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キャリアの点をつなぐ意味を見つける1年

2018年の夏、久しぶりに高校の友人に会った。
なぜ会うことになったのかという詳細は覚えていない。

新卒で入社した大阪の化学メーカーは、インフラ系ということもあり、The 日本企業という雰囲気だったが、若いうちから経営企画や新卒採用担当を経験させてもらった。

また、新しいことをガーッと調べれば、特定分野については社内で発言することもでき、実践できるなど懐の深さを感じる、良い会社だった。

ただ、死ぬまでこの会社で働くというつもりにはなれなかった。

というか、これだけたくさんの会社があるのに、1社だけしか経験できないことはもったいないなと感じていた。


入社2年目ぐらいからWantedlyで転職活動を開始した。就活で一番行きたい会社に進んでいても結局同じだったと思う。

くまもん生みの親である水野学さんの会社や仮想通貨で話題になった会社など、おもしろそうだなと思った会社を受けていた。

転職活動を通じて、面接をしたり、職務経歴書を作成したりすることは、いまの会社で働き続けるにしても重要なことだと感じた。


今まで何をやってきたのか、そのときにどう思ったのかなど、思考やスキルの棚卸しができ、たとえ転職しないとしてもメリットはある。

転職を考えていない人でも職務経歴書を作成することをオススメしたい。

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さて、冒頭に登場した高校の友人だ。

彼は人材系の会社を起業していたので、2018年夏に会ってから、ポツポツと良い会社があれば連絡をくれるようになった。

そのうちの1つが、19年5月末まで働いていた会社だ。


在籍8ヶ月を人によっては短すぎると思うかもしれない。でも、この8ヶ月を過ごした人生と過ごさなかった人生では大きな違いがあると感じている。


化学メーカーで勤務していたとき、いわゆる意識高い系の社会人だった。自分で何かを成し遂げたこともないのに、ビジネス本やセミナー・講演会に参加し、実践の伴わない頭でっかちな社会人だった。

NewsPicksが取り上げるような、次世代の若きリーダーに憧れ、転職をするなら、同規模の会社ではなく、思いっきってスタートアップやベンチャーで働きたいと思っていた。



この曖昧な気持ちがよくなかった。



実際、スタートアップやベンチャーで勤務している人は、わたしのようなファッションな気持ちで働いていない。

その世界や社会を実現したくて、そのために昼夜を問わず働いている。

いや、働いているという感覚はないのかもしれない。


そこまで強い想いがなかった。


週7日仕事をしていて、土日や休みなんて関係なく、公私混同したシームレスな生活に憧れているだけだと気づいた。

週5日働いて、土日の休みは仕事から少し離れて、平日とは異なるインプットや経験をしたい、その経験やインプットが図らずとも週5日の仕事に活きれば良い。

そんな生活がしたいんだなと気づいた。


いまのわたしに、人生を懸けてまで実現したいことは(まだ)ない。ただ、仮に実現したい世界や社会があったとき、スタートアップでの経験は大いにプラスに働くと思う。


創業者の期待する働きはできていなかったが、わたしとしてはかけがえのない大切な期間となりました。

とても感謝しています。

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2014年の新卒入社から、東証一部上場のいわゆる大企業、スタートアップ、外資系企業にて、幅広い職種を経験させてもらってきた。

2020年はスキルを深堀りしていき、点のキャリアを線としてつなげていく意味を見つける1年にしよう。

※読んでみて良かったなと思ったときはこちらから(続きはありません)

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