「なぜ世界に魅了されるのか」

この問題は、私が人生のあらゆる場面で考えてきたこと。
この疑問と共に育ってきた。

幼少期からなんとなく旅行番組や世界の状況を伝える番組は食い入るように見ていたし、自然だと思う。

一番楽しかった最初のきっかけは、大学2年生のときのネイティブのスピーキングの先生の専門が異文化コミュニケーションだったことで、
授業の題材としてそれを選んでいたことだ。
日本人は間接的でアメリカ人は直接的とか、
色々な切り口で違いを知るというもの。

文化や歴史を学ぶことに関心を持った私は、
大学3年生のときにはアメリカの文化と歴史を学ぶ大学の短期海外プログラムに参加。
(しかし、ここでネイティブとのグループワークで語学力・発信力のなさを痛感。)

思えば、世界遺産検定を取得したのも、
きっかけは親族が取得していたのと、
旅行に役立ちそう!というモチベーションもあったが、
文化遺産はその国や土地の文化や歴史と深く結び付いていて、それを知るのが楽しかったからだと思う。

‥‥お気づきだろうが、
私はこのとき、単なる「知識バカ」だった。
新しいものを吸収するのが単に楽しかった。
未知のものを知ることは、常に刺激的だからだ。

ただ、江戸東京博物館のボランティアで、
発信の楽しさを知る。
今までインプットに快感を覚えていた(笑)自分にとって、
アウトプットを通じて海外や日本の来館者に伝えることでちからになることは大半やりがいだった。
自分にもできた、と多少自信になった。
ここで、文化交流の楽しさを身をもって知ったのだと今考えて思う。

やがて海外でメディアインターンやトラベルライターをし、
情報発信は楽しいと再確認。
リサーチで文化や歴史、観光情報を得られることもそうだが、
今まで一対一で教えていた分、
不特定多数の人の生活を豊かにしたりできたことに感動した。
ボランティアでもたくさんのカナダ人と交流できた。

「なぜ、世界に魅了されるのか」
明確な答えは出ていない。
自分ベクトルで考えて、新しいことは楽しいから。
でも他者ベクトルでも考えると(以前よりは発信力はついたので)、
交流することが好きだ、と言える。

この問題は、永遠に解けることはない。
また、「世界の魅力」が、今後も永遠に解けることはないのだとも思う。

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