おひさしおやしらず

一昨日、左下顎水平埋伏智歯を抜いてきた。

つまり、完全に歯肉に埋まった親知らずをごりごりバキバキ抜いてきたのだ。

骨とか横の歯にくっついていたのでだいぶ大変だった。

で、もうこれがいたくていたくて!!!!

何事にも集中できず、文字を書くどころじゃなかったのだ。

note久しぶりだ……戻ってきたよ!

で、左頬をぷっくり腫らしながら、糸に縫われた口のなかをひきつらせながらこれを書いている。

たまには歯医者の受付らしい話でもしようじゃないか。

親知らず。

厄介者の親知らず。わたしたちの顎は小さくなりすぎた。一番最後に生えてくる一番奥の歯がおさまるスペースはもはやどこにもない。

それでも親知らずは大きくなる。居場所がないので窮屈な歯茎の中でどうにか成長しようと体を捻る。
結果、斜めになってしまったり真横になってしまったりするのだ。

人類の進化…なのか退化なのかよくわからないけど、途中なのでそんな中途半端なことになってしまう。

でも、程度は人それぞれなので親知らずが存在しない進んだ身体をもつ人もいるのだ。

反対に遅い人もいる。顎のスペースが確保できていて親知らずが上下すくすくとまっすぐ伸びてきてしっかり噛み合わさっている、という場合もある。

中途半端タイプのわたしとしてはどっちも羨ましい。

親知らずをどうして抜かなければならないかというと、中途半端タイプの親知らずは問題が色々と多いのだ。

まず、単純に痛くなることがある。変なところから出てこようとしていたり、歯茎から中途半端に突き出ていたりすると、その凹凸が掃除しきれなくて菌が溜まる。そして炎症がおこる。腫れる。いたい。

ちょっと疲れたりすると菌に負けてすぐ腫れる。いたい。

それに、痛くない人も中途半端親知らずが菌の溜り場であること変わらない。
菌が他の歯までも虫歯にしてしまうこともある。

もうこれ、抜くしかないのだ。

ならば、埋まったままのやつはどうなのか、というと。埋まったままでも隣の歯に近いところにあると、トラブルは起きやすい。

そうだ、もう抜くしかない。

もし、あなたが10代なら。
親知らずは成長するのが一番最後なので、見えたらすぐに抜いてしまうといい。

根っこが完成する前に抜いてしまうと身体の負担が少ない。

そうじゃなくても早く抜くほうがいい。
歳をとればとるほど骨との癒着がひどくなり、抜歯のときの歯茎、顎の骨はズタズタのボロボロになる。

特に下の歯は注意だ。
顎の骨と近いし、下顎には神経が近くを通っていて下の方が圧倒的に大変になることが多い。

まあ、ここまで読んでおわかりいただけただろうか。
わたしの親知らず、めちゃくちゃ大変だった。

痛かった。
ていうかまだ痛い。

みんな、歯は大切に。
親知らずははやくなんとかしよう。
歯医者は行こう。

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