方向で物事を捉え、肥大化させ、
その枠の中に
自分で自分をとどめてしまっていないですか?
ということ。


人は過去の経験から
「〇〇は△△だ」
という価値観を作ります。


私の場合は
「私は要領が悪いんだ」
「何をやっても遅いんだ」
といった感じに。

でも、父が本当に伝えたかったのは、
「努力すれば必ず花開くよ」
といったメッセージの方かもしれません。

それくらい、自分の中にある価値観って
真実じゃなかったりするんです。
(本人は真実だと思い込んでいるけれど)

だからこそ、自分の中にある価値観を
いったん疑ってみて欲しいなと思います。

「私は要領が悪いんだ」
というメガネをかけてしまうと、
それを証明するかのような出来事が目についてしまいます。

同じ“うまくいかない出来事“があっても
メガネの種類によって

「やっぱり私はダメじゃん」

と思うのか

「今回はたまたま上手くいかなかったけど
次回はやり方を変えればきっと上手くいくよね」

と思うのかが違ってきます。

そして、どちらの経験を積み重ねていくかで
長期的にはいろんな現実が変わってきます。

幼い頃の体験から作った価値観は
自分の中で当たり前に存在し過ぎて
なかなか気がつけません。

だからこそ、自分が「これはこうだ!」
と思っていること、そして
「私ってこうだ!」と思っていることを
一度「本当にそう?」と
疑ってみてください。

「本当にそう?」

という眼鏡をかけて観察し直したら、
意外な発見があるんじゃないかなぁと思います。

自分一人では難しい・・・
という場合は、コーチなどプロの力を
借りてみるのも良いかもしれません。

自分自身を枠の中にはめたまま
苦しい思いをしているのなら、

初めは怖いかもしれないけれど、
勇気を出して、一歩その枠から出てみませんか?

あなたの中にはまだまだ埋もれている
可能性がいっぱいあるはずです!!

人生の宝物探し、楽しんでいきましょう♡





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