nan ami

ただの時間。中古のPENTAXでフィルム撮ってます。 nathumeg account…

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ただの時間。中古のPENTAXでフィルム撮ってます。 nathumeg account...film and text gallery....

最近の記事

    • 二月の中に

      鈍色をした実弾でいよう 胴体をそっと貫くように 窓を擦った指から捨てよう 外の街々を見ないように 離れ過ぎた距離感でいよう 朗報がそっと届くように 抱え過ぎた幸せを売ろう 出来るだけずっと溢れぬように 誰にも頷かなくていい 誰にも頷かなくていいのにね 名前も無い奴を忘れよう もう回想もしないように 謳い過ぎた唄から捨てよう 出来るだけずっと戦えるように 眩しそうに曇る二月の 短さを埋めてはやれないが 俺はとうに籠を巣立つ鳥 そんな凄かないが 誰にも頷かなくてい

      • Ivy

        2人の今日は誰かにとっての昨日で 少しだけ鈍間になった気分 黒い海を白む夜が鮮やかな青に染める 潮水が傷口に触れること無く 感傷が水に溶けてく 毎日の不平や不満を お前も此処に置いていけよ 美しかったあの日々さえも 流るる時が記憶にしてしまったの そうやってまた風化していくんだと思うともう 苦しくなった あの日のようにこの景色さえ傷付ける気がしたから 教えて何故こんなに 生きるとは悲しいのか she お前はこの世で1番愛おしい 今の僕にとっては sea お前はこの世で1

        • 変わらない

          育ったのはど田舎。なんにもなくて、ささやかなローカルコンビニと小さなファミレス、ゲームセンターしかない。米屋さんの前でお菓子を食べるのが小学生の唯一の集会だった。 その町はゆっくりと、ゆっくりと、スローモーションに時間が経つ、歩幅も、建物も、人間関係も。だからか10代の頃は、「変わらないもの」ばかりに目がいって、なんにも変わらない町や人が大嫌いだった。 東京にでてきたら、思いの外「変わるもの」ばかりに目がいって、逆に自分も「何か変わらなきゃ」という気持ちに迫られる。 そんな東