メケメケフェレット


ああ、この興奮、どうしよう。

シャワー浴びたのに汗かいちゃったよ。


ちょうどMIU404の最終話を見終わり、ハイテンションのまま書きなぐる。今は23:14。

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今季唯一欠かさず観ていたドラマがMIU404。まーーー毎話とてつもなく面白い。各回にゲスト出演者がいて、またその役者の演技も本当によかった。特に印象に残っているのが第二話の松下洸平さん。恥ずかしながらこの回で初めて知ったのだが素晴らしい俳優さんだった。演技力ってワードで片付けられないくらいに。

そして割と早めの第三話で久住(菅田将暉)が登場する。各話につきあれやこれやと書きたいことはいっぱいあるのだけど、ここでは割愛する。

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恐らくなんだが、最終話の脚本はきっと途中で書き変えたのだろう。後半では時間軸の提示が印象的だった。2019年のMIUの世界でも東京オリンピックを控えていたので、志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)も私たちと同じ世界で生きていたことが明らかになる。

内容に触れてしまうが、久住の罠にかかり志摩と伊吹が薬で眠るシーン。銃声に気づき目覚めた伊吹が見たものは、意識朦朧と頭から血を流す志摩。久住にこれでもかと煽られカッとなりやすい伊吹は久住を打ち殺してしまう。「や、え、嘘やろ!?これは夢でした、とかいうオチやんな?」とは分かってはいたものの…。予想通り、これは薬で眠っていた二人が見ていた悪夢の描写だったのだが、ここからクライマックスへの持って行き方が凄かった。ひたすらにハイスピード、ハイテンション。瞬きする間もなくMIU404は完結した。

綾野剛の足がまー速いこと。

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はーーーー、なんか。この世の中、今、私たちの生きている世界、これらに勝る(エネルギー的な意味で)空想ってないんだろうな。リアルが一番強烈。生きていると色々な人に会うし、災害も起こる。吐気をもよおすほど凶悪な事件も起こるし、それこそ「今」はここ最近では誰もが予想できなかった世界。世の中や他者を変えることは個人にはできない。

人にはそれぞれがもつ正義があって、じゃあその正義が正しいのなら、それに従い人を殺しても良いのか?

MIUを観ていると毎回考えさせられた。人の行動には理由がある。毎話完結する話の中では、犯人にそれぞれの理由があった。しかし最終話で捕まった久住には多くを語らせなかった。

久住が放った「お前達の物語にはならない」。

これまでのパターンでいくと、どうして久住がこうなったのか、生い立ちなどを明らかにするであろうところ、あえてなかった。被災者であったのかな、というような台詞はあったが、これといって確信的なことは言わせなかった。

自分のことでさえ完璧には分からないのに他人のことなんて尚更だ。バックグラウンドから、だから〇〇はこうなってしまった!だから〇〇はこんな奴なんだ!なんてただ思い込みに過ぎないのだなと改めて気づかされる。

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なんか色々思いは溢れるけど、文章力なくてもう無理だ…。

今、観れてよかった。ただ、今の2020じゃなかったらどういうオチになっていたか、も観てみたかった。でもそれが出来ないのがリアルなんだけどね。

本当、脚本の野木さんすごいわ……。

きっとこのコロナの世界が落ち着く頃には、また様々な素晴らしい作品がみれるだろう。今、作家やアーティストが持つエネルギーはとても巨大で計り知れないだろう。わたしはそれを楽しみに生きていたいし、演奏や鑑賞を楽しみ、面白がり続けていたい。


最後に出前太郎を。

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久しぶりにメロンパン食べようかな。


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