鈍色をした実弾でいよう 胴体をそっと貫くように 窓を擦った指から捨てよう 外の街々を見ないように 離れ過ぎた距離感でいよう 朗報がそっと届くように 抱え過ぎた幸せを売ろう 出来るだけずっと溢れぬように 誰にも頷かなくていい 誰にも頷かなくていいのにね 名前も無い奴を忘れよう もう回想もしないように 謳い過ぎた唄から捨てよう 出来るだけずっと戦えるように 眩しそうに曇る二月の 短さを埋めてはやれないが 俺はとうに籠を巣立つ鳥 そんな凄かないが 誰にも頷かなくてい
2人の今日は誰かにとっての昨日で 少しだけ鈍間になった気分 黒い海を白む夜が鮮やかな青に染める 潮水が傷口に触れること無く 感傷が水に溶けてく 毎日の不平や不満を お前も此処に置いていけよ 美しかったあの日々さえも 流るる時が記憶にしてしまったの そうやってまた風化していくんだと思うともう 苦しくなった あの日のようにこの景色さえ傷付ける気がしたから 教えて何故こんなに 生きるとは悲しいのか she お前はこの世で1番愛おしい 今の僕にとっては sea お前はこの世で1
育ったのはど田舎。なんにもなくて、ささやかなローカルコンビニと小さなファミレス、ゲームセンターしかない。米屋さんの前でお菓子を食べるのが小学生の唯一の集会だった。 その町はゆっくりと、ゆっくりと、スローモーションに時間が経つ、歩幅も、建物も、人間関係も。だからか10代の頃は、「変わらないもの」ばかりに目がいって、なんにも変わらない町や人が大嫌いだった。 東京にでてきたら、思いの外「変わるもの」ばかりに目がいって、逆に自分も「何か変わらなきゃ」という気持ちに迫られる。 そんな東
好きな季節は、春と夏の間とか、夏と秋の間とか、秋の冬の間とか、いつも間の季節。 しいて好きな季節をあげるなら、お伽話が綺麗な七月かな。 やっと2020年だと思ったら、いつの間にか8月になってしまって、長かった梅雨も明けた。 七月は好きだけど、梅雨は嫌い。 髪の毛はパヤパヤするし、マスクの中は湿気で肌荒れするし、寝起きも悪いし、眠りも浅い。 お洋服のいい匂いも雨にやられちゃうし、いいことないもの。