アシタカに惚れる

やばい、アシタカめっちゃかっこいい。

先週末の休日は映画館に行き、意外とフルで観たことがなかった「もののけ姫」と「風の谷のナウシカ」を二本連続で鑑賞した。

考察は上手く文章で表現できる自信がないので、ここではひたすらにアシタカのここめっちゃかっこいいやん!を列挙していこうと思う。

辛い宿命も受け入れ生き抜こうとする力

アシタカ、人間力めっちゃ高くない?

怒り狂う馬鹿でかいイノシシを仕留めて村の平和は守られました。めでたしめでたし!とはいかず、仕留めてしまったことで彼は辛い宿命をを背負うことになる。死は目の前だ。普通の人間、少なくとも私がもしそうなったとしたらめちゃくちゃ凹むか自暴自棄になって好き放題すると思う。しかし彼はヒイ様から有難い御言葉を受けると、なんの反抗もすることなく「曇りなきまなこで見定め、決める」って!!!ヤックルに乗ってどっか遠くへ行ってしまった。いや正しくは旅に出て、道中色々あって最終的に森を目指すのだが。

その間人助けをして村まで返してあげるアシタカ。

タタラ場のガールズからしたら、死んだと思った仲間の旦那は生きて帰ってくるし、届けてくれた旅人らしき青年はバリイケメンだしテンションしか上がらない。

「あら〜いい男だねえ」

アシタカが顔を見せた瞬間こんなようなことをガールズの一人が言った。

「わかる!!!!!!!!!!!!!!」


その後もなんやかんやあったが割愛して。

アシタカはガールズの仕事場に顔を出して「私にもやらせてくれ」的なことを言って板をふみふみ仕事を手伝うのだ。湧くガールズ。そして彼が隣に来たことにより頬を赤らめるガールズの一人…

「わかる!!!かっこいいもんね!!!!!!!!」私だったらあの後LINE教えてもらうし、「さっき隣で作業してたまなと言います。よろしくお願いします♡」って送っちゃう…。

しかしアシタカ、それはないやろ…

村を出る前に掟を破ってまで見届けに、そして石を授けに来た女の子がいたというのに、サンと出会えば

「生きろ、そなたは美しい」

?????いや、言われたいよ???けどあの見送ってくれた女の子のことはもう忘れちゃったの??????あかんやん、あれ、あの女の子もう一生独身だよ???

罪は重い。

通い婚という選択

そして色んなことが起きた。それはもう凄まじかった。クライマックスのシーンでは「人間が嫌いだ!」と嘆くサンをアシタカはギュッと抱きしめる。これも高等テクニックだ。こんなことイケメンにしか出来ない。

サン「アシタカは好きだ。でも人間をゆるすことはできない」

アシタカ「それでもいい。サンは森で、わたしはタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ。ヤックルに乗って」

会いに行くよ。ヤックルに乗って……。それでもいい、共に生きよう。ってあんた……最高やんか。惚れるわ。




いや待て、故郷には帰らないのか?一度くらい挨拶をしに帰省するだろうけど…。そしてあの、残された女の子はどうなるの?報われないのだが。しかも思い出した!その女の子から貰った石も途中でサンにあげちゃうよね。あれアウトだから!!サンも女から貰ったものって知ったら発狂もんよ?あれは本当如何なものかと思う。

失礼、取り乱してしまった。


その日は母と一緒に観に行ったのだが、「もののけ姫」が終わりお昼を食べながら私はアシタカ愛を語った。ヤックル愛も語った。


母「アシタカ、通い婚やんね」

その発想はなかった、母強し(?)。


この後「風の谷のナウシカ」を観たのだが、イケメンが出てこなくて全然印象に残らなかった。王蟲と自然を愛す母性の塊みたいなお姫様にもやっとし、絵のタッチが「カリオストロの城」や「あらいぐまラスカル」系の、世界名作劇場みに溢れていてることと、効果音やBGMのチョイスとタイミングにうーんとなった。

ナウシカ派の母とは分かり合えなかった。


なんちゅう感想や。怒られる。






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