ロンドン2日目

なぜ長期留学に行くのか

こんにちは、なつです!9月末からロンドンにやってきました。その目的は....長期留学です!!!

私は高校まで田舎の日本的な家庭に育ち、学校教育機関の中でしか英語を学んでいない純ジャパです💦なので、語学力には不安があります。それでも長期の語学メインの留学に行くには、大きく分けて3つの目的があります。

①「移民」として生活する経験を得るため②現地で使われている「ことば」を体感するため③「自分」を確立するため です。

留学を決める人の多くは「視野を広げるため」「○語を話せるようになるため」などという目的をあげています。正直なところ、留学が決定した時の自分も、このようなありきたりな目的でしか留学を動機づけることができませんでした。だからトビタテの奨学金の応募もできなかったですし、高い志をもった留学決定者が集う学生団体の選考にも落ちてしまいました。その悔しさから、もっと留学に行くことについて熟考しなければならないと思い、色々考えて上記に至りました。

①「移民」として生活する経験を得るためは、日本に住んでいては体験できないことです。ネットが発展した現代では、日本にいても頑張り次第で語学の習得はなんとでもなります。しかし、移民というマイノリティになって生活することは日本人の自分にとっては、日本から離れないとできません。入管法の改正によって東京だけでなく地方でも外国人を見かける機会が圧倒的に増えました。多くの日本人は「○○人は怖い」とか「外国人の店員は嫌だ」という偏見を持っています。しかし他の国に行けば、違う国籍の人と生活するのは当たり前で尊重するのが当たり前になりつつあります。さらに彼らは、日本人の力だけではできないような仕事を一生懸命頑張っています。彼らも私たちと同じように日本を動かしている一員なのです。日本で増えつつある今、外国人に寄り添わなければいけないのです。そのためには、移民を「自分事化」しないとちゃんとした理解ができません。だから、長期留学の機会を使って日本で頑張ろうとしている彼らに寄り添うための経験をしようと思うのです。

②現地で使われている「ことば」を体感するためは、単なる語学習得ではありません。私たち人間は言葉を使って他者とコミュニケーションをとってい生きています。その「ことば」は教科書や文法書に載っているものだけではありません。少々社会学的な書きかたになってしまいますが、言葉はあるコミュニティに共存する人々が使用することで、生成され変化していく永遠に未完成なツールです。これは現地のコミュニティで生活するしか体感できませんし、現地の人々の考え方を知るための武器なのです。私は大学進学で上京し、今まで自分が話していた日本語と東京で生まれ育ったエリートが使う日本語のギャップに驚くことが少なくありませんでした。次は、日本で自分のことばを比較して考えるのではなく他の国でことばを比較して考えるのです。

③「自分」を確立するため これが一番の目的かもしれません。自分で言うのも複雑ですが、自分は日本において経済的にも学歴的にも、比較的恵まれていました。だからこそ、自分の地位に甘んじている自分がいました。自分としてではなく「○○大学の学生」として、「○○の団体の一員」としてでしかアイデンティティがない状態でした。しかし、留学したらそうはいきません。誰も自分のことを知らない場所で、母語が違う場所で、経済的にもリスクがある場所で「自分」として生きていかなければなりません。私という人間だからできることをする経験として「留学」があるのではと思います。

これらの目的を胸に、10か月間自分だけにしかできない留学を思う存分楽しんでいこうと思います!少しずつですが、noteで発信していこうと思うので読んでいただけたら幸いです。読んでくださったみなさん、ありがとうございました。頑張ります!!



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